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零細企業に中小企業診断士の資格は必要か?
私は50余年続く町工場の三代目になる予定のものですが、自社の経営改善を考えています。 というのも、弊社では経営計画がずさんで財務も一昔前の町工場にありがちなドンブリ勘定に近いです。 そこで質問ですが、社内の改善をはかるのに私が中小企業診断士の資格(または同程度の知識の保有)を考えているところなのですが、皆さんはその必要性、また効果があると思われますか? それとももっと他の資格や勉強をするべきでしょうか? 町工場の経営に直結するとは思ってはいませんが、経営をする上である程度の指標?になれば・・・と考えています。 皆さんの考えを教えてください。
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中小企業診断士は片手間で取得できるものではないので かなりのやる気をお持ちだと思います。 そこに水を差しては申し訳ない気もしますが、 目的が継ぐためということでしたら、 もう少し実効性のある方法がいいと思います。 会計分野は複式簿記だけではなく、原価計算、管理会計 キャッシュフロー会計など色々あります。 簿記2級をお持ちなら、もう一度合格レベルまで復習して、それらの経営者向け実用書を読めば理解できるはずですしその程度で十分だと思います。 とくにキャッシュフローはすぐにでも役立つのでは ないでしょうか。 また、1級だと決算もできるようになりますが 中小企業の決算はそれほど難しいものではありません。 机上の仕事なら半日で十分です。 独学でもできるし、税理士に指導してもらってもいいと 思います。 それよりも実務特有の手順を確実にこなせるように 入社してから教わった方が良いです。棚卸とかです。 それは1級でも税理士でも中小企業診断士でも学べません。 また、会計ソフトを使いこなせるように習得されては どうでしょう。 そうすれば、ものによってはキャッシュフロー計算書や 月次分析各種分析指標など、短期で確実にこなせるようになります。決算も簡単にできます。 おそらく、お母様が経理をされているでしょうが 仕事を効率よく負担を軽減させる意味や、将来的なことなどを考えて シフテム化できるように勉強してはどうです。 会社が見えないと一寸先は闇です。 問題を見えるようにし、それを分析・解決の方向を 解き明かしてこそ、経営判断に資するものになります。 そこまでできれば銀行交渉もスムーズに行くでしょう。 中小企業なら銀行折衝は大事ですが、資格は実務を教えてくれません。でも意外にに近所の本屋にはあるんですよ^^ 継ぐ場合には、経理から入った方がいいと思います。 新しい世代が入るその時にシステムも新しく世代交代したほうがいいと思います。 もちろん現場に最大限入ることが大事ですけど。 会社は所詮人間そのものですから、人をどれだけ操れるかにかかっています。 2代目が会社を継ぐノウハウの書籍が、ウン万円する値で売られ、 会話や教育指導の実用書がこれだけ売られるほどに 経営者に求められる資質は膨大です。 やっておくことは沢山ありそうです。 人間関係を保つ方法も大事です。対内的にも対外的にも。 それが一番大事なような気がします。 色々学ぶ分野はありますが、すべてを完璧にする必要は無く、 基本と対策を立てられればいいだけだと思います。 ですから資格など取らなくても、幅広く基本をとらえた 方がいいと思います。 改善をするにしても、それがなぜどれだけ全体の生産性を阻害しているのか、 確信をもてる裏付け資料と説得力がなければ すべてが行き当たりばったりのように映り 人は有効に動いてくれません。 無駄を見つける技術などいい本は結構ありますし 工場見学も沢山実施されています。 と色々書きましたが、学生の時しか専門的な勉強はできません。 もし、中小企業診断士を勉強したなら10年後それは 必ず役に立つと思います。
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- ogchan
- ベストアンサー率58% (7/12)
中小企業診断士レベルの知識は当然必要です。 資格関係なく経営しようとする人は勉強すべきです。 しかし、これが全てではありません。 経営は理論だけでは成り立ちません。 経営者本人の人格、様々な方たちとの信頼関係などを 築き上げたときこそ、経営理論も実践の手助けとなります。 by中小企業診断士
