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音・騒音
(1)室内の騒音レベルが、空調機運転時に45dB、停止時に42dBであるとき空調機の騒音レベルが42dBである (2)コンクリートの厚さを2倍にすると透過損失は約6dBに増加する。 (3)音が定常状態から30dB減衰するまでの時間が0.5秒である場合、残響時間は1秒である (4)入射する音のエネルギーの99.99%を社団する材料の透過損失は40dBである。 上記の4つの問題ですがすべて正しいとされています。 私にはどういう理由で正しいとされているのかわかりません。 この問いの正しいとされる理由をご教授してくださる方いましたら是非お願いします。
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デシベルベルという単位の10分の1の単位であること、そしてベルというのは基準値に対する音の強さの比の対数値であることをを理解していますか? 音圧レベルは、 音圧レベル(dB)=10×log(音の強さ/音の強さの基準値) または、 音圧レベル(dB)=20×log(音圧/音圧の基準値) です。 音圧の2乗は音の強さと比例します。 騒音レベルというのは音圧レベルに人間の感覚補正をした値です。 上記のようにデシベルは対数軸上の値であること理解しておけば1,4を解くには、後は数学の対数の計算方法さえ知っておけば簡単です。 1)は対数上の引き算です。 対数の引き算が数学的にどういう意味になるかを知っていれば、デシベルには10がかかっていることを忘れなければ導けます。 4)も同じです。単に対数の計算です。 1-0.9999=0.0001=10^(-4) であることがわかれば後はデシベルの計算式に入れれば解けます 2)もデシベルの計算を用いますが、これについては音響的な性質を知っていなければ理解できないでしょう。 透過損失は面密度の2乗に比例します。面密度は厚さが2倍になれば2倍になります。 参考までにこれについては式をきちんと示して答えを導いておきます。 10×log(2)^2=20×log(2)≒20×0.3=6 です。 この例を参考に1,4についてはご自分でトライしてみてください。 なお、4はデシベルの式に当てはめるだけです。 ちなみに一般的な騒音の書籍には必ずデシベル上での加減算について説明がされていますので、1についてはそれを読めばわかると思います。 3についても対数の計算の他に、残響時間の定義を知らなければ解けません。 残響時間というのは60dB減衰するまでの時間と定義されています。 あとは60dBと30dBの数学上の関係がわかれば、答えは導き出せます。 この関係は1と同じ内容ですので、1と3は同じ数式で求められます。