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クラシックのおすすめ
クラシックでお勧めを教えてください!ちょっと前からクラシックを良く聞くようになったのですが、ラフマニノフのピアノ協奏曲二番と三番を生で聞いて以来、超絶技巧の曲に興味が出てきました。ピアノでもヴァイオリンでも、もしくは声楽でもなんでもいいので、超絶技巧の名曲といわれるものを教えてください。ちょっとした解説も加えていただければ嬉しいです。また超絶技巧でなくても、印象深い旋律のある曲があればよろしくお願いします!
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ピアノに偏りがちな回答が多いので、 あえてピアノ部門を語るのは避け、僕からはまずヴァイオリン物を。これぞと思う究極の4曲です。 ●タルティーニ「悪魔のトリル」 作曲者が悪魔に魂を売って、その引き換えにこの楽想を教えてもらったといういわれのある超絶技巧の曲です。 ●パガニーニ「24のカプリース」 ヴァイオリンの超絶技巧と言えば、パガニーニという名前が出てこなかったらはっきり言ってモグリです。もちろん協奏曲の第2番「ラ・カンパネラ」も有名ですし、1番も有名なのですが、いろいろな人が変奏曲を作った主題の作品が含まれるこの「24のカプリース」も名作です。 ●ラヴェル「ツィガーヌ」 サラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」ほどの知名度はないかもしれませんが、これも難曲として認めていいと思います。 ●パッジーニ「妖精の踊り」 小品ではありますが、かなりの難曲であることは間違いありません。 声楽は僕は詳しくないのですが、よくよく考えてみるに、オペラのアリアなどでは常に声の限界を目指すところがあります。そういう意味では超絶技巧であると言えますが、滅多に演奏されない、CDにもならないようなオペラは「超絶技巧すぎて歌う人がいない」か「よっぽどつまらない」かのどちらかでしょう。その中で、結構ベルリーニのオペラは前者の方に入るようです。「ノルマ」や「清教徒」が代表作となっています。 あとは、リンドベルイの「トロンボーンの犯罪」とか、こういう管楽器ものも面白そうではあるんですけれどもね、好きずきかなと思います。 あと、パーカッションの超絶技巧といったら、ラヴェルの「ボレロ」でしょうね。スネアドラムが最初っからずっと叩きっぱなし。あれは大変ですよ。しかも単調だからつらい。素人がやるとだんだん速くなってしまいます。正確に叩くことがいかに難しいか、普通に聴いているとわからないですが。 印象深い旋律ということで言うなら、管弦楽もので、バーンスタインの「キャンディード」序曲、エネスコの「ルーマニア狂詩曲第1番」を挙げておきましょうか。後者はあまり有名ではないですが、旋律はハマリます。
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- KM123
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以下の曲は有名すぎてTV-CMなので既にお聞きになられたかと思いますが念のため上げておきます。 チャイコフスキー ピアノ協奏曲 第一番 (カッコいいホルンの冒頭からその後の哀愁漂う主題が美しい、また、カデンツアも聞きごたえがあります) チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 (第3楽章がかなり超絶技巧と言えるかもとにかく最後まで息つく暇がないほど気を抜けません) この2曲は結構難曲で、作曲当時、そのころの名演奏者でさえ演奏不可能と言われていた曲です。 あと、お勧めのCDピアノ協奏曲ではカラヤン指揮ウイーン交響楽団 ピアノ=スヴァトスラフ・リヒテル 私は未だにこれを超える演奏は聞いたことがありません。 ヴァイオリン協奏曲 ユージンオーマンディー指揮フィラデルフィア管弦楽団 ヴァイオリン;ダヴィッド・オイストラッフ 以上比較的古い演奏ですが録音はしっかりしていますし,最近では廉価版で安く手に入るはずですのでCDショップで探してみてください。
お礼
