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日本の海外経済援助について

ふと疑問に思ったのですが、日本には今、不景気で失業者や生活困窮者がたくさんいるのに、そういった人たちの支援が十分でないように思えます。それなのに、なぜ日本は、不景気で財政赤字にもかかわらず、自国を差しおいてまで海外へ多額の経済援助をするのでしょうか?やはり、国際関係上やむえないことなのでしょうか?外国も外国で、日本はお金だけだせばどうにかなると思っているといつも言う割には、日本にお金を求めているような気がかなりするのですが。個人的には、日本経済が低迷している中、外国にお金をあげるくらいなら、そのお金でとりあえず日本国内の経済を立て直してから、外国の経済援助をしてほしいと思ってしまいます。ご意見お聞かせ下さい。

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回答No.2

こんにちは。  内需拡大とか、雇用対策という面を考えればご指摘のとおりかと思います。  しかしながら、我が国は景気の良し悪しに関わらず輸入大国です。石油や鉄鉱石や金銀などの鉱物資源のほとんどは輸入に頼っていますし、食料も今やカロリーベースで60%が輸入です。  鉱物資源にしても食料にしても、そこに原料が産出するとか、農地がいっぱいあるとかというだけでは生産もできないし、まして輸入なんてとんでもない話です。  生産する技術や機械があり、生産物を運んだりするための道路や港、空港などのインフラ整備や輸送するトラックやや船も必要でしょう。船が壊れたら修理するためのドックも必要だし修理する技術者も育てなくてはいけません。また、現地で一次加工する場合は施設も必要でしょう。また、なによりも現地でそういったことに携わる人たちやその家族の生活があります。学校や病院、水道や電気・・・等々必要最低限の社会生活基盤の整備もする必要があります。  日本の経済援助はボランティアでやっているわけではありません。日本が世界の中で生きていくためには海外から得た受益に見合う負担というか再投資をしていかなくてはならないのです。これは同時に経済的な収支関係が必ずしもはっきりわからない世界でもあり民間企業レベルではできないことだと思います。  ムネオハウスにしても元々は、北方海域の漁業資源やサハリンにおける鉱物資源の確保とかの問題や最終的には領土返還という大きな目標があるからやっているのです。  しかし、残念ながら当初の目的をねじ曲げられて一部の政治家や企業の金儲けの道具にされてしまっている事例が度々報道されることには腹が立ちますね。援助先の国からも不景気にもかかわらず日本は金「だけ」はいくらでも出してくれるずいぶん気前の良い国だと思われているかもしれません。これではとても国民の理解を得られるとは思いません。  十把一絡げに不景気だから経済援助を減らせと言うのではなく、日本の経済復興のためにどういう経済援助から優先的に支出するべきか?ということを国民の目から議論していく必要があるし、それにより日本経済が早く立ち直れば本来国際社会の中で日本が果たすべき役割を担うことができるのだと思います。  

green_land
質問者

お礼

 こんにちは。お返事ありがとうございます。  最近、大学で発展途上国の経済等を学んでいて、私も経済援助は大切だと思っています。特に日本は、資源に乏しいし、再投資が必要なのも同感です。やはり、日本の傾向としての、『お金を出しておけば何とかなる』的発想が疑問ですね。やはり、お金があれば、生活も少しは潤うとは思いますが、最終的には現地の人たちがいかに発展にむけてがんばるかだと思うのです。そのためには、お金だけでなく、技術者や教育者を派遣することにもっと力をいれればいいのにと思ってしまいます。もっと適した方法はないのかなあと思ってしまいます。  tomochan25さんのおっしゃるとおり『日本の経済復興のためにどういう経済援助から優先的に支出するべきか?ということを国民の目から議論していく必要がある』と私も思います。貴重なご意見ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • neko358
  • ベストアンサー率45% (10/22)
回答No.5

neko358が思うに。。。 建前としては、「発展途上国に対する援助は先進国の義務だ」だと思いますが 本音は、「援助することで国際的な発言力を増したい」といったところなんじゃないかと思います。 例えば、国連の常任理事国入りのための決議で援助した途上国に賛成票に回ってもらう、または、国際捕鯨委員会で日本の提案に対し賛成してもらう、などなど。つまり、援助することで途上国に日本の味方になってもらうよう無言の圧力をかける為、だとおもいます。 そのためには、たとえ国内が不況であっても継続的な援助をおこなって途上国に「日本の誠意は本物だ」と思わせることが大切です 日本は、欧米諸国とは違い、軍事大国になり得ないし、経済的な影響が持続している旧植民地もありません。ですので、こういった援助は国際社会で発言力を増し日本の存在をアピールする為には必要不可欠な措置なのだ、とneko358は思ってます。

