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"Please~"のどこが命令という解釈になるのか?
私はアメリカ在住です。このサイトの過去の回答を見ていると、英語で英語圏の人(会社の上司の場合が多いようですが)に、"Please do this."のように、「どうか、これをして下さい」と言われた場合、これを命令だと解釈される方がいるようです。 これは、ひとりの回答者ではなく、数名の方の回答を見て疑問になったことです。 英語圏で日常的に英語を使っている私には、"Please~"と言われたら、"O.K."と答えることが普通の感覚です。ですが、日本人には、これが命令という風に受けとめられている。このサイトに参加してから、どうしても理解できない解釈の仕方です。 ちなみに、私はいろいろなアメリカ人と話して、そんな解釈の仕方は初めて聞いたと言われています。また、図書館で英英辞書と英語の文法書を何冊か"Commands"と "Please"で調べてみましたが、質問にあるような説明を探し出すことはできませんでした。 質問: 英語を母国語とする人から、"Please~"と言われて命令というふうに 感じる方にですが: (1)どうしてそう思うのか、 (2)どういう場面でそう言われたら、命令と感じるのか、 教えて頂けますか? 宜しくお願いします!
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文法用語と一般用語の混乱が見られるようですが・・・又、文法問題は一般のアメリカ人(現地人)に聞いても必ずしも正確な答えは得られないでしょう。(相手が語学の専門家又は英語の得意な外国人なら別です)これは我々日本人が日本人だからというだけで、日本語文法を外国人に説明が出来ないのと似ています。 文法用語としての命令法の使用 1.命令 2.依頼 3.忠告 4.禁止 などを表すための動詞の使用法です。pleaseのあるなしで上記の使用法が変わることはありません。全ての場合につけてもいいし、つけなくも構いません。丁寧かどうかは別の次元の話しです。命令形には通常、相手が明確なのでYouは省略されるのはご存知の通りです。 命令形に見えない命令形もあります。 Suppose you were in his place, what would you buy?(ifの代用) I want some balls, say, a dozen.(for instanceの意) 外国人(日本人)は文法的に理解し、ネイテイーブは習慣的に理解するので、同条件下での比較は困難ではないでしょうか。フランス語、スペイン語等を知っているアメリカ人ならもう少し丁寧にかつ慎重に説明すると思います。
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- Krysta
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こんにちは。質問も回答もお礼も、勉強になるなーフムフムと眺めていたのですが、私が感じたことを書いてみますね。 文法的なことはともかく、「Please」を言う場面での実際のコンテクストによって、意味合いが「お願いしますよー」から「形だけの丁寧語」まで結構変わってくるのは事実だと思います。言葉のtoneの差等により、文法書に書かれているのよりも実際の用法においてニュアンスが広がるということは、runeeさんも日常生活で沢山経験されているのではないでしょうか? 「please」を基本的に命令と解釈すべきである、というのは違うと思いますが、会社等で仕事に関して等で上司から言われた場合には、要するに職務命令を「please」というオブラートで包んでいるに過ぎないわけです。例えば、私がCEOのオフィスに呼ばれたとします。ふかふかの椅子にふんぞり返っているCEOが、Sit down, please」とのたまったら、事実上座る以外に選択肢はないわけで・・・まあこれは職務命令自体でもないとは思うけど、そういう場面で「No thank you, I'd rather stand」とやったら眉を顰められそうですよね。 或いは、「Send this fax to ..., please」と何気に上司から紙を渡されることに慣れている人は、「please」っていうのは枕詞みたいなもんで「Yes」と答えることを最初から想定されているのだ、と刷り込まれているので、上司以外に無造作に「please+命令形」をやられると上から見下ろされているみたいで違和感を感じてしまうかもしれません。 個人的には、私は「could you...?」という、疑問形で相手にゲタを預けるかたちのほうが、「依頼」としては押しつけがましく聞こえなくて使いやすい、という感覚です。ただ、「please」もビジネスライクな場面や超さりげない場面「Pass me the salt, please」とか)両方で使うので、一概に「pleaseは命令である」pleaseでは命令ではない」という仕分けは出来ないように思います。
お礼
上司に何か言われると、それは職務命令だから、依頼というよりも、命令されているように感じるというのは、私の質問にあるような状況をよく表していると思いました。 「おかけなさい」と"Please sit down."は、意味的には同じだけど、感覚的にみると違ってきますね。私は英語圏での生活が長いので、"Please sit down."と言われたら、単純に「ア-良かった! 立ったまま話を聞くよりも、座って聞く方が楽だー、」とポジテイブに考えるだけで終わります。これが日本人だったら、相手の意向も考えるのですね。 >「Yes」と答えることを最初から想定されているのだ、と刷り込まれているので< これは鋭い指摘だと思います。 このサイトの英語のカテゴリーの質問で、"Could you~?" や"Would~?"の丁寧さに関する質問を見ていると、"Please"と言われたら、それは命令に近いというような回答が必ずと言っても良いほど出てきます。 Krystaさんとmartinbuhoさんの回答を読み、幾つかキーワードが浮かびました。 質問にあるような回答に補足をする場合、「依頼」と「命令」と「職務命令」というキーワードを使い、"Please"を命令ととらないでと説明したら、上手くできるような気がしてきました。 質問番号は忘れたのですが、つい最近もこのような回答をみかけました。この質問はまだ締め切っていないので、気が向いたら、ここで皆様にご回答頂いた内容を踏まえて、再回答してみようと思います。 Krystaさん、ご回答ありがとうございました!
