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農業の重要性

(1)日本の食物自給率は40%と、とても自国だけで自給自足できず、輸入に頼ってます。戦争が起きたりして、輸入がストップしてから農業に力を入れても遅いのではないのでしょうか?そんな中、若者の農業離れが進んでいます。この状況について、解決策はないのでしょうか? (2)発展途上国を農業重視で発展させていくことはできるのでしょうか? 農業の重要性を真剣に考えています。皆さんの回答お待ちしております。

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  • tomoyaok
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回答No.6

#4です。 農業プランテーションという言葉を知っていますか。 かつて帝国列強が植民地に対して単一の作物を栽培させたことです。 今から思えば列強のエゴ以外の何者でもありませんが、 植民地経済がそれによって、かつ自助努力ではとうていなしえなかった、 発展を成し遂げているはずです。 ただし、その国を構成している産業のバランスが悪くなったことの 弊害が尾をひいているようです。 dragonashさんのおっしゃっていることを帝国主義的と評したのは よくよく考えれば同じことだからです。 #2さんの意見にもありますが、アフリカ諸国を農業で立国させて、 その後2次産業3次産業が勃興するでしょう。その流れを とめるのでしょうか。共存したいのでしょうか。少なくとも競争になります。 逆に考えて、 アフリカ産自動車が世界を席巻して、日本の主産業は漁業だけに 仮になったとして、アフリカ国家のいけすとしての期待が日本に 集まったときに、収入が今の半分以下に減っても、それがバランスの とれた(アフリカにとっての)関係だから受け入れるのでしょうか? その意味で発展途上国を農業重視で発展させていく、という考え方は 帝国主義的であると評したのです。 私はそれもありだと思います。文化とか伝統とかが一部失われるかも しれませんが、日本が今の位置をキープしたまま、全体の底上げが 少なくとも目先では、見込めるからです。 また、今の日本は外国を自らの畑として使用する代わりに、 外国の工場あるいはサービス拠点として存在しているといえるでしょう。 世界をひとつとして考え、その中で適地適作をしていると考えると なんてすばらしいことでしょうか。 それを、アジア・欧州といった地域ブロック単位か、日本、アメリカと いった国単位か、東京、北海道といった自治体レベルか、うち、隣の 田中さんといった個人レベルか、いずれで行うのが最適と考えるかは 人それぞれですし、時代によっても変わるでしょう。 前半の論に戻せば東京は日本ですし、北海道は発展途上国です。 農業に対する補助金と地方交付税によって今の関係は支えられている面が 多いと思いますが、それと同等のことを国際間でできるのでしょうか。

dragonash
質問者

補足

たしかに帝国主義的だと思います。わたしは「帝国主義」という言葉にあまり良い印象を持っていなかったので、つい悪い方に反応してしまいました。ご了承ください。 わたしは医療系の大学に通っており、途上国の医療支援の話題から、実家が自営で農機具の修理・販売を営んでいるので今回の質問をすることになりました。わたしは兄弟ともに、おやじにあとを継がなくてよいと小さい頃に言われました。じいちゃんの嘆いていることも耳にしました。最近になって、あとを継ぐことに関して少し考えはじめました。継がないと決心したからには、わたしも日本において農業を営んでいくことは楽ではないと考えたからだと思います。 長々とすみません。おっしゃる通り「世界をひとつとして考え、その中で適地適作」ができたら。適材適所で産業を運営できたら。とてもすばらしいことだと思います。世界の人々はひとつになることはできないのでしょうか。皆の幸せを願うことができないのでしょうか。地球の環境問題についてひとりひとりが自分のこととして考えられないのでしょうか。口で言うほど簡単な問題ではないことは分かっています。いつかそんな日が来ることを願って、わたしはこの考えを捨てないでいきたいとおもいます。

その他の回答 (5)

