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バイオディーゼル燃料を使うときの注意点
ディーゼル車にのっております。トヨタの3000CCターボ車です。 バイオディーゼル燃料を使ってみたいと思いますが、噴射ポンプが壊れたりすることもあると噂を聞きました。 燃料を使用するときの注意点などありましたら教えてください。
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バイオディーゼルは地球温暖化防止に貢献し、なるべく普及して欲しいとおもいますが、個人的には今のところバイオディーゼルはあまり使わない方がいいと思います。最近、トヨタの専門家の話を聞く機会がありましたが、その人もあまり肯定的ではありませんでした。どうしても使いたいなら、今年改定された品確法の強制規格に準拠していることを十分確認して、購入することをお勧めします。 最近、バイオガソリンが売り出されて、バイオ燃料ブームになっていますが、バイオガソリンは自動車会社が使用時の影響を十分確認していますし、大手石油会社が品質に責任を持っています。 一方、バイオディーゼルは様々な物質の混合物であり、品質管理が難しい燃料です。原料も欧州ではナタネ油やヒマワリ油のバージンオイルを使っているのに対し、日本では廃食用油を使うので、原料品質が安定していません。製造しているのも中小メーカーが多く、ちゃんとやっているところも、もちろんあると思いますが、技術力の低いところもあるのではないでしょうか。すくなくとも車にとって普通の軽油より好ましいということはありません。 注意点として バイオディーゼルは酸化安定度が低いので、長期に保存しないこと。 うまく精製されていないとグリセリンやスラッジが析出して燃料系を詰まらせる恐れがあること。(燃料噴射ポンプが壊れたというのはこれだと思います。) 低温流動性が低いので、冬期には始動できない恐れがあること。 軽油引取税の対象となりますので、ちゃんと納税されていること なお、品確法では軽油に添加するバイオディーゼルは5%以下となっていますが、100%バイオディーゼルなら軽油引取税がかからないので、100%バイオディーゼルを販売する業者もあるかもしれません。ただし、これは法律上の品質が保証されていないので、自動車が故障しても自動車会社は保証してくれないと思います。(欧州でも以前は100%バイオディーゼルがありましたが、現在はEU規格で添加量が制限されています) バイオディーゼルを購入するときは、業者に品確法上の強制規格に合格しているのか確認し、分析結果を見せてもらうことをお勧めします。「そんなもん、ね~よ。」という業者は要注意です。
お礼
cat-food様 ご回答いただきまして、ありがとうございます。わかりやすく納得が出来ました。 自動車メーカーがディーゼルエンジン搭載車の販売を予定しているニュースを良く耳にします。そのころにはもっとBDFも使いやすくなっていることを期待したいと思います。 bobitti