回答有難うございます。お薦め頂いた曲は一応CDで持っているのですが、 >結構難曲で、作曲当時、そのころの名演奏者でさえ演奏不可能 なんてエピソードは全く知りませんでした。そういうこともあるんですねー。前に頂いた回答にもそんな感じの話がありましたから、実は名曲の多くって、発表当時はそういった評価が与えられたのかも? お薦め演奏まで教えて頂いて有難うございます。楽器等は全然出来ないので、あまり指揮者や演奏家にこだわった事ないんですが、「この演奏はいい」と聞くと、やはり聴いてみたくはなります。有難うございます。
補足
とりあえず今回は締め切らさせていただこうと思います。 ポイントはとりあえず一番聞きたくなった曲を教えていただいた方に。 またの機会にも是非よろしくお願いします。 本当に有難うございました。
- nabayosh
- ベストアンサー率23% (256/1092)
ピアノ物の超絶技巧作品を思いついたので、再登場します。 ピアノ物で超絶技巧と言えばリストだろうとか、表現力で言えばショパンも難しいぞとか、ラフマニノフの音符の多さも難易度が高いだろうとか、いろいろなことが言われますが、これぞ、ピアノ部門で究極の超絶技巧作品というのをご紹介しましょう。 ●ブゾーニ ピアノ協奏曲ハ長調作品39 これは間違いなく難曲。普通のピアノ協奏曲は3楽章制ですが、これはなんと5楽章もあります。演奏時間はおよそ75分。もちろんピアノが出ずっぱりというわけではないですが、その技巧たるや、筆舌に尽くしがたいものがあります。そしてなんと、終楽章には男性合唱まで加わってしまいます。ここまで来るとははーっとひれ伏さずにはおれません。 日本で全曲初演が行われたのは2001年4月のことですから、生で聴く機会がどれだけ少ない曲か、そして弾ける人がどれだけ少ないことか、よくわかります。
お礼
そこまですごいピアノ協奏曲があるのですか!普通の二倍くらいの長さですね!合唱までつくとはほんとにピアノ協奏曲か!?てぐらいのスケールですね。 ちなみに今は大好きなラフマニノフを流しながら書き込みしています。もっといろんな名曲を聞いていきたいです。有難うございます。
#3です。補足しておきます。 「新世紀」は通常版と高音質版の2種類が出てます。それから「エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏曲 変ホ短調 ライブ・イン・ジャパン・ウィズ・新日本フィルハ-モーニ-交響楽団」というのも出てます。これは、その名の通りライブです。チェコ・フィルハーモニー管弦楽団ではありません。で、DVDはこれの映像版です。 ラプソディーいいですね。私はブラインド・ガーディアンとかストラトヴァリウスが好きです。
お礼
またまた有難うございます。DVDはチェコ・フィルハーモニー管弦楽団じゃないんですか、ちと残念。 ラプソディーはGWのライヴにも行ってきました。ブラインド・ガーディアンも確かもうすぐ来日でしたよね?(違ってたらすいません)ストラトヴァリウスも好きです。他に一番はまったのはインペリテリですかね。アンサー・トゥ・ザ・マスターとスクリーミング・シンフォニー辺りです。
- ADEMU
- ベストアンサー率31% (726/2280)
超絶技巧といえばリストですが、それの上をいくのがゴドフスキーの「ショパンのエチュードによる練習曲」です。 ただでさえ困難なショパンのエチュードをさらに難解にしているのです。 例えば、 http://homepage1.nifty.com/alkan/favorite/godowskybadinage.html これを演奏しているアムランも大した技巧の持ち主です。CDも発売されました。 http://homepage1.nifty.com/classicalcd/cdreviews/2000-1/2000030101.htm また、彼の弾く作品は殆どが超絶技巧です。
お礼
回答有難うございます。 >ただでさえ困難なショパンのエチュード そうなんですか。僕はショパンといったら「革命」かピアノ協奏曲か「雨だれ」くらいしか知らないので、今回の皆さんの回答のお陰でちょっと印象が変わりました。それにしてもゴドフスキーの解説のURL見たんですが、すごいですね・・・解説文だけでも超絶でした。
