日本での外国人留学生・就学生のビザ取得について

質問

今、私の友人の韓国から就学ビザで来日した女の子が、悩んでいます。現在通っている日本語学校を途中で退学して、いったん韓国に戻り、勉学に専念して日本留学生試験を受験し、再び日本に来日して、日本の大学に進学したいとの希望を持っています。しかし、日本語学校を途中で退学してしまうと、その記録が入国管理局に残り、再びビザ（留学ビザ）を取得するのが困難になるのではないかと懸念しています。日本のビザを取得するのは他の国と比べるととても難しいと聞いています。

もし、次回、申請した際にビザが発給されなかった場合、どのような対応をしたらよいでしょうか？彼女は、退学の際に、何か正当な理由で退学した事を証明する書類を、日本語学校に発行してもらった方がよいのでしょうか？

どなたか、少しでもわかる方がいましたら、アドバイスをお願いできないでしょうか？このサイトは日本の方が主に見ていますので、他国のケースでも、参考になる事でしたら、教えてくださるとありがたいです。私は、最近留学生との交流が多いのですが、こういうのは、よくわかりません。よろしくお願い致します。

回答No.3

tnk_tk

留学ビザの取得方法は
http://www.jasso.go.jp/study_j/sgtj.html
のチャプター４にチャートがありますのでご覧になってください。

日本大使館で「留学」ビザを得るためには「在留資格認定証明書」の提出が必要で、これを得るには２通りのやり方があります。
通常（入試から入学までの期間が長い場合）は、（１）入学を許可した大学(や日本在住の代理人）が入国管理局に「代理申請」をして、この学生の認定証明書を取得し、母国にいる学生の元へ送り、それをもって本人が在韓国日本大使館で留学ビザを申請します。もしくは、（２）受験などのために短期滞在ビザで来日中（ただし期限は３ヶ月）に、本人が入管で「短期滞在」⇒「留学」への在留資格変更の手続きを行うこともできます。（以前日本語学校にいたのであれば、おそらくご本人がは手続き方法をご存知のはずです）

在韓国大使館で（１の場合）あるいは日本の入管で（２の場合）、これらの書類を出しても拒否される場合があるのかどうかは、あくまでも大使館の判断なので、わたしは良く知りません。前の回答に書いたように、過去に日本国内で違法行為があったり、充分な経済証明が出せなかったり、入国目的に明らかに疑惑があると判断されれば、当然拒否の対象になるでしょう。ビザが下りなければ、当然、大学に入学を許可されても来日できないので入学は取り消されます。

しかし、過去に日本語学校を中退したことが拒否に繋がる、とお考えになる理由が良くわかりません。入学後に違法就労や修学不十分（留年を繰り返す）で国外退去になった学生は何人も見てきましたが、こうした違法行為を行った経歴のない一般の学生が入国拒否にあうケースはめったにないと思いますが・・・。どうしてもご心配なら、ビザ申請のときに以前の学校の退学証明書（理由を書いた）を持参されて、万が一大使館で退学の理由を聞かれた場合に提出されるといいのでは？病気などが理由であって診断書が提出できるのであれば、もっと安心ですよね。

わが国の入国管理法（拒否の理由など）は以下のサイトにありますので、ご参考まで。
http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/index.html

お礼

詳しくご説明頂きましてありがとうございます。この内容を彼女にも、知らせたところ、本当に喜んでおりました。私は東京在住で、韓国から来日している留学生・就学生との交流があり、いろいろな相談相手になっています。また今後も、この場で、いろいろな質問をさせて頂くかもしれません。どうぞ、よろしくお願い致します。tnk_tk様は、留学エージェントのお仕事をされている方ですか？今までの回答履歴を拝見致しましたが、いろいろな留学関係の疑問に、的確な回答をして頂いており、とても参考になりました。心よりお礼申し上げます。

