• 締切済み

SEという職種について教えてください

こんばんわ 自分は現在大学生で将来は総研のようなところで働きたいと思っています でも総研と言ってもいろいろ種類があるようです。 その中でも気になっているのはSEという職種です。 大手の野村総研や大和総研やみずほ情報総研のホームページなんかを見ると採用の募集要項には (1)コンサルタント・研究員コースと(2)システムエンジニアコースに分かれていたり(野村の場合) (1)システムコンサルタントと(2)リサーチコースに分かれていたり(大和) (1)システムエンジニアコースと(2)リサーチサイエンスコースに分かれていたりします(みずほ) そこで質問なのですが上記のような会社のSEとはコンサルタントのことなのでしょうか? 大和などではSEのことをシステムコンサルタントと言っているようですが・・・ 野村ではエンジニアと言っています・・・ このSEとコンサルタントの両者の違いがわかりません 総研でいうSEはコンサルタントなんでしょうか、エンジニアなんでしょうか 自分は中学から海外で暮らしており現在はこっちの大学で会計学を専攻しています 将来はこの分野を行かせるような職種に就きたいと思っています 初心者の質問ですが宜しくお願いします

みんなの回答

  • techbrain
  • ベストアンサー率76% (70/92)
回答No.2

元システムコンサルタント・システムエンジニア(大手家電メーカー系SIer)で、現在は独立して経営コンサルタントをしている者です。 金融機関配下の総研系企業では、元々企業への「コンサルティング部門」が中心です。 金融機関配下の総研系企業の本来の業務は、世間の経済環境をグローバル/ローカルにリサーチ・分析し、それが支援先企業にどのような影響を与え、支援先企業の目指す将来を実現するには何が課題で、どう解決するか、という提案を行うことで、大雑把に言えばコレが(総研系企業の行う)コンサルティングと言えます。 質問にある言い方で言えば、コンサルタント・研究員やリサーチコースというのがこちらに当たります。 ここで課題の把握から具体的解決策を提案する際に、コンピュータや通信技術を使ったITによる解決策を提供することが近年は特に増えてきています。 そこで、金融機関は元々計算機部門を擁していることが多く、その能力を活かしてIT技術に対応できる部門を作ったのが、金融機関配下の総研系企業でのITコンサルティング部門の元々の始まりです。 具体的解決策とは言え、金融機関配下の総研系企業の提案には「経営」や「事業」そのものに関わる提案が多いため、経営の視点から見た提案内容を要求されます。 この際に出てくるのが、システムを専門とするコンサルタントです。一般に「システムコンサルタント」「ERPコンサルタント」等々・・・のように言われる人達です。 彼らはまず、支援先企業の実情と、経営者の要求を把握し、正確な分析を元にシステムに必要な要件を定義します。そこからシステム全体の企画を立て、必要な機能を実現できるように“大まかな設計”までを行うのが一般的です。 コレに対して、システムエンジニアは、システムコンサルタントの立てた企画を元に大まかな設計レベル以下のところで、仕様決定を含む詳細な設計~開発・制作~テスト~本番移行、もしくはそれ以降の運用・保守を担う人を言います。プログラマーとの違いは、プログラマーが「仕様書を見てコーディングする、それをテストする」というのが中心の仕事であるのに対して、システムエンジニアは本来の企画に対してプログラムやシステムによる実現性を考え、与えられた人財と期間、予算で「求められるシステムを作るのにはどのようにすれば実現できるか」を考える能力を要求される、ということです。 本質的にコンサルタントとエンジニアは何が違うのか、と言うことですが、 ●コンサルタントは、相手の困っていることや、目指しているけどもどう対処してよいか判らないことに対して、外部環境や内部資源を把握・分析し、原因や理由を仮説検証で明確にして、目的の実現のための対応策を提示することが仕事である。 ●エンジニアは、目的実現のために必要な対応策を、体系的に分解し、具体的な要素を「何らかの手段で仕組みとして作り上げる」ことを仕事とする。(それが例えITであっても、ものづくりの要素が含まれるのがエンジニアの世界です。) というのが違いになります。 貴方がなりたいのはどちらの方ですか? 会計学専攻であれば、論理的かつシステマチックなことに慣れているので、いずれの職業でも適応できるとは思います。 金融機関配下の総研系企業への就職を狙うのであれば、システム系(システムコンサルやSE)職種の方が採用数も多く、可能性は高まります。コンサル部門は大学院卒以上が多いのと、会計系よりは経済系・経営系、もしくは統計系のような理系の方が優遇されやすい傾向がない訳ではないので、何かをウリに出来るものを持っている方が良いかもしれません。MBAはやや評価が下がっているとは言え、端的にコンサルティングに必要な“基礎知識”があることをアピールはし易いです。 あと、財務会計・税務会計のような制度会計の仕組みよりも管理会計を理解している方が実務上は有利かもしれません。 会計の専門家としてアプローチするならCPAを狙うのも一つの手です。(管理会計士[CFAだっけ?]も面白いかも) ちなみに英語が出来る、というのは余程のレベルでないと、今時は差別化要素にはならないというのを付言しておきます。(もちろん、国内系企業の場合です。外資系では当然の能力として要求されるので、出来ない人に比べて有利に働きます。) 学生さんですから、未だ努力できることはたくさんあります。自分がどんなことで将来、社会に貢献したいのか?を考えて、選んでみて下さい。今回考える職業はその1つのステップに過ぎない、ということも忘れずに。

  • lv4u
  • ベストアンサー率27% (1862/6715)
回答No.1

>>このSEとコンサルタントの両者の違いがわかりません 総研でいうSEはコンサルタントなんでしょうか、エンジニアなんでしょうか なかなか鋭い質問だと思いますね。以前○○総研っていうところで派遣で仕事しただけで、個人的な感覚でしかないのですが・・・ コンサルタントっていうのは、「世間一般では、こんなのが流行ってます。学会の文献ではこうです。で、こうすればいいと思いますよ。」って評論家あるいは研究者の立場で、レポート等をまとめるのが仕事だと思います。 もちろん、幅広い情報収集力と分析力が必要で、そういう人は、高校や大学でトップクラスの成績をとるような方たちだと思います。いわゆる記憶力抜群で頭の回転が早くて鋭いって人だと思います。 ただし、「では、そのレポートにある結論に従って、システムを作ってください」というと、たぶん作れない人が多いと思います。つまり、コンサルタントは建築でいえば、建物のデザイナって立場でしょう。デザイナは、建物のおおよその設計や部材の選択はできるでしょう。でも、鉄筋がどれだけでコンクリートがどれだけ必要か?構造計算ではどうか?という設計や、実際に鉄筋を切ったり、コンクリートを打ったりすることもできないと思います。 そういう仕事は、それぞれにまた知識や技術が必要であり、熟練した職人技っていうものが生きている世界です。 優れたデザインが重要なことは当然ですが、そのデザインを実現する技術力がまた重要なのも事実です。以前話題になりましたが、「高い金を払ったが、役にたたないパワーポイントの大量なレポートが届いただけ」とか「技術的な実現可能性は当社が責任持つ問題ではない」と、開き直って実現不可能なシステムを提案するようなコンサルタントもいたようです。 そして、コンサルは成功・失敗の明確な結果はありませんが、エンジニアとしてのSEの仕事には成功・失敗という明確な結果が出ます。つまり、リスクがあるわけです。優等生はリスクを通常はとりません。 そして、どこの会社もコンサルと、汗をかくSEの職種を用意していると思います。優れたセンスがあると評価されればコンサルでしょうし、そうでないなら汗かくSEになるのではないでしょうか?