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小さな総二階の強度
一階9坪、二階9坪の総二階の木造家屋を建てようと思っています。 また、二階にお風呂を設置しようと思っています。 質問です。 (1)以上の条件で建てた場合、地震などに対して十分な強度を確保できるでしょうか? 小さいながら結構ノッポの家になるように思うのですが。 (2)強度が確保できない場合、どのような対策を取ればよいでしょうか? (3)部分二階にする場合、一階と二階の床面積の比率をどの程度にすればよいでしょうか? 以上よろしくお願いします。
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木造の構造を担当している者です。月に20棟位の木造住宅を担当してます。 (俗に言う、プレカット工場のCAD担当という職業です。) 建物のを上から見た時の平面的な形が、正方形またはそれに近い長方形でしたらほとんど問題は無いと思います。 これが、建物が「L」の字とか、変形した形だとちょっと問題があるかもしれません。 取り敢えず、正方形に近い形とすれば、後は壁(耐力壁)がバランス良く配置されていればOKです。 昔から大工さんは、壁を田んぼの「田」の字になるように配置しろと言います。大きな家だと幾つかの田の字がくっついた形の配置が良いとされています。 CADの構造計算ソフトで計算をしても、田の字の家の強度は、楽勝で基準法を超える強度がでます。 要は、1階と2階の間取りに極端に大きな部屋を造らず、バランス良く部屋をとるようにすれば何の問題もないということです。 狭小地でもこれは同じですが、狭小地だとどうしても壁が取りづらく、バランスの悪い家になりがちですので注意が必要です。 なお、都市部の住宅などでは1層9坪の3階建なんていう住宅も普通にあります。また、その場合2階の浴室も普通にあります。 ですので、1層9坪の2階建ならそれほど心配することは無いと思います。 繰り返しますが、壁があまりとれないと思いますので、耐力壁だけはバランス良くとれるような平面プランにするようにしてください。 他に何かあればまた質問してください。わかる範囲で回答します。
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>(1)以上の条件で建てた場合、地震などに対して十分な強度を確保できるでしょうか? >(2)強度が確保できない場合、どのような対策を取ればよいでしょうか? ご質問は建築基準法で要求している強度をクリアできるかどうかということでしょうね。 出来ます。但し通常の家に比べて壁の比率を多めにし(窓を設置する場所を減らし)、面積当たりの柱数も増やし、筋交いを太くしてタスキ掛けにし、基礎のアンカーボルトも増やすなどして対応します。上が屋根になっている部屋の窓は天窓を使う事で通常の窓を減らす事が出来ます。 設計士は定められた計算に基づいてそのような配慮をするでしょうから、その結果間取りや開口部についてはご希望通りにならないかも知れません。 >(3)部分二階にする場合、一階と二階の床面積の比率をどの程度にすればよいでしょうか? 一階は9坪以上に出来るのですか?それとも一階の9坪はそれ以上確保出来ないと言う状況でしょうか。もし一階に9坪以上割けるならその方が強い家になるとは思いますが、しかしそうでなくても上記の配慮によって基準法はクリア出来ると思います。 基準法は当然の事として、より強い家にしたいと言う意味ならば極端な変形間取りでない平屋に出来るだけ近いもの、つまり2階が小さいものというのがお答えになります。しかし2階の乗り方などもありますから一概には言えません。2階を作るなら2階壁が耐力壁で囲まれる必要がありますから、その意味から言ってもあまり小さい2階はナンセンスでしょう。
お礼
ご回答ありがとうございます。 風呂を一階にお下ろした平屋に近い間取りも検討してみます。
(1)強度を保つことは可能です。金具や筋交いなど設計士とよく相談して頂き十分な強度を維持します。しかしながら、間取りの制限や窓の数などに制約が出てきます。 (2)鉄骨住宅やRCにするのが最もよい方法です。当然建築費用は高くなります。 (3)この場合部分2階にすれば解決する、というものではありません。 ■いずれにしましても、個別の要素が多すぎます。設計士と相談すれば、総二階のままで建築は可能です。ただし「安く」という更なる条件が加われば要望をかなえるのには限度があります。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはり、いろいろな制約が発生しそうですね。 慎重に検討しようと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 計画している建物は縦横ともに三間の正方形です。 部屋も最大で7帖ぐらいです。 そうすると、総二階も可能ということになりますね。 何かあればお尋ねしますので、よろしくお願い致します。