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ストラト、3点止め及び4点止めのメリット・デメリットとは?
ラージヘッドのストラトの場合、ネック・ジョイントには3点止めと4点止めがありますが、それぞれメリット・デメリットとは一体何でしょうか? と申しますのも、私が考えておりますところ、(生産者側の)コスト削減以外に音質・音の伝導性・耐久性など全てにおいて、3点止めにメリットがあるとはあまり思えないのです。 ・・・あ、3点止めだとなんかネックの調整できるのは利点ですかね。 私は今3点止めのデベソトラスロッドの物を所有しておりますが、これをイングヴェイのように4点に変更しようか悩んでおります。「4点も3点も変わらないよ」とか「お金に余裕があるなら、4点にしてみたら少しは音はよくなるよ」など、知識・経験の豊富な方はアドバイスして頂けると助かります。 3点止め及び4点止めのメリット・デメリットを教えてください。
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- real_tube
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私の知る範囲では、3点止めは、お書きになられていらっしゃる通り、”生産者側のコスト削減”がその理由だったはずです。 1970年代にCBSの傘下に入ったフェンダー社は、製品の生産コスト削減に迫られ、その1つとしてストラトの3点止めタイプも企画されたものと記憶しております。 しかし、3点止めによって、ネックの固定が不十分になり、力が加わるとネックとボディのセンターがずれてしまうというトラブルが多発したという話も聞いたことがあります。(⇒ボディ側の穴開けの問題や、マイクロティルトとの絡み等、3点止めにしたこと自体が原因でないような気もしますが) そのネックの角度を変える機能である”マイクロティルト”は、あくまでも仕様変更の際のオマケ的に付けられたもののようですが、あまり実用的なものではないので、これも評判は良くないものです。 現在生産されている3点止めモデルは、あくまでも、当時のモデルの再現を図ったものとしてそのように作られているわけですが、上記の”センターずれ”の問題が改善されているかどうかはわかりません。 3点止めを4点止めに変更するということについては、ボディのヒール部の強度の問題から、3点止めの際のセンターのネジ穴を埋める等のことが必要かもしれませんが、マイクロティルトの機能を無くせば、少なくとも理屈的にはボディ/ネック間の振動の伝達は良くなることになるかとは思います。(あくまでも理屈の上での話しですが)
お礼
ご丁寧な回答をして頂きまして、ありがとうございました。たいへん参考になります。