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日本の映画やテレビドラマはなぜ
日本の映画やテレビドラマは男女の別れのシーン、息を引き取る前の最後の言葉のシーン、男同士の義理人情のシーンなど洋画に比べると、くどいくらい引っ張ります。 洋画のようにさらっとやるほうが良いと思います。あんまりくどくどやると興ざめしちゃう。 映画監督やテレビのディレクターはプロですからそのあたりはよくわかっているのではないかと思うのですが、どうしてそんなにくどくど長くやるのか? 妻も同じ意見です。ひょっとして僕たち二人だけがそう思っているのかと思い、ここでお尋ねする次第です。
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ハリウッドなどはリアリズム旋風が70年代に吹き荒れ、淡々と状況を描写する傾向が強いですよね。逆に日本は歌舞伎の見得きりの影響で、ここがみどころ!と強調する傾向にあります。どちらが良いとは言い切れないんじゃないですかね。実際、日本映画に影響を受けてそのテイストを盛り込んでいるハリウッド映画もありますし。 ただ、個人的には、nishikasaiさんと同意見で、淡々と描写する方が好きです。
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日本人は老若男女総じて概ね「情」や「ウェットな表現」のドラマツルギーが好きです。 それは、日本人は実生活や人前で感情をあからさまに表現すると「自己主張が強い」と嫌われやすく、内に渦巻く怒りや涙などの感情をドラマや芝居の中で開放されるカタルシスを望むからだといわれています。 本当は日本人はかなり感情的の細かい民族なのですが、狭い国土で肩をぶつけあっていては争いが絶えないため、まずは辛抱しあってから始めるのが大事とされたためです。 外国では日本とは逆に、広い大地はアバウトさを育み、争いはドライに利益の交渉で解決する方が楽だったという歴史が作用しています。 だから普段から「言いたい事は他人に判るように表現する」のが常識。相手への不満も謝罪もどう思っているかもその場でぶつけあいますし、別れに望んで今更くどくど言う事はほとんどない。 ただ、外国と言っても韓国や中国は「判りやすい表現」が好まれるのが原因で、逆に日本よりくどいですよ。 近年は通信発達などの影響で日本社会でも、親子や夫婦、友人でもあまり感情の深いところまで踏み込まなくても成り立つ人間関係も増えました。 だからそういうカタルシスを必要としない人もいるし、逆にベタベタした感情をウザいと感じる人も結構多いと思いますよ。
お礼
そうですね。 日本の美意識というのはちょっと西洋とは違いますね。 短歌などでも美しいと思っても美しいと言ってはならない。なにか別の表現で美しいことを伝えねばなりません。こどもが可愛いと思っても可愛いという表現を使ってはだめで、子どもの手がもみじの葉っぱのようだとかそういう間接的な表現で可愛さを伝えます。 ま、とにかく映画はもうちょっとドライにやってほしいです。 ご回答ありがとうございました。
お礼
たいへん参考になりました。ありがとうございました。