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標準正規分布
X,Yが標準正規分布N(0,1)に従うときX^2+Y^2はパラメータ1/2の指数分布にしたがうことをしめせ。という問題なのですが自分が考えたのはつまりX,Yがe^(-x^2/2)/ルート(2π)に従うのでこれを2乗してたしあわせばよいのかと思ったら違うみたいです。。。「従う」というのをどう利用したらよいのかわかりません。
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- masuto84
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従うとはどのような分布になるかです どのような分布になるかとは どのような確率密度関数になるかです 確率密度関数とは分布関数の微分が定義ですので まず分布関数を調べなくてはいけません また分布関数とは値が0<xの間となる確立P(x)のことです ではX^2+Y^2がZ以下となる確率を考えます X^2+Y^2がZ以下となるには |X|がZ以下かつ|Y|がZ-X^2以下でなければいけません また正規分布の確率密度関数はご存知のとおり e^(-x^2/2)/ルート(2π)ですので よってこの確立P(z)は ∫_(|x|<Z)∫_(|Y|<Z-X^2)e^(-x^2/2)/√(2π)×e^(-y^2/2)/√(2π)dydx と確率密度関数を掛け合わせてZ以下となる積分範囲で積分しなければなりません 少し整理して =∫_(|x|<Z)∫_(|Y|<Z-X^2) (e^-(x^2+y^2)/2)/2π これを計算するのはそのままでは難しいので X^2+Y^2=R^2 と聞けばすぐに思いつくx=rcosθ y=rsinθで変数変換します するとdxdy=rdrdθとなり 積分範囲は0<r^2<z,0<θ<2π 先ほどの二重積分は =∫_(r<√Z)∫_(θ<2π) e^-(r^2/2) /2π rdθdr θで積分して =∫_(r<√Z) e^-(r^2/2) rdr r^2=tと変数変換しすると 2rdr=dt 積分範囲はt<Z よって =∫_(t<Z) e^-(t/2) /2 dt =e^-(z/2) よって分布関数は↑になります これを微分すると 1/2e^-(z/2)となり パラメータ1/2の指数分布となります
- zk43
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補足ですが、 Xの積率母関数φXとは、 φX(t)=E(exp(tX)) のことです。(exp(tX)の平均。tは実変数) X+Yの積率母関数φX+Yは、 φX+Y(t)=E(exp(t(X+Y)))=E(exp(tX)・exp(tY)) =E(exp(tX))・E(exp(tY)) =φX(t)・φY(t) と分解されるので、X、Yそれぞれの積率母関数を 計算すれば良いです。 もちろん、XとYは独立であることが前提です。 (ちなみに、逆にE(XY)=E(X)E(Y)だからといってX、Yが独立 とはいえません。) 積率母関数はn回微分してt=0とすれば、X^nの平均が 求められます。(これが名前の由来。n回微分するとEの中身が X^n・exp(tX)になる。微分するたびにXがどんどんでてくる イメージ。正確にはテイラー展開を考える。) 積率母関数が同じなら、同じ確率密度関数を持ちます。
- guuman
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Z=X^2+Y^2の分布をP(z)とし密度をp(z)とすると z≦0でp(z)=0 以下0<zとする P(z)=∫∫dxdy・exp(-(x^2+y^2)/2)・h(z-x^2-y^2)/2/π p(z)=P'(z)= =∫∫dxdy・exp(-(x^2+y^2)/2)・δ(z-x^2-y^2)/2/π =∫[0<r]dr・2・π・r・exp(-r^2/2)・δ(z-r^2)/2/π =∫[0<r]dr・r・exp(-r^2/2)・δ(z-r^2) =∫[0<s]ds・exp(-s/2)・δ(z-s)/2 =exp(-z/2)/2 h:ヘビサイド関数 δ:デルタ関数
- zk43
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確率変数XがN(0,1)に従うとき、X^2は自由度1のカイ2乗分布に 従います。 また、カイ2乗分布は和に関する再生性があるので、自由度mのカイ2 乗分布に従う確率変数Xと、自由度nのカイ2乗分布に従う確率変数Yの 和X+Yは自由度m+nのカイ2乗分布に従います。 したがって、X,YがN(0,1)に従うとき、X^2、Y^2はともに自由度1 のカイ2乗分布に従い、X+Yは自由度2のカイ2乗分布に従います。 自由度2のカイ2乗分布はパラメータ1/2の指数分布です。 (教科書で実際の式を確認してしてください。いろいろな分布の 確率密度関数が載っていると思います) 証明は、まず、分布関数F(x)=P(X≦x)を考えて、これを微分して 確率密度関数を求めるという手法でわかります。 和に関する再生性については、積率母関数を利用するとわかりやすい と思います。 確率変数Xがある確率分布に従うということは、その分布の確率密度 関数f、分布関数Fを持つということです。 すなわち、P(X≦x)=F(x)になるということです。
- Mr_Holland
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難しく考えなくていいと思います。 単純に、XとYは標準正規分布に従うので、 f(X)=1/√(2π) exp(-X^2/2) f(Y)=1/√(2π) exp(-Y^2/2) 両辺を掛け合わせて、 f(X)f(Y)=1/(2π) exp{-(X^2+Y^2)/2} ⇔πf(X)f(Y)=1/2 exp{-1/2・(X^2+Y^2)} この右辺と、指数分布の確率密度関数 λexp(-λt)とを見比べると、 t=X^2+Y^2, λ=1/2 となっていることがわかるので、「X^2+Y^2はパラメータ1/2の指数分布に従っている」ということです。
お礼
ありがとうございます。考えてみたのですがまずP(X^2+Y^2≦z)=∫∫φ(x)φ(y)dxdyをだせばいいんですかね??でも積分の範囲がよくわかりません。。。xかyを固定するんかな。。。