  • KanjistX
  • ベストアンサー率55% (48/86)
回答No.5

再回答したいので補足を要求します。 質問者の方にとって、発展途上国の発展とは何を意味しているでしょうか補足をお願いします。 私は、先進国が歩んできた発展を、発展途上国が追随するというのはいろんな意味(地理的条件、文化の差異、先進国の生産物が所与として存在している等)で考えられないと思っています。 発展途上国の人々が、自国の生産様式に即さない欧米型の食生活やライフスタイルを求めていき、それを発展ととらえるならば、発展途上国が農業重視で発展していくのはなかなか難しいかと思います。 対して、その国なりの幸福追求がもっとマイルドに、保健衛生の充実であったり、教育の普及であったり、日本の近代化以前(~江戸時代)のすぐれた農業技術の導入普及であったりといったことで満たされるならば、持続可能な農業であったり、自然環境を無為に破壊しない発展というものが望めるのではないかと思います。

dragonash
質問者

補足

私の考える発展とは、衛生面の改善であったり、飢餓をなくすこと、教育の普及により、その国の人がより幸福に、より自由な幅の広い思考ができるようになることです。そのために農業により自給自足し、生きていくために必要な最低限の食料を確保することができれば、多少の援助以外は自力で発展できると考えました。 しかし、おっしゃる通り、途上国の人々の考え次第だと思います。わたしはマイルドな考えしか見えていなかったようです。 とても納得のいく回答です。

  • tomoyaok
  • ベストアンサー率40% (79/195)
回答No.4

暴論で回答します。 1)食料自給率は40%でも大丈夫です。国内の食料廃棄率はかなり高くて カロリーだけを考えると、一気に国家統制=配給制をしけば国民が 飢えることはありません。 急に農業を振興させようとしても無理です。技術が継承されていないのが 一番のネックになるでしょう。しかしながら、少子化で国内の人口が 減少します。6000万人くらいになれば現在の農業規模でも十分に やっていけるそうです。 2)いいですね。帝国主義的な考え方。どこかの国を日本の農業的 植民地のようにすることですね。有効でしょうが、即効性と現実性が あまりないように思います。ただし、国内でそれをやればいいでしょう。 北海道に発展途上国の移民を受け入れて農業生産させるのは ひとつの案かもしれません。 若者の農業離れは農業が産業として なりたっていないから(=儲からないから)です。 儲かるという概念は比較の問題なので、日本の若者には魅力がなくても 発展途上国移民には魅力的でしょう。 そうすると、生産力、技術継承、人口問題が一気に解決できるでしょう。 もしくは、 日本人はあまり物の価値をわかっていないように思えます。 高級車を作って海外に輸出して安物の軽自動車に自身は乗ります。 将来、おいしい米を輸出して、薬品まみれの中国農産物を輸入する。 という選択肢も考えられるでしょう シュールでエキセントリックな回答ですが、 以外に真実が入っているかもしれません。

dragonash
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >どこかの国を日本の農業的植民地のようにすることですね。 そういう意味ではなく、途上国の発展を考えてのことです。自然環境を残しつつも発展できないかと考えたからです。