クラシックの超絶技巧……。 ありすぎてありすぎて、1年かけてもすべては聴けないでしょうね。 有名なバッハのオルガン曲、「トッカータとフーガ ニ短調」も、聴く人によっては超絶技巧です。 「ゴールドベルグ変奏曲」も、あれはうまく弾かないと、不眠症治療に効果がない。 グレン・グールドの晩年の録音は名盤ですが、不眠症患者には問題ありでしょうね。 古典派の有名なものは、ベートーヴェンの「ピアノソナタ 第29番 ハンマークラヴィーア」です。 ベートーヴェン自身が「弾けるピアニストは50年しないと現われないだろう」と豪語したそうですが、現在は、ピアニストが弾きこなせるかどうか自体が、一流かどうかのメルクマールになっています。 ショパンはエチュードだけではないですよ。 ピアノソナタ第2番「葬送行進曲付」、第3番などが代表格ですが、ポロネーズ、バラード、スケルツォ、まあいろいろあります。 どれもが超絶技巧ですので、お好きなものをどうぞ。 ピアノの基礎は、ショパンで確立されたと言っても過言ではありますまい。 超絶技巧といったらリスト。 「超絶技巧練習曲」(!!)なんてあります。 ほかにも、ピアノの魔術師らしく、素人には到底弾けないものが多くあります。 難点は、駄作がかなり含まれてること。 ハンガリア狂詩曲は、2曲(2番と8番が有名)聴いたらいったんお蔵にしまうことです。 実は、ピアノ協奏曲のほとんどは、超絶技巧の部類に入ります。 ベートーヴェンしかり、ショパンしかり、グリーグしかり。 ブラームスの2つは、体力がなければ弾けません。 ちなみに1番は若かりし頃の作品、2番は円熟期の作品。 ムソルグスキーの「展覧会の絵」 これもすごい。野蛮なものを、超絶技巧で弾ききるものは、並大抵の才能ではできない。 ちなみに、原曲はピアノ独奏です。 野蛮と言えば、バルトークも忘れてはいけない。 ドビュッシーの「前奏曲集」は、素人さんが聴いたら吃驚するでしょうね。 第2巻の最後の2曲、「交代する3度」と「花火」は人間業とは思えません。 これよりも難しく、ピアノの学習の総仕上げに使われるのは、「練習曲集」です。 ドビュッシーも全体に、超絶技巧が多い!! ラヴェルの「左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調」は、本当に左手だけで弾いているのか、というぐらいの曲ですね。 この曲は、第1次世界大戦で右手を失ったピアニストのために献呈されました。 ラヴェルはピアノが不得手だったらしく、説明は両手で行なったそうです。 ピアニストの方も、最初は難しさに唖然としたそうです。 ラヴェルのピアノ作品は、ホントに常人には弾けないものばかりです。 私は辛うじて「パヴァーヌ」が弾ける程度。 もっとも、日本人の大半はフランス音楽に適性を持たない、というのが実感で(感性で弾けるピアニストが、少なくともアマチュアには少ない。みんなドイツ向きの感性を持ってて寂しい)、フランスやスペインのピアニストの演奏をお勧めします。 忘れてはいけないラフマニノフ。 練習曲集「音の絵」があります(本当に練習曲集か?) 「百見は一聞にしかず」ですので、鑑賞されることを期待します。 邦人作曲家では、間宮芳生「ピアノソナタ第2番・第3番」、三善晃「シェーヌ」「アン・ヴェール」などがあります。一柳慧や高橋悠治も有名です。少し下れば、「N響アワー」の司会で、駄洒落を飛ばすことで有名な池辺晋一郎などもいます。 三善の楽譜を見ましたけど、何がなんだかさっぱりわからん。 ただし、録音はほとんどないので、機会があれば、生演奏でどうぞ。 超絶技巧ならいくらでも出てくるのですが、逆に「技巧は要しないが、ピアニストの美的感覚が問われる」という作品もありますね。サティが代表格です。 そういうものも、ぜひ鑑賞されて下さい。 思いつき程度に書きましたが、実際のところは「石を投げればそれ相応の曲に当たる」というところです。 幻想即興曲よりも難しい曲は、それこそ何百も何千もありますからね。 ショパンで成長が止まったフランス派ピアノ愛好家より。 なお、ご参考までに、別の観点からのお勧めもご覧下さい。 下のURLをどうぞ。
お礼
たくさんの曲の紹介、有難うございます。こういった皆さんの回答を見るたび、クラシックの歴史の深さと膨大な量にビックリします。聞いても聞いても無限に出てくる名曲・・・まだまだ駆け出しの、さらに一歩目を踏み出したばかり位の自分が、クラシックのイロハのイを知るのはいつになるのだろう? ところで、「トッカータとフーガ ニ短調」は超絶技巧なんですか。一応生で演奏聞いたことはあるんですが・・・僕は楽器は全く出来ないので。やはり経験者にしか分からないすごさという物があるんですね。薦めてくださったCDをすぐに聞くのはお金と時間の都合上大変ですが、気になるものから試していこうと思います。また質問する機会があれば、ぜひよろしくお願いします! (N響アワー、好きです。先週は第九でしたね。池辺さんの音楽は、大河ドラマで、いいな、と思いました。僕はチャイコフスキーが一番好きなので、前の司会の壇ふみさんが好きだったのですが、いつの間に変わってしまったんですか?)
