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学生という言葉の範囲
よく高校生や中学生が「私は学生です」というのを耳にしますが、これは正しいのでしょうか。 私は高校生、中学生は「生徒」、小学生は「児童」であって、いずれも「学生」ではないと理解していましたが、これは間違っているのでしょうか。
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専門用語と日常用語のずれなのではないかと思います。 教育用語や法律用語としては、「学生」「生徒」「児童」というのをきちんと分けて言うべきなのでしょう。 しかし、一般用語としては、仕事ではなく勉強がメインの生活をしている人を広く「学生」と呼んでも間違いではないのではないかと思います。 例えば、在宅で大学の浪人をしている人は、どこの学校にも在籍していないので、法律用語としては「生徒」「学生」とはいえないのですが、この人が日常生活で自分を学生だといっても間違いではないのではないでしょうか。 そういう風に、厳密な呼び方と一般生活で慣用的にいう呼び方があるので、普段高校生や中学生が「私は学生です」というのは間違いとはいわなくていいのではないかと思います。 もちろん「生徒」「児童」と呼んでも間違いではありません。 逆に教育の議論などをしているときはきちんと区別をしないと間違いということになるかもしれません。
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- blackhill
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どの国でも最高学府は大学で、そこで学ぶ者を学生と呼んでいます。要件を満たせば学位が与えられますが、これは世界のどの社会でも通用する資格です。はやりの言葉だと、グローバルスタンダードということになります。 また、大学は12世紀に遡る古い組織で、初等・中等教育機関とは系譜が異なります。日本ではほぼ同じ時期に発足したため、小学校(生)、中学校(生)、大学校(生)と年齢に応じて並んでいると受けとられ、そこで学ぶ者も学生という共通項を有していますが、1世紀以上にわたって学術、文化、思想面で大きな役割を果たした大学を、中等教育機関の続きとして扱うのはどうかと思います。なお、大学院の在学生も学生なので、18歳からおよそ30歳までの年齢層が学生です。(ただし、アメリカでは、高校生をstudentと呼ぶ例があります) 学生の概念を広げて、あえて高校生や中学生まで含めることに疑念を呈したいと思います。
- pyonpyon123
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皆さんのおっしゃるように、日常使われていることばと、法律用語との違いといってよいのではないでしょうか。 小学生を「児童」、中学生、高校生を「生徒」、大学生を「学生」と称するのは、教育基本法に記されています。 新聞、ニュースではもちろん、論文などでは、これに沿うのが妥当でしょう。 しかし、日常会話では、小学生から高校生まで「生徒」と呼ぶ場合が多く、現実これで問題がおきてはいないようですので、よいのではないかと思います。 また、「学生」のくくりは、辞書では狭義(大学生)、広義(学業を修める者)の両方が載っていますが、これも日常どう扱われていることが多いかというと、中学生以上を「学生」ということが結構あるので、間違いではないと思います。 私の考えを整理してみると、許容範囲は、 ・小学生は「児童」「生徒」 ・中学生は「生徒」「学生」 ・高校生は「生徒」「学生」 ・大学生は「学生」 となります。
- mataoyu
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「学生」を「スーパー大辞林」でひくと、「学校で勉強する人。主に、大学で勉強する人をいう。」となっています。 ですから、あなたの考えは基本的には正しいです。 でも、「主に」となっているように、実際には、とくに高校生時代のことを、「学生時代はどうだった」などと話す人がかなりいますね。 言葉は生きものですから、なかなか一概に決められないところがあります。
- zorro
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どちらも間違いではありません。