  • hirosi3
  • ベストアンサー率50% (72/143)
回答No.3

●食糧自給率100%は不可能●  農水省のホームページに次のようにあります。「このような私たちの食生活は、国内農地面積(476万ha(平成14年度))とその約2.5倍に相当する1,200万haの海外の農地面積により支えられています。このため、農産物の輸入が行われなくなってしまうような場合には、大幅な食料の不足がひき起こされることとなります。」 つまり、日本が食糧自給率を100%にしようとすると、(1)人口を約3.5分の1にする。約3,700万人。(2)海外に無人の農地を1,200万ha、日本の領土とする。(3)日本農業の生産性を3.5倍に引き上げる。 「食糧自給率を上げよう」とか「鎖国をしよう」とか「日本人は日本で作られた食糧を食べましょう」とか「地産地消を推進しよう」などは非現実的なスローガンなのです。    http://www.kanbou.maff.go.jp/www/anpo/sub13.htm ●食糧輸入が途絶えたら、毎日白米食ばかり●  日本の食料自給率40%。これに不安な人は「日本は、いざという時どーなるの?」と質問する。ではどうなるのか?自分では「こうなるから不安だ」との答えを出さない。そこでどうなるのか考えてみよう。  自給率40%の内訳──米95%(うち主食用100%)、小麦14%、芋類83%、大豆3%、野菜80%、牛肉44%、豚肉51%、鶏肉69%、鶏卵95%、食用魚介類55%、砂糖34%、油脂類13%、飼料自給率25%。   http://www.kanbou.maff.go.jp/www/fbs/dat-fy16/H16sanko-2.pdf  これから予想されること──海外からの食料輸入がストップしたら、安定的に供給されるものは「米」だけ。毎食白米ばかりの食事、おかずが少なくなり「おにぎり」中心になる(納豆・豆腐・味噌・醤油は超贅沢品になる)。米の供給に関しては、減反政策を止めれば十分米不足は起きない。それよりも作りすぎて外国に輸出するとなると、他国の食糧自給率を引き下げることになるので、「自給自足論者」はこれを非難するでしょう。もっとも食料自給率100%以上の国に対して「食料を外国に輸出して、他国の自給率を低下させている。輸出を自粛しなさい」との非難は起きないのは不思議だ。米以外では、飼料自給率が低いので、牛肉・豚肉・鶏肉・鶏卵の供給は減少し価格が高騰する。このように考えていくと、「いざという時」に備えるには、主食=米に関しては心配ないので、家畜用の飼料(トウモロコシ、グレーンソルガム=コウリャン)の安定供給システムを作ることが必要になる。  問題が大きいので、そのほんの小さな部分についてだけ書いてみました。また似たような質問がこちらにもあります。http://okwave.jp/qa3103621.html

  • KanjistX
  • ベストアンサー率55% (48/86)
回答No.2

(1)について なぜ若者の農業離れが進んでいるか? 他でもないあなた自身が日本で農業をやろうと思えるかどうかですね。 10aの田んぼで米の平均収量は500kg前後です。 そして米の農家販売価格は60kgあたり15,000円程度(最近はもっと安いですね)です。 稲作専業一期作での試算ですが、年間10aの土地から得る収入が12万5,000円程度です(支出を引くと収益は・・・?)。 そして、中田の平均価格は10aあたりおよそ150万円です。 通常のビジネスをご存知なら売上高と総資産の比を考えてみるのも良いのでは。 自給率約100%を誇る米の生産がこの状況です。 大規模化を図るとして10haから20haの田んぼを管理すれば年間収入は1200万円から2400万円ですが、数百万円の機械を10年に一回は更新する必要があるでしょう。 極論と単純な試算ではありますが、このような条件で農業を魅力あるビジネスとして若者が取り組んでいけるでしょうか(もちろん、何かできないだろうかと考えているからこそ、私は常にこれらの数字を頭に置いています)。 国内農業保護の観点からいえば、私は食品の価格と一般商品の価格との間に大きなゆがみが生じてしまっていると思います。しかし、価格というものは国民全体の、商品に対する価値観の表れであり、コンセンサスによって決定されるものなので、徐々にしか変化していかないと思います。 ただし、輸入農産品との競争については、為替の動向によって情勢が変化するかもしれません。強い円高が長続きしすぎたのは国内農業にとって大きな痛手だったでしょう。 (2)について 収穫逓減則が成り立ってしまう以上、あふれた労働力を吸収する第二次、第三次産業にシフトしていくのはやむを得ないでしょう。特産品ビジネスはできても、主要穀物を自給していけるほど、穀物メジャーは甘くないと思います。

