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EPMA分析装置の特性X線強度について

現在3元系化合物のEPMA分析を行ってますが、組成通りの結果が出ません。 標準試料を用いての定量分析を行っています。 ですが1つの元素のみ全く特性X線が検出されていません。 標準試料では特性X線はきちんと出ています。 複合体になることで特性X線が阻害されてしまうという事はありえるのでしょうか? 可能性の話で構いません。

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  • kenojisan
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回答No.1

EPMAの専門家では無く、偶に使う程度のライトなユーザーですが。 直ぐに考えられる可能性としては、 1.X線ピークの重なり  他の2元素のどちらかor目的外の元素の強い特性X線ピークと重なって分離出来ていない。おそらく、分析に使われているソフトには、周期表元素が出す複数の特性X線(K,L,M線など)の出現位置(エネルギー)をグラフに示す機能が有ると思いますので、他の元素からのX線ピークと重なっていないか確認してください。もし、重なっていた場合には、強度が弱くても重なっていない別のピークを使って分析するように設定を変えてください。対象元素が軽元素で、他にX線ピークが無い場合には、重なる原因となる他の元素を除くしか無いですねー。 2.混在元素による吸収  非常に原子番号が大きい元素の中に希薄に含まれた軽元素や、目的元素の特性X線に対して吸収の大きい元素が混在している場合、目的元素の特性X線が弱まる可能性は有りますが、検出できないほどには減衰しないと思います。予想していたより目的元素の濃度が低い場合も有りますので、測定時間を増やしてSN比を改善してみてはどうでしょうか?

hist2-3
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。 試料内部での分相傾向があるのはわかっていましたが・・・。 XAF計算の方式の違いでも数%程度の誤差と認識していますので、やはりターゲットには含まれていないのでしょう。 ご回答、大変参考になりました。 ありがとうございました。