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ANAワイドカードの特典を教えて下さい

現在、ANA一般カードを使用しておりますが、ワイドカードへの切り替えを検討しています・・・。 私の状況は・・・毎月30万円前後のクレジット支払いをしています。 マイルが貯まると航空券に交換し利用しています。 年間で、飛行機に乗るのは特典航空券を含め6、7往復。 ワイドカードに切り替えるメリットはありますでしょうか? また、ワイドカードの特典を教えて下さい。 (優先搭乗、ビジネスカウンター、空港ラウンジの利用は可能ですか?)

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  • Umada
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回答No.1

ANAカードの種別はご存じの通り、年会費の安い順に「一般カード」「ワイドカード」「ワイドゴールドカード(ダイナース含む、以下同じ)」の3種類があります。 ●一般カードをワイドカードに切り替えた場合の差異 一般カードとワイドカードとの差異はANAが提供するサービスの部分のみです。クレジットカード会社が提供するサービスは変わりません。具体的な差異は以下の通りです。 (1)ANA便搭乗時に加算されるボーナスマイルが、区間マイルの25%に増える(一般カードは10%) (2)年会費支払時に加算されるボーナスマイルが2,000マイルになる(一般カードは1,000マイル) ワイドカードにすると年会費は6,562円ほど高くなりますが、上記の(1)(2)の分多くのマイルが加算されます。区間マイルで年間1万マイル程度搭乗される方なら(1)(2)の分だけで会費の元はとれるでしょう。 (3)ANA便国際線利用時にビジネスクラスチェックインカウンターを利用できる エコノミークラスのチェックインカウンターは大抵長い列ができているので、それをスキップできるのは助かります。国内線利用時のスーパーシートカウンター利用はできません。 http://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/flight.html (4)ANAグループ空港内免税店で10%割引 国際線免税店での割引はワイドカード以上が対象です(私は一般カードを使っていた頃なぜか割引いてもらったことがありますが)。国内線の空港内売店(ANA FESTA)では1,000円以上の品物を購入する場合、一般カードでも10%の割引があります。 http://www.ana.co.jp/amc/reference/anacard/member.html (5)全日空ホテルズで朝食無料 ワイドカード以上だと朝食無料のようです。ただし全日空ホテルはインターコンチネンタルグループへの売却が決まっており、売却後もこのサービスが継続されるかは不透明です。 (6)保険の内容が充実 ANAカードには旅行傷害保険が付いていますが、一般カードですと付保内容は極めて限定されています。特に一番肝心の治療費用がまったく担保されておらず、海外に渡航する場合に一般カードの付帯保険では明らかに不足です。 これがワイドカードでは傷害治療・疾病治療が150万円、賠償責任2,000万円、携行品損害50万円、救援者費用100万円ととりあえず実用に足る水準にはなっています。(これで十分かどうかは、個々人の責任で判断すべき事項ですので言明を避けます) 海外に年に1,2回渡航するのであれば、保険料を節約できる分で年会費は回収できるでしょう。 ワイドカードにはラウンジサービスは含まれず、ANA設置のラウンジ、クレジットカード会社設置のラウンジとも残念ながら利用できません。 また優先搭乗サービスの対象はANAマイレージクラブダイヤモンドサービス会員、プラチナサービス会員、スーパーフライヤーズカード会員とスターアライアンスゴールドメンバーまでです。ワイドカードのみ所持の会員は残念ながら含まれません。 ●ワイドカードをワイドゴールドカードに切り替えた場合の差異 ワイドカードとワイドゴールドカードとの差異はクレジットカード会社が提供するサービスのみです。 (1)マイル移行手数料が不要になる ANAカードではご存じの通り、クレジット利用額に応じてクレジットカード会社のポイントが貯まり、移行手数料を払ってそのポイントをマイルに移行します。一般カードとワイドカードですと移行手数料が年2,100円かかりますが、ワイドゴールドカードなら無料で、好きな時に好きなだけマイルに移行できます。 (2)クレジットカードのポイントが貯まりやすくなる これはクレジットカードのブランドによりますが、割増でポイントがもらえたりゴールドカード会員限定のキャンペーンに参加できたりします。ただし割増で付与されたボーナスポイントはマイルに移行できない場合もあります。 (3)カードで購入した商品の保険が手厚くなる これもクレジットカードのブランドによりますが、カードで購入した商品の紛失や破損を補償してくれるサービスが付きます。 (4)クレジットカード会社設置のラウンジが使える ゴールド会員向けにクレジットカード会社が提供するサービスとして空港ラウンジがあります。ただしこの場合使えるのはクレジットカード会社設置のラウンジであり、航空会社設置のラウンジ(ANA signetラウンジなど)は使えないのでご注意下さい。 ANAが提供するサービスはワイドカードと変わりません。優先搭乗サービスもワイドカードと同じく対象外です。 ●質問者さんのケース 上記の差異を質問者さんの状況に照らして、ワイドカードやワイドゴールドカードでどれくらい有利になるか検討してみます。 (1)毎月30万円の利用額はかなり大きい方だと思いますが、一般カードをワイドカードに切り替えてもクレジットカード利用で貯まるマイルに変化はありません。一般カードをワイドゴールドカードに切り替えた場合はボーナスポイントなどで若干有利になりますが、それでも「一般カードに比べ1.5倍貯まる」といったことにはならないです。 (2)飛行機への搭乗については、年に6,7回乗るとおっしゃるうち国内線と国際線が何回くらいか、年間の総搭乗距離がどれくらいなのかによって判断が変わってきます。 国際線搭乗が多いのであれば、ワイドカードやワイドゴールドカードにするメリットが大きくなります。付帯する旅行傷害保険の内容が充実すること、ビジネスクラスカウンターでチェックインできることなどです。 総搭乗距離は長いほど、ワイドカードやワイドゴールドカードのメリットが出てきます。一般カードより区間マイルの15%多くボーナスマイルが付与されるからです。年会費支払時の2,000マイル(1,000マイル多い)のボーナスを合わせて考えると、区間マイルで年間1万マイル程度以上の搭乗があれば、それだけでワイドカード年会費の元は取れるでしょう。 (3)その他の付帯サービスですが残念ながらワイドカードに優先搭乗はありません。ラウンジはワイドゴールドカードに限って、クレジットカード会社のそれを利用できます。 【まとめ】 私見ですが、年に(区間マイルで)1万マイルくらい搭乗していたり、年に1回か2回海外に渡航していたりするならワイドカードにするメリットはあると思います。 ワイドゴールドカードにまでする必要はさして感じませんが、ラウンジ(クレジットカード会社ラウンジ)利用にご興味があるならワイドゴールドにしてもよいでしょう。 搭乗がもっぱら国内線で、ラウンジにもそれほどこだわらないなら、今のまま一般カードで差し支えはないと考えます。状況が変わった時点でまた切替を検討すれば十分だと思います。

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