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筋肉が発揮できるパワーについて
こんにちわ(^-^)スポーツが趣味の高校生です♪ ふと、気になったことがあるので投稿します 身長170cm・速筋、遅筋比率5:5の男子が2人いるとします。 Aさんは体重が65kgで除脂肪体重が60kg Bさんは体重が70kgで除脂肪体重が60kg ここで疑問です。 パンチ力は体重があるBさんが高得点を出しそうですが、もっと単純なパワー。例えば握力などは、握り方、力のかけかたの上手、下手なしで単純に測る場合は2人に差はでるのでしょうか? 筋重量が同じならば差は開かないのでしょうか? それと、全身筋トレで筋肉を1kg増加させ、その筋をうまくつかえるようになれば握力はどのぐらい上がりますか? また、速筋、遅筋比率が7:5ぐらいのスプリンタータイプと、比率が4:6ぐらいの持久力タイプでは同じようにトレーニングし、お互いに速筋を1kgデカくした場合、同じ増加量でもスプリンタータイプの方が握力の伸び率は大きいのでしょうか? 以上です。なかなか調べようにも難しい問題なのでお聞きしたいです。 知っている方はどうぞよろしくお願いします。 以前、世界陸上の裏番組のようなもので最速スプリンターのタイソン・ゲイ選手と投擲の体重100kgオーバーの巨漢が握力を測っており、ゲイ選手は62。投擲選手は70ぐらいと、その辺の力ある高校生と大差がないのが気になりました。 握力=速筋や瞬発力。だと思っていたので、それらの力は世界に誇る両選手がいい結果を出せないのが不思議だったので投稿させていただきました。 両選手が握力の握り方などが下手でした。ということなら納得なのですが、もしかしたら握力は速筋だけでは推し量れないのかな?などとも思ってしまいます。 話がそれてしまいました(^-^;)ご回答のほど、お暇な時にでもよろしくお願いいたします
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jamp16 さん、こんにちわ。 1、筋出力は筋断面積によります。体脂肪は関係ありません。 2、そのため同じ体重であれば身長が低いほどそれぞれの部位で筋断面積が増えるので筋出力は上がります。 3、質問には無いですが、身長が高いとそれぞれの筋細胞が長くなるので、収縮スピードが速くなります。 4、筋割合に関しての推定ですが、握力は発生に時間がかかるので両方の質の筋肉が動員されるでしょう。そのため単純に両方のタイプの筋肉の断面積の合計がどちらが多いかでしょう。下記サイズの原理参照。 5、筋トレして1kg体重が増えるとすると、その部位がどこに付いたかの差で握力が変わるでしょう。 速筋と遅筋の力の発生についてです。 A, 通常「サイズの原理」が働くのでどんなときも出力は遅筋から動員され、不足している分に徐々に速筋が動員される和(合計)の関係です。握力もこの方式です。 B, それがつま先をカッと石にぶつけて「おっとっとっ」と転ぶのを防止する為の急な動きは最初から速筋が動員されます。このように身の安全を守るときなどはサイズの原理は無視されます。 C, ダッシュのような連続した運動の場合は、その二つの筋のタイプの動員率の変化に対するエビデンスは知りません。 想定するに最初の一歩めはAの発動方式、徐々にBに移るのでしょうか。 D, 動作当たりの加速時間という考え方もあり、最短で0.03秒程度と言われます。これはバレーボールのジャンプなどでもそのジャンプ動作に掛かる間の時間という意味です。 100m 走で考えると、通常48歩、各0.03秒で1.44秒の加速時間です。平均するともうすこし長いのだと思います。 E, あまりに短時間の加速ですと遅筋が動員されていても出力が間に合わないで、動員されても合計されないのかもしれません。この辺りの感覚は、普通の遅筋/速筋理論(速い動きには根拠無く速筋が使われると思われている)とは離れているように思いますが、解明もされていないように思います。 