- ToshiJP
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アメリカに住んでいたことがある者ですが、妙に嫌味っぽく使われることってなかったですか? お母さんが子供に(ひきつった笑顔で)半命令的に何か言うときとか? Richard... Would you clean up your room.. PLEASE!!? こんなの聞いたときには「うわ、怖!」と思ったもんです。
お礼
どんな言葉や言い方も、使う時の口調によっては、丁寧になったり、逆に高圧的になることもあるかと思います。 お母さんに怒られるという例ですが、これは依頼の一種ではないでしょうか。これが命令だと、"Do it." か"Move it."のように、もっと恐い言い方になるような気がします。 ご回答ありがとうございました!
- Forum8
- ベストアンサー率29% (27/92)
#3の物です。 貿易関係の仕事をしていますので、米国人、欧州人(英国人を除く)、アジア人とメールでやりとりをしています。 2)米国人から依頼が来る場合、よく使われるのが "I just wanted you to send the documents as soon as you can." というような言い回しで、Pleaseという単語は殆ど見られません。これに比べて、英・米語を母国語としない人からのメールにはPleaseをよく見ます。 上の依頼では"Please send the documents asap."という風に。 "I just wanted you to"という依頼のされかたに慣れている人が同じ依頼をPleaseで始められると、きつく感じるのではないでしょうか?
お礼
私が英語でビジネスレターを書く時は、 "Please send the documents." というように、直接的な言い方をします。今日図書館で借りてきた"Business Writing"に関する本をちらっと見ていたら、何かを指示する時は、明確な指示を出すようにと書いてありました。それを考えると、英語を母国語としない方からのメールで、このような言い方をするのは、教科書通りということかと思います。 米国人の言い方ですが、これは口語的な言い方だと思います。E-mailでのやりとりだと、このように電話で話している口調が多いようです。 そう考えると、#4の回答で口語と文語が混乱しているというご指摘の通りでしょうか。 >"I just wanted you to"という依頼のされかたに慣れている人が同じ依頼をPleaseで始められると、きつく感じるのではないでしょうか? そうですよね。直接的で冷たい言い方に感じますね。 再回答して頂き、ありがとうございました。
- Forum8
- ベストアンサー率29% (27/92)
私見ですが 1)どうしてそう思うのか? Pleaseをつけて命令(頼まれる)されると、断れないあるいは断りづらいから。 2)どういう場面でそう言われたら、命令と感じるのか? 例えば親にDo itといわれ、今忙しいからとか何とかぐずぐず云っていると一言「Please!」といわれたような時。これって「親の云うことが聞けないのか」というように解釈したくなります。 間違った解釈かもしれませんが。
お礼
(1)「断りづらさ」を生むという解釈だったのですね。 (2)使う時の口調で、命令と感じるのですね。 だんだんと、質問のような解釈がされる理由がわかってきました。 ご回答ありがとうございました!
補足
#2の回答を読んでから、手元の英文法書("Understanding & Using English Grammar")を見てみました。"Please"を使うと、丁寧に"request"することになると書いてありました。 更に"request"を手持ちの英英辞書で調べたら、"request"は"an act of asking"、すなわち、「聞くという行為」ということなので、質問ではないけど、お伺いするということになるかと思います。 日本語で「要求」というと、「お願い」というよりも「命令」に近いという感覚だから、学校教育で"Please”をつけたお願いを「丁寧な命令」と指導しているのかと想像しています。 「要求」と「命令」の違いという新たな疑問が出て来ました。これは、この質問に関連した内容かと思いますので、何かございましたら、宜しくお願いします。
私の中学時代の話 「命令形」の授業がありました。 いわゆる「Go away!」等の動詞が前にくる構文です。 その時に英語の先生から 「この構文にPleaseを付けたら丁寧な表現になります」 と教わりました。 多分その辺がこの件の背景にあるように思うのですが・・・
お礼
日本の英語教育の影響だったのですね。 丁寧に命令されているという解釈だとは、思い付きませんでした。 この点は、今日近所の図書館で借りてきた英語の文法書を見て、そのような解釈ができるのか調べてみようと思います。 背景がわかったので、これを手がかりにして、いろいろと調べ、疑問を解消したいと思います。 ご回答ありがとうございました!
- Marony
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日本の英語教育の問題だと思います。 日本で、英語を教える際に、 ”Do xxxx.”を、命令形という文体として教えます。 それと同じ単元で、命令形を和らげる文として、 ”Please,do xxxxxx"を教えるのですね。 その影響で、Pleaseは命令と考えているのではないでしょうか?
お礼
すばやい回答、ありがとうございます! 私には"Please do it."は、丁寧な言い方に感じられますが、命令と感じる人は使われ方を勘違いしているということですね。 納得しました!
お礼
>文法問題は一般のアメリカ人(現地人)に聞いても必ずしも正確な答えは得られないでしょう。(相手が語学の専門家又は英語の得意な外国人なら別です) 私もそう思います。 >文法用語としての命令法の使用 、2.依頼 私の持っている英語の文法書にある”a polite request”を「要求」ではなく「依頼」と解釈すれば、丁寧な言い方をしている命令法ということになり、今までに頂いた回答のつじつまが合いますね。 このご回答を頂く前に、「命令と要求の違いについて」という質問を言語のカテゴリーで立ち上げました。そちらの回答を見てから、この質問を締め切りたいと思います。 ご回答ありがとうございました!