回答No.1

なんらかの理由により海外から食糧が入ってこなくなったとしても、 我々の食べられる食糧が4割になるとは思えません。 まず第一に私たちの食生活がどれだけ無駄に満ちているかを考えるべきです。 添物などに使われたり、偏食により廃棄されたりしてどれだけの食糧が無駄にされていることか。 それをなくすだけでもいくらか食糧需要が減少します。 次に貴方は牛肉と豚肉と鶏肉、どれが好きですか? 牛>豚>鶏の順で、一定量の食肉を得るために与える飼料の量が多くなります。 牛肉100gのための飼料で鶏肉2kgが作れるとも言われます。 牛肉のための飼料を鶏に回すだけでも生産量が増やせます。 また、貴方はどのような果物が好きですか? バナナやマンゴー、キウイなどは良く食べますか? これらの熱帯系の果物は国内で生産していないため輸入に頼らざるを得ません。 これらもまた、日本の自給率を下げる一因となっています。 更に貴方は200円の国産野菜と100円の外国産野菜、どちらを買いますか? 恐らく多くの消費者が外国産を選ぶと思われます。 こうして国産野菜は売れ残ります。 売れ残るようなら価格を下げる必要がありますが 外国産並に安くしていては農家は生活していけません。 こうして農家は農業を離れていきます。 これらをまとめて(1)への答えとするなら 日本の低い自給率は生産できないためではなく 生産しても割に合わないので生産しない、ことによるといったところでしょうか。 次に(2)ですが どの程度の途上国かによりますが アフリカ等の食糧支援を受けているような国はまず農業を振興させるべきだと思います。 しかし食糧を自給できる程度の国を、それ以上農業により発展させるのは難しいかも知れません。 なぜなら、例えどんなに大量に生産したところで私たちの胃袋は一定量以上求めません。 つまり国内消費以上に農業を盛んにするには広く世界中に輸出せねばならないのです。 農産物に付加価値をつけて諸外国でブランド力を持たせるのは容易ではありません。 しかもこれを実現するには農産物を大量に輸入する国が必要になります。 つまり(1)と(2)は相反する課題ということになります。 最後に日本の低い自給率の責任は誰にあると考えますか? ある政党は政府の農政が悪いからだといいます。 農家の人は外国産の安価な野菜の輸入(即ち自由貿易)のせいだといいます。 消費者は・・・。 結局皆責任をなすり合っていますが、私は各々に次のような問題点があると考えます。 まず、国産野菜を主体的に差別化、ブランド化していかない農家。 畜産分野では国産、外国産がハッキリと区分され、多少値段が高くとも国産品が選ばれています。 安い外国産からシェアを勝ち取るには付加価値によるしかないのに 農家はその点の努力を怠っているように思われます。 次にそんな旧態依然な農家を強力に指導しない政治。 これは政府だけでなく、先に挙げた某政党もです。 無策か、あるいは税金を投じての農家の保護ばかり訴えて 日本の農業を改善しようという姿勢が見られません。 更に消費者。自給率が低いとか、外国産は不安とか言うんだったら多少値段が高くとも我慢すべきです。 結局消費者が安い方ばかり買うから国内農業が萎縮していくのです。 長くなりましたが、結局わが国の食糧自給率が低いのは生産力の低さよりも 競争力のなさから生産が萎縮しているというのが私の結論です。 この状況を打破するには農家の意識から変えていかねばならないのでは? なにせ現在殆どの農家は政治に、おんぶにだっこですから・・・。

dragonash
質問者

補足

回答ありがとうございます。とても分かりやすかったです。 (1)については、納得できました。 (2)について。私たち先進国の人間のきれいごとかも知れませんが、途上国の自然を残しつつも発展させることは可能ではないのでしょうか。その国の人の気持ちになって考えれば、裕福になりたいという気持ちは分かるのですが…。それと、さらに思ったことは、輸出する資源(石油・木材など)もなく、観光地にすることもできなく、土地的に農業も困難な発展途上国があったとしたならば、その国をどのように支援、発展させることができるのかと思いました。 よろしければ、みなさまに再回答を願います。よろしくお願いします。