ATPの反応時間で考えると、遅筋のミトコンドリア反応ですとエネルギーが出力されるまで数秒かかるので、間に合わないと言えます。 握力の傾向について 投擲、スプリンターのような人たちですと、末端は細い程慣性モーメントが減る為に良いです。手首と足首の直径は比例傾向にあると思われます。 スプリンターの場合には腱反射の出力(プライオメトリクス)ですから、ふくらはぎの筋出力の関与は低いのかもしれません。そうなると握力も関与が低いように思えます。 通常、握力は体重比100%未満です。鍛えても150%はあまりいないでしょう。知り合いのフリークライマー、ギタリスト、ベーシストは体重比握力が大きいように感じます。 また、握力は椎骨や大腿骨関節のアライメントのずれの影響でかなり弱くなります。
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- nibosityan
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体全体の筋肉量が同じだとしても、人によっては脚に多く付いている人、腕に多く付いている人など、その人の、良く使う所に筋肉が多く付いていると考えるのが普通ではないですか? たとえば良く握力を使うスポーツ(柔道とか)の選手の方が握力は強いかもしれませんね。柔道選手なんかはどちらかというと遅筋タイプだと思いますが、筋肉を多く使っている分、握力は強いと思います。
お礼
nibosityan様、こんにちは(^-^) トレーニングでつけるという前に、普段から握力を要する選手のほうが強くなると言われてみれば納得です。 遅筋タイプでも柔道選手なら握力は確かに強そうですね^-^ 早くにお返事いただけたのにお礼が遅くなってしまい申し訳ないです(^-^; ご回答ありがとうございました☆
補足
hisajpさん、こんにちは。お礼が遅れてしまい申し訳ありません(^-^;)初めて知ることができたことばかりなので『お礼』欄のスペースでは足りなさそうなので『補足』欄に書き込ませていただきましたが、疑問はすべて解決していただけたので『お礼』として書きます。 >筋出力は同体重なら身長低い方が上、筋収縮は長身の方が速くなる。 これは初耳でした。スポーツ生理学の講座のようで楽しくなります。伸長マシーンで背を伸ばしましょうかねぇ 笑 >握力は両方の筋が動員される これもすごい! 握力=瞬発=速筋だと思っていました(^-^;)こうして専門的に教えていただけると、投稿してよかったと思います。 筋がついた場所で握力はかわる。というのもいろいろと不思議ですね^-^ 脂肪は部分痩せは難しそうなのに、筋は部分肥大できるなんて身体は面白いです。 A、B、C、D、Eについては、もはや専門家ならではの回答ですね、恐れ入ります(^-^;) >「サイズの原理」により遅筋から動員される なるほど~!サイズの原理を握力に当てはめるのですね。ちなみにBについてはサイズの原理無視というのも初めて知りました。ん~勉強になります(^-^\) >ATP反応で考えると、ミトコンドリア反応が間に合わないようにも思います。 ATP・・。ミトコンドリア・・。その反応・・。こういう単語や機能を勉強しておいてよかったです☆せっかくのご回答を少しも余さず吸収したいですからね(^-^) >握力の傾向について 慣性モーメントの受けないのが理想ですが、まさか便利性を追求して知らぬうちに握力に影響を出しているなんて・・。深いですねぇ。 確かに私の知る限り体重あたり150%は居ません。というかhisajpさん知り合いの幅広いですねぇ・・。 >椎骨や大腿骨関節のアライメントのずれの影響でかなり弱くなります。 すごすぎる・・・・。スポーツトレーナーではなく、スポーツトレーナー+生理学者+医師では? 大腿骨関節のアライメントに多少のずれがあるのでリハビリします 笑 今回は聞きたいけど、どう書けばいいのかわからず投稿しましたが、その私の頭の片隅にある書けなかった部分のモヤモヤもhisajpさんのご回答に載っていたので、スッキリ解決です。 ご回答ありがとうございました0(^-^)0