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特別支援学級から公立高校受験

現在私は産休代替で、中学の特別支援学級(特殊学級)の担任をしています。 2年生進級時に通常学級から特別支援学級に籍を移した生徒がいます。 カウンセラー・教育委員会等のやりとりWISC-IIIテスト・手続きを踏んでの結果です。 その生徒はてんかんを持っていますが、学力的には小学5年程度の国語・算数は理解・修得できます。 現在中学2年生ですので、進路のことも考えていかなければならないのですが、本人は就職をしたいと言います。 それには、家庭的な問題(特別支援学級に移籍したもののなかなか受け入れられない、人目を気にする等)が本人にとって苦しく、家を出たいという願望が強いようです。 しかし、現実問題では大卒・高卒でさえ就職難だというのに中卒では就職させる道がなかなか見いだせないのが現状だと思うのです。 もちろん、それでも本気で(逃げではなく)本人が就職したいと思うのならば、情報をかき集めてどうにか就職させたいと思います。 特別支援学級の諸先生方に相談したところ、定時制高校への進学の道を勧めた方が家庭の理解も得ていき易いのではないかとのことでした。 ですが、特別支援学級の教育課程は特別に組んだものであって、通常学級のように国・数・社・理・英と実技4教科というようにはなっていません。 具体的に記すと、「教科別・領域別の指導」では国語・数学を特別支援学級で受け、音楽・保体・美術・学活・道徳・総合的な学習の時間を交流する学級で受け、さらに「領域・教科を合わせた指導」では作業学習・生活単元学習を特別支援学級で受けています。 これでは、たとえ本人と話し合って定時制高校受験を勧めたところで5教科の評定が揃わないので受験できないのではないかと思います。 本人が小学校から中学1年時まで通常学級にいた頃、学級内でいくつもトラブルになり、虚言癖や自傷行為などから周りが振り回されて収拾がつかなくなったという話は聞いています。 また、彼女が籍を移したことによって精神的にも落ち着いて学校生活を過ごしやすく、また個に応じた指導ができることはとても良いことだと思います。 しかし就職や養護学校進学を経ての就職をするということを考えると、不安に思うのです。 私は、彼女が卒業後まで関われるとは限りませんのでとても心配に思っています。 すぐ仕事を辞めて協力を得られない家庭に戻ってしまったらと思うとその後力を貸すことまでできないのです。 この生徒が学校生活を落ち着いて過ごせて、卒業後生きていきやすくする道は何だろうかと考えたとき、あまり時間がないのです。 なにかヒントとなることや似たようなケースをご存じであれば、アドバイスをお願いします。

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回答No.3

てんかん+軽度~ボーダー程度の知的な問題のあるお子さん、という理解でよろしいでしょうか?てんかんの症状というよりも、学習上の問題+二次的な情緒的問題の軽減のために支援学級を選択された、ということでしょうね。 >特別支援学級の諸先生方に相談したところ、定時制高校への進学の道を勧めた方が家庭の理解も得ていき易いのではないか、 と言われていることから考えますと、支援学級と交流学級での評価をあわせて、高校受験に充当できるように授業が組んであるのではないかと思います。支援学級の責任者の先生によくお話を伺ってみるのが一番です。 養護学校の高等部は、地域によりますが、彼女程度の力のお子さんが在籍している場合も多いかと思います。 これも地域によって状況が違うので一概には言えませんが、定時制高校は、高校によっては、かなり個別の生徒の学力に応じたところでの指導がなされているようです。 ご家庭の理解が得にくいようなら、支援学級の先生方がおっしゃるように、定時制のほうが、不必要なストレスを負わずに済むという意味で、結果的に彼女にとってプラスになるかもしれません。 彼女への強い思い入れをもっていただけるのは、とてもありがたいことだと思いますが、一方で、No.1の方が言われているように、産休代替としてのあなたのお立場もあります。 高校進学や就職に関しての地域の情報は、地域の先生方が一番ご存知ですので、ぜひ活用なさって下さい。それでも不足な部分は、責任者の了解を得た上で、高校なり教育委員会にお問合せになるのがいいかと思います。 また、ご理解の得にくいご家庭なのかもしれませんが、彼女と生涯一緒に過ごすのはやはりご家庭です。一番苦しんできているのもご家庭です。中3になっての支援学級への移籍には、なみなみならぬご事情やご心労があってのことと思います。表面的にはどのような態度、どのような言葉を口にされようと、そのご家族の思いを心の片隅に止め、ご家庭とともに二人三脚で彼女の将来を考えていくチームを作れたら最高ですね。