- hardy50
- ベストアンサー率29% (221/746)
再び#2です。 メタル好きだったんですか!! それならワグナーの「ワルキューレ」~ワルキューレの騎行 を大音量で聞くべきです。 というか、聞かないと損します(謎) 迫力に関しては今まで出会った曲の中で一番です。 前出の「幻想即興曲」はものすごい早弾きです。 鳥肌ものです。
お礼
二度もの回答有難うございます!返事が追いつかなかったです。 ワルキューレ、というか「ニーベルングの指環」は持ってますが、あれはすごいですよね!ショパンはやっぱり鳥肌ですか。No.1 の方も進めてらしたので、是非聞いてみようと思います。“早弾き”って聞くととても惹かれます!
andreeaさんがメタルを好きとプロフィールに書いていらっしゃるので、ご存知かもしれませんがイングヴェィ・マルムスティ-ンの「新世紀」などはどうでしょうか? これはイングヴェィ自信が書き下ろした曲を、オーケストラとエレキギターのみで演奏したものです(キーボードも少し入っています)。オーケストラはチェコ・フィルハ-モーニ-管弦楽団で、ギターはもちろんイングヴェィです。 ラフマニノフほどではないですけど、聴きやすくて良いアルバムだと思います。 正式タイトルは「エレクトリック・ギターとオーケストラのための協奏組曲 変ホ短調 新世紀」です。
お礼
イングヴェイは一枚しか持ってないんですよ・・・その「新世紀」はCD屋のDVDコーナーでチラッと見かけたことがあるんですが、チェコ・フィルハ-モーニ-管弦楽団との協奏なんですか!すごいですね。持っている一枚はライジング・フォースという奴なんですが(中古屋で買いました)あまり気に入らなくて、そのままだったんですよ。ちょっと興味が出てきました。有難うございます! (余談ですがメタルの中で好きなのはラプソディーです)
- hardy50
- ベストアンサー率29% (221/746)
ショパンの「幻想即興曲」!! たまりません!!! ショパンのピアノ曲が好きですが、その中でもピカイチだと思っています。 バイオリンでは、「ツィゴイネルワイゼン」が好きです。 この曲名が映画にもなりましたね、かなり昔に。
リスト編曲の『ラ・カンパネラ(パガニーニ大練習曲より)』は物凄いですよ!フジコ・ヘミングって方で話題になっていましたよね?(ウル覚えですが)『ラ・カンパネラ集』と言う12人位が同じ曲を弾いたCDがあるのですがとても良いですよ♪ この曲は原曲はパガニーニと言うヴァイオリニストが作曲されたのですが、パガニーニの『ラ・カンパネラ』も物凄いです! どちらも凄いです(^-^) 超絶というと少し疑問があるかもしれませんがショパンも沢山の難しい曲を書いていますよ。有名所で『幻想即興曲・革命のエチュード』超絶なら『木枯らしのエチュード』には驚きました。初めてレコードで聞いた時(10数年前)ビックリしたのを覚えています♪ 私のお勧めはこんな感じです。 視聴コーナーででも試しに聴いて見てください♪
お礼
素早いお返事有難うございます!ショパンはロマンティックという印象があって、あんまり聞き込んでなかったのですが、『木枯らしのエチュード』聞いてみようと思います。あとリストは超絶技巧の代名詞みたいな印象を持っているのですが、何を聞いたらいいか分からなくて。お勧めのもの、是非聞いてみます!有難うございます。
お礼
おー、遂に全く名前さえ聞いたことの無い作曲家まで出てきてしまいましたか!やはり奥が深い、深すぎる・・・ 「悪魔のトリル」名前からもそのすごさが創造できますね。いかにも中世的なエピソードにとても興味が湧いてきました。絶対聞きます!(ただNAXOSのカタログを見ても名前が無いのですが、もしかしてめちゃくちゃマイナーですか?)あと、パガニーニもよさそうですね。これはしっかりカタログに載っていたので候補の一番手になりそうです。 「ボレロ」が超絶技巧!自分の求めていたものとはかなり印象が違いますが、言われてみればすごいですよね! 声楽はオペラのコロラトゥーラみたいなものでなにかあるかな?と思ったんです。僕は「魔笛」の夜の女王くらいしか知らないのですが、あれってすごいんですよね?