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不朽の名作(本)
森鴎外や太宰治など、今でも名作と謳われる小説を書いた人物とものすごい知名度を有してる人たちとその本があるわけですが、 最近出版された本(国内、国外問わず)で、彼らの本のように今後何十年後もずっと名作だと語り継がれると思われるものはどれだけあると思いますか? また、それは誰の何という本ですか?
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森鴎外を読んでみると、本当に素晴らしい小説は数少ないことに気づきます。当時は小説の数が現代とは桁違いに少ないですから、教養人がそれなりにまともな小説を多数書けば「文豪」と言われたのではないかと疑いたくなります。 昨今では書籍は星の数ほどあり、「世界の中心で…」などの一部のヒット作を除き誰もが読む本というものも減ってきたので、「誰もが認める名作」という位置づけも変わってくると思います。 前置きはさておき、戦後では ・川端康成 ・三島由紀夫 ・手塚治虫(漫画ですが) は実際に読んでみてやはり第一級の作家だと思います。次いで井上靖、遠藤周作、司馬遼太郎、阿部公房、石ノ森章太郎、藤子不二夫(また漫画で恐縮ですが)あたりでしょうか。 文豪のイメージとは程遠い存在ですが、よしもとばなな、鷺沢めぐむも若い世代の中では筆力が抜きん出ているように思います。
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全然最近ではないし希望ですが、司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」とか、 吉川英治さんの「三国志」はそうであって欲しいです。 開高 健さんの本もいいかな。 最近は、あまり読んでいないから、わからないですね・・・・ 漫画はありそうな気がします。アニメも。
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私は読んだことがないのですが、確かに到る所でその本の名前は聞きますね。 ありがとうございました。
- harepanda
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最近出版された・・・と言ってよいのか分かりませんが、数年前に亡くなった故安部公房の本は、後世まで残るでしょう。私は、大江健三郎よりも安部公房のほうが、格が上だと思っています。大江健三郎自身が、安部が長生きしていれば、ノーベル賞を取ったであろうと言ってますしね。(つーか、わたしは大江健三郎を評価してません) 「砂の女」と「他人の顔」は外国語版で読んだ記憶があります。安部の文体は、非常に論理的・数学的なので、外国語訳しやすく、人類の共有財産としての価値が分かり易いのです。(これが川端康成だったりすると、「国境のトンネルを越えると、そこは雪国だった。夜の底が白くなった。」とか出てきて、「夜の底が白くなっただとぉ?こんなの、どう訳せばいいんだ?」という騒ぎになるのですが) 私のお気に入りは、「方舟さくら丸」。核戦争の脅威が現実のものだった時代の作品なので、核シェルターの話などしており、今から読むとちょっと違った感傷にひたれるかもしれませんが、とにかく、すごい作品です。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%83%A8%E5%85%AC%E6%88%BF
お礼
日本独特の表現は外国では理解されにくいでしょうからね、日本人だから理解出来る、共感出来るものというものもあるんでしょうね。 多くの人が理解でき、共感できるに越したことはないんでしょうが、そのせいで日本独特の表現方法というものに多くの作家が忌避を覚えるようにはなってほしくはありませんね。。 ありがとうございました。
お礼
>>教養人がそれなりにまともな小説を多数書けば「文豪」と言われたのではないかと疑いたくなります。 私もそういったことを考えたことがあります。 後世まで語り継がれているのは、本自身のモノではなく、その作家というブランドのおかげなんじゃないかなぁとか。 ありがとうございました。