green_land
質問者

お礼

 鋭い意見ありがとうございます。  確かに、裏にはいろいろな思惑がありそうですね。軍事大国にはなれないし、資源も乏しい。他の国からの輸入に頼るしかないということも関係しているでしょうね。そんな日本が発言力を増すためには不可欠言われればそうかもしれませんが、そう考える日本はだいじょうぶなのかと不安な気持ちでいっぱいになってしまいます。     ありがとうございました。

  • laing
  • ベストアンサー率47% (309/649)
回答No.4

お気持ちは分からないでもないのですが、日本人が貧しい国に経済的援助をしてる のは、裏返せばお金しか出せない人達が日本に多いということでもあります。 実際に現地にボランティアに行きたがる人は少ないでしょう? ボランティア精神が日本人には根付かないですしね。 経済大国時代からの日本人の国民性を物語っています。海外の人達もそれが分かってますから、 お金以外日本人には要求出来ないと諦めているのです。 貧しい国の人達と交流してみれば分かることもあると感じますが。。。 どちらにしても国連加盟国ですし、日本は国際協力をしなければいけません。 日本が不況といったところで、他の国と比較したら全然不況とは思えませんね。 少子化で騒いでる日本は平和ですよ。人口だけがどんどん増えてる国もあるのに。 それから、日本は日本でアメリカに面倒をみて貰っている立場でもあるのですから、ある程度お互い様だと思います。

green_land
質問者

お礼

 ご返答ありがとうございます。  お金しか出せない日本人が多いというのは同感です。というか、お金さえ出しておけばどうにかなると考えている人が多いと思っています。ボランティアに行きたがる人はやはり少ないんですね・・・。(私の周りには行きたがっている人が結構いるもので。)確かに、政府が前に学校の授業かなにかに(?)にボランティアを入れて、ボランティアを強制にしようとしていたような記憶があります。強制したらボランティアじゃないじゃんと思ったことがあったような・・・。それくらい日本人にボランティアは根付いてないんでしょうね。  私も、経済援助はして然るべきだと思いますし、止めるべきとも思いませんが、もっといろんな面(お金を出すだけじゃなく、技術者の派遣などに力を入れるとか)から支援してあげてほしいですね。  参考になります、ありがとうございました。

noname#24736
noname#24736
回答No.3

日本の経済が厳しい現状では、確かに、おっしゃるとおりの面が有ります。 ただ、海外援助によって、世界経済が良くなれば、それが日本にも循環してきて、日本経済に好影響を与えたり、日本よりも貧しく、飢餓に植えている国も有りますから、辞めることは出来ないのでしょう。 それでも、今までよりは減額されて、今まで、日本は海外援助額が世界一位でしたが、今年度は、アメリカが一位で日本は二位になったようです。 関連の記事があります、参考urlをご覧ください。

参考URL:
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/qa/q1.html
green_land
質問者

お礼

 こんにちは。  日本の経済援助によって貧しい人々が少しでも救われるなら、経済援助はとても素晴らしいことですよね。しかし、その主な目的が日本の国際地位を高めるためや最終的に日本にプラスになるということであるなら、すこし悲しい気持がします。 今、海外援助額一位はアメリカになったようですが、これを機に日本にはお金ではない、発展途上国の育成を行ってほしいものです。  ありがとうございました。 

  • odd-art
  • ベストアンサー率9% (31/325)
回答No.1

 諸外国に良い顔がしたいがためですが、無駄な税金の使い方で、立腹しております。米国に煽てられてのようです。  主体性の無い、無能な証でありましょう。  良い子ちゃんに成りたい、バカ議員が多いということでしょ。  その分、国民を敵に回すことも知ってか、侮辱していますね。

green_land
質問者

お礼

ご返答ありがとうございます。 私も日本はアメリカにいいようにされている部分があると思います。 最近は本当に国会議員も信用できないしさんざんですよね・・・。

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