momokara
質問者

お礼

とても踏み込んだご意見をいただけて本当に感謝いたします。 >てんかん+軽度~ボーダー程度の知的な問題のあるお子さん、という理解でよろしいでしょうか?てんかんの症状というよりも、学習上の問題+二次的な情緒的問題の軽減のために支援学級を選択された、ということでしょうね。 まさにそうだと理解しています。 >ご理解の得にくいご家庭なのかもしれませんが、彼女と生涯一緒に過ごすのはやはりご家庭です。一番苦しんできているのもご家庭です。中2になっての支援学級への移籍には、なみなみならぬご事情やご心労があってのことと思います。表面的にはどのような態度、どのような言葉を口にされようと、そのご家族の思いを心の片隅に止め、ご家庭とともに二人三脚で彼女の将来を考えていくチームを作れたら最高ですね。 家庭訪問に行ってみて初めて、ご家族の「彼女を思う気持ち」ゆえの決断をされてきたことが垣間見えました。 彼女の祖母が、落ち着いてきた彼女の様子を喜んでおられたのが印象に残ります。 相互に情報交換して、彼女によりフィットした進路が選択できるようにと思います。

その他の回答 (2)

noname#36252
noname#36252
回答No.2

昔、会社にアルバイトで居た女性でしたが、暑い日など、レストランで五分ぐらい意識を失う、おそらくてんかんだと思いますが、疾患がありましたが、普通学級で短大まで卒業していますし、就職も最初の職場は、最大手の証券会社に入社しています。そこを三年で退職してから、大手の企業のアルバイトを転々として、三十までいたわけですが、てんかんという疾患ぐらいで、何故特殊学級に下りなければならないのでしょうか。 普通学級にいて、普通科に進学している人の中でも、中には紛れていると思いますよ。 教科の評定によって、普通科進学が難しいなら、養護学校でもいいのではありませんか。 結構、小学校五、六年程度の学力があっても、通っている人もいます。そういう人は、話すこともコミュニケーションも取れるので、企業に卒業後は就職があると思います。 高校も幅広いですから、単位制の高校、私立の職業科まで、視野に入れれば、受け入れてくれるところはあると思います。 学校なんですから、高校の情報をもっと集めてください。一応形だけでも、高校生になれば、道は開けていくと思います。思ったより、日本は学歴社会でなく、不問の仕事もいっぱいありますよ。 家庭をよりどころに、すこしだけ収入を得る程度に考えてもいいのではありませんか。 大学を出ても、家事手伝いの人だっています。

momokara
質問者

お礼

>教科の評定によって、普通科進学が難しいなら、養護学校でもいいのではありませんか。結構、小学校五、六年程度の学力があっても、通っている人もいます。そういう人は、話すこともコミュニケーションも取れるので、企業に卒業後は就職があると思います。 それを知って少し安心しました。 本人や家族は就職を現時点では望んでいますが、視野に入れておくべきだと思います。 道は開けていくことを信じて、そちらに向かって行きたいと思います。 アドバイスありがとうございました。

  • yuu111
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回答No.1

こんにちは 熱心さは伝わってくるのですが、少し内で考えすぎかなと思います。 おそらく、学校内で考えていてもありきたりの結論しか出ないのではないかと思います。 代替の先生にどの程度の権限があるか分かりませんが、教育委員会や高校の先生に話をうかがうとかするのが一番話は早いかなと思います。 立場を悪くしない程度にがんばってください

momokara
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 先日、家庭訪問でご家庭のご意向も伺ってきました。 父親と祖母に引き取られているのですが、祖母は彼女の激情型性格を心配して進学より就職の方が良いのではと考えているようでした。 冷静に考えるとやはり定時制高校への進学も確かに厳しいかもしれないと思います。 でもやはり情報は多い方がいいですので、進路指導の先生と相談してみることにします。

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