建築士の分野の分け方

質問

こんにちは。
建築を勉強しています。
建築士会のページを見て少しわからないことがあったので、教えて下さい。
http://www.kenchikushikai.or.jp/senko/leaf2006/leaf2006.html

上記のページに、専攻建築士が載っていますが、どの事務所にわかれますでしょうか。組織事務所、ゼネコン、土木分野なしの、単独（アトリエ）事務所で教えて頂きたいです。私の予想です。↓

設計＝意匠事務所
構造＝構造事務所
環境設備＝設備事務所
生産＝工務店
棟梁＝工務店
法令＝意匠事務所
まちづくり＝意匠事務所
建築教育＝←これは別にいいです

また、法令（建築確認の書類を扱ったり、住宅性能表示の検査。住宅紛争などの相談。）や、耐震診断はそれだけを専門にやっている事務所とかはあるのでしょうか。もしなければ、この2つは他の仕事と兼任できるくらい、仕事の量が少ないのでしょうか。なぜ兼任できるのか教えて下さい。

よろしくお願いいたします。

回答No.2

chikugouno · ベストアンサー

ANo.1のchikugounoです。院生で小規模事務所に就職を希望されておられる由。中小設計事務所の情報を追加します。
私が嘗て設計事務所を自営14年の後、地元の県一の事務所に設計部長５年・監理部長２年の立場で勤務しました。都市計画：2名、建築意匠：15名、建築構造：4名、建築設備：4名、建築監理：4名、事務・営業：3名で30余人の陣容でした。全て、基本計画から実施設計図まで書き上げていました。
建築積算・透視図などは外注していました。
そこに７年間在籍し、大学教員へ転職前８ヶ月ほど、中央大手設計事務所の九州事務所に勤務しました。所長以下、７～８名の陣容でした。業務の内訳は、営業（所長を含み）：2名、建築意匠：4名、建築構造：1名、建築設備：2名、監理：意匠設計担当者が見る、との陣容でした。猶、意匠・構造・設備の業務は基本計画だけで詳細設計は外注していました。その外注先は、２～３名の個人事務所でした。
近年、大手設計事務所では院卒でないと採用しない傾向が強くなりました。
然し、御質問者はアトリエ的小事務所を希望されておられるようですが、院生であれば、どこへでも行けます。
消極的にならずに、大手設計事務所を志望し、そこで経験を積まれ、やがて独立してアトリエを構えるなど、如何ですか。

お礼

再びありがとうございます。
色々な職場を経験されてのアドバイス、とても参考になります。(^-^)

＞中央大手設計事務所の九州事務所に勤務しました。
10人以下の事務所でも（支店だということもありますが。）、それだけの分野がこなせるんですね。すごいです！！！意匠4人当たりに構造1人ですね。

私は芸大の院ですが、来年構造の院に入りなおします。卒業が遅れるので、大手や中堅の新卒は無理なんです。募集要項に「198○年生まれまで」となっているはずです。たぶん、社会人入試で院に入られた方や、浪人、留年を繰り返している（3年以上）人は新卒扱いにはならないそうです。

また大手は政治家とつながっているイメージなんです。お金の匂いがするのです。やっぱり悪いこともしていて、中からはそういうのは止められないと思うんです。私も同じようにやると思うんです。（すみません。）でも悪い人ばかりが大手に進むってことはないですし、よしも悪しもどこも変わらないのでしょうか。

とにかく私は年齢的に大手は入れませんので、入れる内でそこそこ大きいところへも視野を広げてもいいかと考え直しました。そうですね。頭の中だけで考えずに、会社訪問などしてみようと思います。ありがとうございます。

回答No.1

chikugouno

大学の建築学科に在学中ですか。
私は大卒後、大手ゼネコン・設計事務所（自営と勤務）・大学教員と転職して定年となりまして、夫々の業務内容と社員採用などについて経験がありますので、御質問の趣旨と逸れる場合もあると思いますが、一言。
先ず、設計事務所（中堅から大手）の業務は、都市計画部門（地区計画なども含み）・建築部門（意匠・構造・設備・造園等土木まで・工事監理）と二大別されます。
その中の専門分野に特化して、
1.都市計画のみを業務とするコンサルタント（土木系の学科卒の社員が多い）。
2.建築意匠のみの個人事務所。木造建築物の構造計画は自前（建築構造は構造事務所に依頼）。
3.建築構造のみの個人事務所（個人の場合もありますが、構造事務所として運営している事務所もあります。意匠計画は外部委託）。
4.建築設備（電気・給排水・空調・防災）のみを業務としての設備事務所。
5.造園設計を手掛ける環境設計事務所などなどがあります。
ゼネコンに関しては、スーパーゼネコンでは設計部門を社内に持っていて、其の規模は大手設計事務所に匹敵します。勿論、施工部門については建築・道路・港湾・ダム・原子力発電等何でもの観があります。
中小ゼネコンでは、建築意匠部門（営業面でも必要）だけを維持して、他の関連部門は外注している場合が多いと思います。
その他、建築偽装問題で有名になった建築物の確認申請等の承認業務を扱う新しい事務所もあります。
大学の建築学科を卒業して、以上挙げました何れの分野にも就職出来るかと申しますと、現状の学生の一般的知識と能力では無理と門戸を閉ざしているのが、大手設計事務所とゼネコンの設計部門です。大学院卒の学歴を求められます。
以上、御参考までに。

お礼

こんにちは。ありがとうございます。
芸大の建築院生です。初歩的な質問で申し訳ありません。

私はゼネコン、組織事務所肌ではないので、10人くらいの小さな事務所に就職を考えています。「神様がいただく分だけ」が私のモットーです。私は意志が弱いので、大人数の中では働けません。

各分野の内容を詳しく教えていただきまして、ありがとうございます。
漠然としかわかっていなかったで、勉強になりました。特に中堅ゼネコンが意匠以外を外注している場合が多いことを知りませんでした。スーゼネの小規模版か、施行以外を外注していると思っていました。違ったんですね。色々勉強になりました。私に回答していただきまして、ありがとうございます。