回答No.2

tnk_tk

＞日本語学校を途中で退学してしまうと、その記録が入国管理局に残り、再びビザ（留学ビザ）を取得するのが困難になるのではないかと懸念しています。＜

以前の滞在中に違法な行為をしたのでなければ（学校の自主中退は違法行為ではありません。金銭的、身体的事情や、単なる家庭の事情で語学学校を中退するということはいくらでもあることです）、マイナスの記録が残るなどということはありませんよ。ただし、日本語学校滞在中に極端に出席が悪かったり、違法就労（制限時間を越えてアルバイトをしたり、風俗関係で働くなど）で摘発されて退学させられた、などという場合は記録として残る可能性がありますが。

＞日本のビザを取得するのは他の国と比べるととても難しいと聞いています。＜

そんなことはないと思います。留学のビザを取るためには、きちんとした教育機関に受け入れられていること、日本で生活するのに充分な経済証明を出すこと、は必要ですが、それはどこの国でも同じことです。政府が「留学生１００万人計画」に取り組みだした今、留学目的で正当に入国しようとする外国人にビザを発給しないことはありえません。

まずは、情報を得るためにこちらのサイトを紹介してあげてください（韓国語あり）。
http://www.jasso.go.jp/study_j/sgtj.html
http://www.studyjapan.go.jp/jp/index.html

日本留学試験で良い点を取って、ちゃんとした大学に入学できるよう頑張ってください。
また、韓国では９月にJASSO主催の「日本留学フェア」が開かれるので、ご本人が直接赴いて大学の資料などをゲット、相談もすることができますよ。
http://www.jasso.go.jp/study_j/2007fair_j.html

お礼

ご回答ありがとうございます。良いサイトを教えて頂きましてありがとうございます。

大変恐縮ですが、教えていただきたい事があります。将来、彼女が、日本留学試験を受験して、日本の大学の入学試験を受験し、大学へ入学する資格を得たとします。そして、その後に、必要書類を持って韓国の日本大使館に留学ビザの取得申請をしにいくのでしょうか？つまり大学合格とビザが発給されるかどうかは、別問題なのでしょうか？

もし、そうだとしたら、大学には合格したがビザが発給されず、入学できないというケースもありうるのでしょうか？

「留学生１００万人計画」を打ち出しているとの事、大変心強く思います。しかし万が一、留学ビザが発給されなかった場合、彼女はその時点で終わってしまうのでしょうか？発給されない理由を求めたり、再審査を求めたりすることは出来ないのでしょうか？

万が一、留学ビザが発給されなかった場合に、再審査を求めることができるとしたら、彼女が今のうちに（今、彼女は日本語学校を退学手続をする直前です。あと数週間で帰国する予定です。）用意しておいたほうがよいもの（例えば、退学証明書や医師の診断書など）が、あれば教えて頂きたいです。

難しい質問かもしれません、申し訳ございません。このような分野はよく分からないので、とんちんかんな質問でしたらゴメンなさい。

回答No.1

acrobot

他国のケースでも・・・ということでしたので参考程度にお答えします。現在、学生ビザでアメリカ留学中です。

語学学校は基本的に成績は関係ないですし、「卒業」という概念もないので、週単位で入学したり止めたりということが可能です。お友達は語学学校を止めて帰国した後、今度は日本の大学に進学したいとのことですから、これは上級の学校に通うということになり、まず問題にはならないと思われます。

もう一度語学学校から・・・ということになると、問題になるケースもあるかもしれませんが、事情があっていったん帰国するというケースは珍しくありませんので、その続きとしてもう一度語学学校から始めるというのは、不可能な話ではないと思います。この時、正当な理由で退学したことを証明する書類があれば、もちろん万全でしょう。

ビザ関係でもっともまずいのは、オーバーステイ＝不法滞在です。不法就労も含まれます。これらは記録に残り、次回のビザが発行されなくなる十分な理由になり得ます。学校を止めるのはそれぞれに事情があるのでまず問題ありませんが、学校を止めても帰国しないでいたりすれば、当然それは法に触れるので問題となります。

お礼

私自身、留学の経験も何もないものですから、ビザがどういうものなのかもよく分かっていません。経験者のアドバイス・ご意見は参考になります。ありがとうございます。