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砂漠と海面上昇

温暖化が最近騒がれてますけど、小さい頃に『砂漠に海の水を太いパイプで散水すれば砂漠がなくなるんでは』 と空想を描いたことがあります。実際に海面上昇して都市が水に浸ってしまうのであればこのように海面の水を太いパイプのようなもので砂漠に散水すれば砂漠もなくなるし、海の水も増えないと思います。現実的にできないのはわかりますがなぜできないのかご教授ください。

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  • ht1914
  • ベストアンサー率44% (290/658)
回答No.3

単純な計算をしてみましょう。海水面が50m上がるとします。その50mを陸上に持っていったとします。陸地の面積は海の面積の半分しかありません。地表はすべて100mの水の底に沈んでしまいます。 砂漠を灌漑すればという話は海水面の上昇を何とかするということとは関係ない話です。従って可能であれば今でも出来ています。 エジプトのアスワンにあるダムの話をご存知ですか。 ナイル川をせき止めて砂漠を灌漑しようとしたものです。塩害でどうしようもなくなっています。砂漠は元々が蒸発の激しい気象条件のところにあります。感慨水が地中の塩分(NaClだけではありません)を溶かしだして表面に運ぶ役割をします。地面が白くなっている写真をTVで見たことがあります。淡水を運んでもこういう事が起こります。海水だとどういう事が起こるでしょうか。 塩害を防ぐには必ず流れる水でなくてはいけません。溜まった水がただ蒸発するだけでは駄目です。 海水を灌漑に用いるという発想は無意味なものです。 温暖化が進めば気象条件はもっと増幅されるでしょう。砂漠のような乾燥地帯であったところはもっと蒸発のキツイ状態になります。湿潤であったところはもっと多雨になるでしょう。 スエズ運河やパナマ運河を作るのに一体どれだけのエネルギーコストがかかっていると思いますか。タリム盆地のような内陸部に海水を引くなんて意味がありません。維持も出来ません。重力を利用することは出来ません。どういうエネルギー源を考えているのでしょうか。 コストを金銭でしか考えていないと雇用が生じて都合がいいなんて発想をしてしまいます。 規模がかなり小さくなりますが日本での例を考えてみました。雨が降らなくなって琵琶湖が干上がったとします。パイプで海から水を送るということを考えてみて下さい。琵琶湖の水位は海抜100mほどです。

その他の回答 (2)

回答No.2

私も同じことを考えており、論文を出そうかと検討しております。 海面の上昇は将来的には50mといわれており この海面上昇は人類へはもちろん生態系への多大な影響が予想されます。 そこで砂漠に多数のの海水のパイプラインを通し、調節しながら水を供給。 現在の技術であれば可能であり、資金は開発援助金を利用。 発展途上国への職の提供にも繋がる。 最終的に都市が沈むことによる経済的な打撃を避けることと、沿岸区域の生態系保持が目的。漁業大国日本にとって沿岸区域の生態系破壊は非常に痛手。 水をためる砂漠として盆地の構造をしている砂漠を利用(exタリム盆地 盆地ならダム化することも容易 海面上昇については、将来を見越して今のうちに対策することが大事かと思われます

oriyan
質問者

お礼

地球から砂漠がなくなるとよいですね

  • kabo-cha
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回答No.1

ひとつは、海から遠い砂漠まで水を送る動力でしょうね。おそらく電気エネルギーを使うことになると思いますが、それはどう賄うのか。火力発電で二酸化炭素を使っていては、温暖化が進行して本末転倒ですね。 2つ目は、海水は塩水であるということです。塩水を撒いても植物は枯れるだけで育ちません。それどころか塩害と言って、深刻な土壌汚染につながってしまいます。塩水を無理やり淡水化することもできますが、非常に面倒でお金がかかります。 3つ目は、そんなに苦労しても誰も儲からないということです。 4つ目は、海はものすごく広いということ。いったいどれだけの海水を送れば海面は低くなるのでしょう。想像もできません。 ほかにもいろいろ理由がありますが、とりあえずこんなところです。

oriyan
質問者

お礼

なるほどですね。十分理解できました。