- ベストアンサー
出家とはなんぞや?
私いろいろあって、漠然と出家というものに興味があります。 女性で出家してる人でおもいつくのは瀬戸内寂聴さんですが、どうしたら彼女のようになれるか知りたいです。詳しい方がいらっしゃれば回答ください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
宗派によっていろいろですよ。修行の厳しさもいろいろですので、想像にマッチした宗派を選びましょう。厳しい修行を望んでいるのなら、比叡山の修行がある宗派を選んでください。そうでないなら、比叡山には注意してください。 私の宗派では最低二人の僧侶から許可を得ないと得度できません。二人目はたいてい師匠の友人になりますから問題ないのですが、やはり皆さんの回答どおり、一人の師匠を探すのが第一歩ですね。 瀬戸内寂聴さんが気になるなら、弟子入りを申し込んではいかがですか。やるなら思い切って行動しましょう。 それからは仏教の勉強と修行で、宗派によって最低3年以上で住職になる資格が得られます。まあ、資格があっても、坊さんは60歳からが始まりと言いますから、一人前の住職にはまだ程遠いですが、最近は住職のいない寺も多いですので、基本的には歓迎されるでしょう。あるいは師匠の寺で長年修行を続けることもあります。 しかし、ひとつだけ「いろいろあって」というところが気になるのですが、どんな仕事も人間関係ですので、出家したら仙人みたいに人から隔離されて生きられると言うものではありませんよ。修行中は他の僧と、寺に入ったら檀家さんや町の人たちと、楽しくやれなきゃあ駄目ですよ。 現代的ないいお坊さんになって、人々を幸せにしてあげてください。 私が修行中にも女性の修行僧はいましたよ。 がんばって下さいね。
その他の回答 (2)
- fukuyori
- ベストアンサー率45% (38/83)
とある宗派でのケースをご紹介します。 出家得度する為にはまず、師となる僧侶を見つけ弟子になる必要があります。もちろん、いきなり飛び込んでいって弟子にしてくれる僧侶はいません。師となり弟子となるためには信頼関係が必要です。まずは在家信者として、良き師を探されることをお勧めします(その端緒としては、お近くの寺院をお訪ねになること、著作等で「この人ならば」と思った人に手紙を書くこと、または本山や宗務院に連絡して紹介してもらうことです)。 出家得度と同時に、宗門に対して僧籍登録を出すことになりますが、この時点ではまだ見習いレベルで、住職として寺院に奉職するためには修行をする必要があります。この修行には二通りのコースがあり、ひとつは全寮制の僧侶養成機関で数年間の修学をすることで、こちらが基本になります。もう一つは、一年間のうちに数度の集中修行をこなす事ですが、これは社会生活を平行して営まなければならないなど仕方のない事情のある人だけに認められ、また数年に一度しか行われません。 その後は、しばらく師僧の寺の手伝いを続けるか、別の寺を紹介されて住職として赴任するか、ご自身で一から信徒を集めて新しい寺院を建立するか……道は様々です。 以上、良き道に出会われることをお祈りします。
お礼
良き師、良き道に出会うことこそ大変で、なによりも人生の喜びかもしれません。 と、思いました。回答ありがとうございました。
- dragon-2
- ベストアンサー率48% (117/243)
まず、簡単にいいますと、一般人「俗人」が「僧」=仏になる修行をする人になることを「出家」といいます。「俗」である「家庭」・「家族」などの社会から一切離れると言う意味なのです。 実際には「得道」という儀式をうけます。俗との縁を切って、修行をするのですから、俗の象徴である「髪」を切り・剃ります。これを「剃髪」の儀といいます。次に、修行するための「師」を求めます。「師」が決まったら、この人より「戒」を受けます。これを「受戒」式といいます。修行をするのに妨げになることなど、してはいけないことをしないと約束する儀式です。本来、これは「仏」との約束事を先輩の「僧」を介して行うのです。これで僧=「仏弟子」になる儀式が終わり、後は修行の道に入ります。 現在は宗派によっていろいろ異なりますが、お知り合いのお寺や、特にご自分が信仰したい宗派のお寺に相談なさった方が良いと思います。
お礼
出家素人の私にたいしてわかりやすく回答してくださってありがとうございました。まさしく「出家とはなんぞや?」に対する回答ですね。
お礼
ご助言どうもありがとうございました。ご指摘のとおり、私「出家したら仙人みたいに人から隔離されて生きられる」と思っておりました。ですが、現実はそんなことないんですね。どこへ行っても大変なんだとういうことがわかったので、今の生活を続けていくしかないとあきらめがつきました。どうもありがとうございました。また、道に迷ったときはこのご助言を思い出そうとおもいます。