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麻酔による体への影響について質問があります
先日産婦人科で流産による手術を受けました。その時に全身麻酔を受けたのですが、麻酔からさめた後なんともいえない違和感が体中を遅い、 体も言葉も何かマヒを起こしたような感覚が不快で不快でしかたなく、大暴れしてしまいました。 精神も相当高ぶっていたのか、先生の「落ち着いて」という声にも落ち着けず、看護婦さんの手を握ったまま自分の声とは思えない声で、あーっ!とかおーっ!とか叫んで暴れていたのも覚えています。 鎮静剤を打たれて落ち着いたようですが、その後目覚めたとき今度はじっとしていられない、寝ようとしても精神が高ぶって寝れずに苦痛、そわそわと動き回るも落ち着かないなどの状態が半日ほど続きました。 その後は何も違和感なくすごしていますが、あのままマヒの様な物が続いていたらと思うと怖くて、麻酔に相当の恐怖を抱いてしまいました。 ちなみに別の手術で二度全身麻酔を受けた事がありましたが、その時は自然に眠りから覚めるような感じで特に違和感はありませんでした。 これは麻酔による影響と考えて良いのでしょうか? もしその場合、このような事は多々あることなのでしょうか? それとも何か別の原因が考えられるのでしょうか? この体験が一体どういう類のものであったかぜひ知りたいです。 似たような症状を知っていらっしゃる方、 医療機関関係者の方の回答を心よりお待ちしています。
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整形外科をしております。 全身麻酔は大脳の表面から麻酔がかかっていきます。大脳の表面とは大脳皮質と言って、いわゆる感情のコントロールをつかさどっている部分です。この麻酔濃度を更に深くしていくと、どんどん意識もなくなっていき、最終的に麻酔がかかるという状態になるのです。 全身麻酔から覚めるときはこの逆になりますので、さめかけと言うときは、大脳皮質のみが麻酔にかかった状態になることがあります。 この、大脳皮質のみが麻酔にかかるとどうなるか、が問題となるのです。これは「抑制系の抑制」と言われます。すなわち、感情を抑制する部分が抑制されるので、自分で自分のコントロールがきかなくなる状態に陥ることがあります。専門的にはこのような麻酔状態にあることを「興奮期」と呼びますが、多分このような中途半端な麻酔状態になっていたのでしょう。薬剤によってはこの興奮期の長いものがあったりします。 もちろん、手術前後の精神的不安もこのような状態の出現に関与していると思いますが、このような症状は麻酔の掛かり具合による一時的なもので、手術現場では時々みられることですので、心配ないと思います。
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全身麻酔は、覚めかけのときに意識混濁状態になりますね。 私も3回ほど経験しましたが、最初のときは何ともいえない不安感に襲われました。 2回目からは慣れたので、「ああ、こんなもんか」で終わりでしたが。 手術が流産ということですから、複雑な精神状態から、そのようなことになってしまったのかもしれません。
お礼
私の場合、過去に二度全身麻酔を受けていてその時は何事もなく、 今回初めてこのような状態に陥ったので驚いてしまいました。 過去二度のうち一度は同じ流産手術だったものでなおさらでした。 自分では平気なつもりでしたが 精神的に複雑な状況だったのでしょうね・・ アドバイスありがとうございました。
お礼
大変分かりやすい回答をありがとうございました。 まず「手術現場では時々みられること」との一文にほっとしました。 その時の医者に「貴方の様になったのは初めてだ」と言われていたので・・・ 専門の方からの回答という事で これから安心して医療機関にかかる事ができそうです。 ありがとうございました。