- 締切済み
株式上場のしくみは、どうなっているの?
株式上場(公開)をすると、資金調達ができると聞きますが、どうして資金調達が可能なのでしょうか? もし、株が大量に購入され、資金が集まって使ってしまい、その後、株をすべて売られたら、どうやって上場企業はお金を返すのでしょうか? 株式上場のしくみがよくわかりません。 もし詳しい方がいらっしゃる場合は教えてください。 お願いします。
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
みんなの回答
- aero2000
- ベストアンサー率53% (219/412)
日銀はお札を刷って発行していますよね。 1万円札なら1万円の価値で世の中をまわります。 株式会社はお札の代わりに株券を刷って、1株○円として売りに出すんです。金額は株式会社が勝手に決めます。 例えば1株100万円として1万株を発行した場合100億円が売主である株式会社の手元に入ることになります。この100億円は未来永劫返す必要はありません。 銀行から借りると利子をつけて期限までに返さなければなりませんが、株式の場合、株主に対して配当金として利益の一部を配るんです。別に配当金はゼロでも構いません。 ところでこの株券は一定のルールのもとで自由に売買できます。株主は、これいらないと思ったら希望者に売ることができます。しかし、お札の場合は1万円ならずっと1万円の価値ですが、株券は値段が動きます。絵画や原油やマグロなどと同じように需要と供給のバランスで決定します。みんなが欲しいと思えば高くなるし、みんながいらないと思えば下がり続けます。全員が売りたくない、このままずっと持っていたいと思えば値段は動きません。 これらの株価の売買は株を発行した株式会社のあずかり知らぬところで、勝手に売買されています。株価がいくらになろうと株式会社の手元に入った100億円はず~とそのまんま(東国原)です^^ 万一会社が倒産してしまったら、最終的に株を持っていたやつが悪いってことになります。この会社は危ないと知れるとみんな損したくないから安く売りまくって暴落していくことに。紙切れ同然になったとはこういうこと。 株式会社にとっては返す必要のない金を手に入れられるんだからいいこと尽くめのように思えますが、注意が必要です。 先ほどの例の1万株のうち過半数を、ある人間・会社・団体もつと、会社は実質的にそいつのものということになります。また3分の1以上をもつと、ある権限をもつなど法律によってルールが決められています。 だから株価が下がってしまうと大金持ちに簡単に大量に買われてしまうんです。先ほどの例では、1株100万円の価値なら過半数を取得するのに50億円必要だけど、株価10万円になるとたった5億で会社をのっとれることになります。いわゆるハゲタカファンドに狙われやすくなるんです。阪神電鉄とかニッポン放送とか明星食品とか、今はサッポロビールが話題になってます。 だから1万株のうち5001株は信用のおけるとこに持っていてもらえるといいなってこと。