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ドイツ語で引用・参考文献の書き方
論文やレポートの末尾に添える参考文献リストや、文中での引用の書き方を教えてください。 ・夏目漱石の「坊ちゃん」(岩波文庫、1929年) ・モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」からの引用 といった例を書くには何か決まり事があるんでしょうか? また、そのほかにも略号など知っておくと役に立つテクニックがありましたらあわせて教えてください。 お願いします。
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日本の場合と基本的には変わりないと思います。 まず、本文中に、引用個所の番号をふって、論文の末尾に番号順に、引用を並べていきます。 「参考文献、引用」は、ドイツ語で 「Literatur」 です。 これは、「文学」のドイツ語と同じです。 これに、「リスト」の意味の、「Verzeichnis」を加えて、 通常「参考文献、引用リスト」として、「Literaturverzeichnis」を使います。(名詞なので、頭は大文字です。) 単純に、「Literatur」とだけ、書いてある論文や本もあります。 引用の番号に続いて、引用した本の作者、本の題名、本の発行日、引用した個所(ページ数など)を書いていくということで、ごく常識的だと思います。あまり、難しく考えずに、分かりやすく書いていけば、OKです。 例えば、こんな感じです。 Literaturverzeichnis 1. Weider,J,Wichmann, Anwendung der hydraulischen Untergrungsanierung. EF-Verlag,1990,S.136-142. 「Verlag」は、出版社、S.は「Seite」の略で、ページです。全体を参考とすれば、本の名前だけで、ページ数などは当然必要ありません。 繰り返すようですが、わかりやすくが一番です。
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- Umada
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友人のドイツ人の博士論文を引張り出してきました。jakobさんもおっしゃっているように和文と同じ要領で書けば良いですし、もし英文での書き方をご存じなら話はもっと早いです。例えば [1] I. N. Stranski, "Zur Theorie des Kristallwachstum", Z. Phys. Chemie 136 (1928) 259. [2] P. Bennma und G. H. Gilmer, "Kinetics of Crystal Growth", in: P. Hartmann (Ed.), Crystal Growth: An Introduction, North Holland Publ. (1973) 263. といった具合ですから、英語論文を書く時と全くと言ってよいほど同じです。もちろん、andがundに替わっていますが。 並べ順はその友人は普通に数字を振っていましたが、その他のドイツの博士論文で年号と筆頭著者名の最初の3文字を入れるやり方も見たことがあります。 例えば上記の論文なら [28Str] I. N. Stranski, "Zur Theorie des Kristallwachstum", Z. Phys. Chemie 136 (1928) 259. [73Ben] P. Bennma und G. H. Gilmer, ..... なんて具合です。本文中では通常の[102]などに代えて[28Str]などと書かれるわけです。この場合は巻末の引用文献リストの並べ順は年代順にします。また同じ著者による参考文献が1年に2件以上あれば [28Str1] [28Str2] などとして区別していました。 "Seite"の"S"は入っていませんでした。英語の参考文献リストでもページを表す"p"を入れない場合も多いですから、どちらでも良いと思います。さらに括弧に何を使うか、文中では上付きにするか通常の文字サイズにするか、著者名は姓名のどちらを先にするか、雑誌名を斜体にするか、巻数と号数を入れるか、ページ数は最初だけか最後も入れるか・・・など細かいバリエーションがありまが、これは投稿論文ならその投稿先の規定に当然従いますし、学内だけのレポートや論文なら指導の先生に指示を仰げば良いでしょう。 他に気の付いた略号では以下のようなものがありました。 (unveroeffentlicht) 読んで字のごとく「非公開」「未公開」、大学の卒業論文を引いたものの殆ど全てに付いていました。 im Druck 「印刷中」 「引用文献」はjakobさんのおっしゃる通り、"Literatur"でした。
お礼
回答ありがとうございました。 unveroeffentlichtやim Druckは知ることができてよかったです。 「英語論文を書く時と全くと言ってよいほど同じです」というお言葉にも本当に気が楽になりました。本当にありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございました。おかげさまで立派な参考文献リストを作ることができました。論文の方も内輪向けではありますがちゃんと印刷してもらえて(できはともかくとして)ただいま達成感に浸っています。 論文を実際に書いてみて、jakobさんのおっしゃるとおり「わかりやすく」書くということがいかに大切であるかを実感いたしました。本当にありがとうございました。重ねて御礼申し上げます。