お礼
やはり勉強するべきですよね。 ogchanさん、回答ありがとうございました。 現役診断士の方のご意見はとても参考になります。 現在の仕事(現場作業後継者への引継ぎ)が一段落したら、 さっそく始めたいと思います。(独学ですが・・・。)
中小企業診断士を10年やっている者です。受験指導もしています。 診断士の学習内容は実務に大変役に立ちますが、やはり資格試験なのですべてが役に立つというわけではありません。 一番いいのは、診断士の学習テキストの中から、これは実務で必要な知識、これは試験のためだけの知識といった振り分けをしてくれる人が近くにいることです。これは有資格者の中で、実際にコンサルティング実務に携わっている人が最適です(診断士の多くは資格だけ持っていてコンサルティングを行っていません)。 一次試験は7科目ありますが、その中では特に「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」が実務と関係が深いです。もちろん、情報システムや中小企業政策も大事ですが。 今年から科目別合格制になりましたので、これらの合格を目指して勉強するのも悪くないと思います。資格を取得することが目的ではないので合格しなくてもいいのですが、目標がないと身が入らないとも思います。
お礼
bourbonincさん、回答ありがとうございます。 コンサルティング実務に携わっている方ですか・・・。 残念ですがまわりには、居ませんねぇ(T-T*) 自分で勉強していく中で、ツテも見つかるといいのですが・・。 「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」ですね。 大変、参考になるご意見です。 そのあたりを集中的に勉強してみようと思います。 たしかに!目標があるのとないのでは違いそうですね。 ありがとうございました!
- kappa_kun
- ベストアンサー率49% (28/57)
中小企業診断士は主にコンサルタントや企業の管理部門の人間が箔付けで取得するような資格ですから(もちろん実用面でも充分役には立ちますが)、経営者になるあなたがことさらに資格取得に拘泥する事もないかとおもいます。また、取得に際してもそれなりに時間的コストがかかりますし、出題範囲が網羅的なため、分野によっては実務に役立たないところもあるかと思います。 財務面が問題だということであれば、まず簿記(できれば1級まで)やFPの取得を考えてみてはいかがでしょう?
お礼
さっそくの回答ありがとうございます。 簿記ですが、2級は取得済みです。 5年も前なので、もう知識に自信がありませんが・・(T_T) ただ思い返すと、書類作成などの技術だけで決算書の内容まではあまりふれなかったように思いました。 1級までだと違うのでしょうが・・・。 FPというのはファイナンシャルプランナーですよね。 いろいろな方面で調べてみたい思います。 ありがとうございました!
お礼
hirai7845さん、ご意見本当にありがとうございます! 会計ソフトは目から鱗でした。 >おそらく、お母様が経理をされているでしょうが おっしゃるとおりです・・・。 棚卸ですか・・。現状では「今期は○○○○万くらいだろう」(根拠なし)と社長の判断で決まります( ̄o  ̄;) たしかに多品種小量生産で工程数がかなり多いため、個別原価計算などをするのが難しい現状ではありますが・・。 説明が足りなかったのですが、もう入社7年でこれまでほぼ現場のことだけでした。その間に現場での加工技術(職人的な内容)の習得、既存の社員との信頼関係を築き今では全工程管理まで担当しています。 信頼関係の構築(古くからいらっしゃる職人さんに認めてもらうこと)・現場の効率化(トヨタ式などを参考にしました)・新規従業員の雇用(労働力の若返り)などに時間も労力もかかり、経営面は手付かずにきました。 しかし来年度には、諸事情があってどうしても代替わりする予定になりました。 経験が絶対的に足りないのは十分承知しております。 今必要なのは「経営判断の根拠」となりえる知識だと思っております。 全く素人考えですが、自分の会社をコンサルティング?できれば、それが一番近いのかな・・・。と思った次第です(笑) No.1の方がFPはどうか?とおっしゃっていますが、hirai7845さんはこのような状況でFP・診断士・簿記のほかにどんな勉強があると思われますか? とにかく時間が限られていますし、資格がほしいわけでもありません。 回答宜しくお願いします。