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ボリュームペダルについて
ボリュームペダルの購入を検討しているのですが、ハイインピーダンス型とローインピーダンス型のどちらを買えば良いのでしょうか。 ボリュームペダルはエフェクターの後に繋ぎます。あとEMGのピックアップを使用しています。 この場合ローインピーダンス型が良いのでしょうか。
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私自身はギタリストではないので、経験上の参考意見ということで… 最終的にはギターアンプとの相性…という逃げ口上になってしまうのですが、私がPA現場で経験した限りでは、どちらかというとハイインピーダンス型の方が結果が良かったと感じています。 一般論として、ローインピーダンスの方が信号伝達ロスが少なく音質がよいと思われがちで、その理屈自体は誤りとは言えないですが、実際に機器の結線を考えた場合、インピーダンスの数値だけでなく、信号強度も念頭に置く必要があります。 実際のところ、前段の機器がいくらローインピーダンスでも、信号電力が小さい場合は、後段の機器はある程度ハイインピーダンスで受けてやらないと、十分なレベルで信号が伝わらないということは、実務では良く発生します。 確かに、アクティブピックアップでは、インピーダンスの数値だけ見ると、いわゆる「Lineレベル」と同等の数値の場合も有りますが、電池消費を押さえるために電力レベルはあまり大きく取っていないものが多いと思います(私の思い込みですが)。でも、アンプのインプットは、LowとかActiveの端子を持っていたとしても、一般的な機器のLine-inよりは高めのインピーダンスで、信号電力は低くても電圧伝送が十分なら問題ないわけです。 もう少し言えば、信号をローインピーダンスで受けると、単純には信号の電圧は下がります。出力側のインピーダンスと入力側のインピーダンスで、信号が分圧されるからです。この時、この分の電圧降下がそのまま信号レベルの低下になってしまう構成の機器(ギターアンプのINPUTは、基本的にはこの構成)の場合は、入力側のインピーダンスはある程度高い値として、電圧降下を極力抑えた方が良い信号伝送ができる…ということになります。 そして、アクティブピックアップにしてもエフェクターにしても、最後はある程度インピーダンスの高いギターアンプに繋がることを想定した設計になっている場合が多いはず(例外は有ると思いますが)なので、パッシブタイプのボリュームペダル(といっても、ギター用のアクティブタイプのボリュームペダルが有るのかどうか知りません。パッシブしか見たこと無いので…)であれば、私の経験では、ハイインピーダンス型の方が相性が良い場合が多いです。 シンセ等の、完全にLineレベルのOUT端子に繋ぐ分には、電力的にも十二分に余裕があるので、入出力のインピーダンスを合わせた方が音質的に有利という、教科書どおりの結果が出ます。こういう場合は、ローインピーダンス型のペダルの方が適しています。 なお、こういうこと書くと、「マイクなんか、ギターピックアップよりも信号強度が低いのにローインピーダンス受けじゃないか。その考えはおかしい。」なんてことをよく言われるんですが、特にバランス受けのマイクでは、ヘッドアンプの構成がギターアンプとは抜本的に違うので、一緒くたに考えるのはちょっと問題有りなんですけどね。 ただ、「最近のEMGなら、そのままアンプのLine-INに繋いでも問題ないくらいパワーがあるぞ」といった情報があるなら、ローインピーダンス型でも楽勝でしょう。私は知識か古いので、そこのところは自信無しです。 でも、ピックアップがそれだけハイパワーだとしても、間にエフェクターが入るようですから、エフェクターの出力が「対ギターアンプ用」だったら、やはりハイインピーダンス型の方が良いんじゃないかと思います。要は、ペダルの寸前に繋がる機器のインピーダンスと出力レベルが肝心です。
その他の回答 (1)
EMGのピックアップの出力インピーダンスは10kΩが多かったので電気的な意味からはローインピーダンスのペダルの方がマッチングがいいのですが、ギタープレーヤーが使うボリュームペダルとして考えるとペダルによる音の変化・操作感・製品の質感・コストなどが自分にマッチするかどうかを重要視する(=総合的に気に入ったものを選ぶ)方がいいのではないかと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 それほどシビアなものでもないという感じなのですね。 参考になりました。
お礼
回答ありがとうございます。 実務上のお話大変参考になりました。 現実は、理論上○○じゃなきゃ絶対ダメ・・とか、商品説明の通りという事でもないんですね。 最終的には色々テストして決めようと思います。