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漢民族を征服するのは無理?
モンゴル(元)や満州族(清)は中国を征服したのに 漢民族に吸収されて、いまの中国に征服のあとは残ってません。 モンゴルは内蒙古・外蒙古に分裂、満州は吸収されてるし、 チベット、雲南、西域なども吸収されてます。 漢民族を征服するのは無理なんでしょうか?
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漢民族とはなんぞや? 人種的な問題ではなく、文化的な集合です。極端に言えば「漢字」を受容するかどうか。 ※ 同じ漢字で表現しても、北京と広州では全然発音が違う。同じ文字を使っていれば同一民族だとなると、アルファベットを使っている ドイツ人 イギリス人 イタリア人って 同一民族じゃん?という考えもありますが。 中原を漢民族1.0とすると、戦国の七雄のうち、秦・楚・斉・燕この辺は異民族。なんだけど いつの間にか漢民族という事になった。 これは 漢民族2.0 です。吸収されたと言うより、バージョンが変わったという感じ。 南北朝を越えて、隋・唐 三国時代の争乱や南北朝の間に、漢民族2.0は漢民族3.0に入れ替わったとも言われています。実際に支配層は鮮卑系です。 中国語自体も、元以降、アルタイ語化しているそうです。 征服が無理なのではなく、漢民族が変化したということになります。
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- komes
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言葉が足らなかったようです。 現在ヨーロッパでは紆余曲折の末白人種が支配しています。 それまでにゴート族、モンゴル族、フン族、トルコ系、など種々の国家が盛衰し、ヨーロッパのかなりの部分を版図に収めましたが長期的に見ますと現在の支配者は白人種に分類されます。 民族をどこで区切るかの問題です。 イスラム教徒がキリスト教徒を吸収したとはなにをさすのでしょうか? 現在ローマ、バチィカンを中心にキリスト教社会は健在ですし、イスラムはスペインを征服しても後に駆逐されました。 オスマン帝国軍もウイーンを攻囲しましたが敗退しています。 現状どちらかといえばキリスト教徒の方がイスラム教徒側より優勢ではないでしょうか。 文明はより高度のものが生き残るだけです。 文明は長いものでは数千年の歴史を有します。
お礼
補足ありがとうございます。よくわかりました。 現在はイスラム教のほうがキリスト教の拡大より優勢だと思います。 特に第三世界での信者の増加は著しいものがあります。 詳しくはイスラム諸国会議などで調べてみてください。
- eroero1919
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いしいひさいち氏のマンガにこんなのがありました。インドの王様のところに「異民族が侵入してきました」と報告がきます。ところがインドの王様少しも驚くことがない。さすが偉大な王様だと家臣が思っていると王様いわく「あと200年もすれば彼らもインド人になる」。
お礼
インドはヒンズー教で地域をたばねてましたが、イスラムの侵入で パキスタン、バングラデッシュに分裂してしまいましたね。 やっぱりインドのコアは宗教でしょう。
- cse_ri2
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歴史を長期的に見ると、文明の低い民族が文明の高い民族の国に侵攻し短期的に占領しても、長期で見ると文明の高い民族に吸収されるということです。 中国に侵攻した周辺の狩猟・牧畜民族が一時的に中国を占領して国を立てても、時間が経ってその国が滅んだときにその民族の形跡が残っていないことがよい事例です。 この場合は、東アジアで一番レベルが高かった中国文明に、侵攻してきた民族が吸収されたとみるべきです。 同様のことは、民族大移動でローマ帝国に侵攻したゲルマン民族にもあてはまります。 この場合、やはり時間がたってその国が滅んだときに、侵攻したゲルマン民族の半分くらいはよくわからなくなりました。 例外は、キリスト教の主流であったローマ・カトリックに改宗して生き残った民族です。具体的にはフランク民族などが該当すると思います。 ローマ・カトリックに改宗したフランク族は、王朝が交代しても国そのものは生き残り、やがてカール大帝の時代に膨張して、大帝の死後は分裂しましたが、後のフランス・ドイツ・イタリアの国の基となりました。 さて、第二次世界大戦における日本と中国のケースですが、どちらが文明度が高かったといえば、これは西洋文明をいち早く取り入れて自国のものとした日本でしょう。 実際、中国から奪い取った戦前の台湾や満州は、かなりのレベルで日本化されていました。 現実問題、中国全てを日本の占領下におくのは日本の国力からして不可能だったと思いますが、もし日本が負けなければ、台湾はもとより満州も相当なレベルで日本化が進んだのではないでしょうか。
お礼
ゲルマン民族はあまり文字記録もないし、本当に歴史の彼方に消えてしまった感がありますね。 戦前の日本は台湾・満州支配ですが、やっぱり中華文明の辺境だから 日本化できたように思えます。中華文明の本場の北京や上海などで 日本化を貫徹させるのは相当な骨でしょう。
- jamiru
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別に中国と言ってもすべての中国人が同じ中国人と抱き合うわけじゃないですが。 だから乱世に、民衆が虐殺されるのはこういうこと。 吸収された分、乱世になれば跳ね返る。 それと、元々世界の覇者はマケドニアとペルシア。 それら以外は全て蛮族ですよ。 イスラム教は日本人によって一部がテロリズム宗教になっちゃいましたね。 ナチの残党も反ユダヤからイスラムに加わったとか何とか。 お陰でイスラム圏では混沌の世界になってしまった。 かつての世界を二分したペルシアが今のイラクですからね。 元世界の覇者たる品格は何処へやら。
お礼
回答ありがとうございます ペルシャは今のイランですよ
- komes
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歴史は時間の流れを無視して論ずることはできません。 貴方の論法でいうなら、白人種のヨーロッパ征服で全ては白人種に吸収されて白人種を征服するのは無理ということになります。 偉大なローマ帝国も結局征服されて吸収されたわけですし。 白人種をキリスト教徒に読み替えても同様です。 歴史はそのような短期間で見るものではありませんし、この先なにが起こるかは神のみぞ知るです。
お礼
白人種云々のくだりは意味がよくわからなかったのですが 歴史を長期的に見た場合、キリスト教徒はイスラム教徒に吸収されてますよね?その逆はあまりないように思えます。
飲み込まれるのではないかな。 満州もそもそもは中国ではなく、満州人の国ですけど、いつの間にか中国になってしまっています。 先の大戦で万一日本が勝った場合ですけど、100年程度で中国に飲み込まれ、日本人は中国の少数民族の1つとされ、日本列島は中国固有の領土となって併呑され、日本の歴史も文化も全て中国の地方文化と化し、日本というものは歴史から消え去ったのではないかな。
お礼
回答ありがとうございます 質問は特に日本が中国を征服するということではないんですが、 仮に日本が15年戦争で勝ってても長期的には中国に吸収されてたでしょうね。大いにありそうな話です。
お礼
回答ありがとうございます。 どうも私の中国に対する見方が荒っぽいためにこういう疑問になってしまったと思います。 中国語自体も北京語と広東語じゃまったく違うみたいですし、 歴史を見ても五胡十六国なども五胡で外人だらけのはずですしね。