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交通事故後の手続きについて
相手は車(任意保険加入)、私は自転車でした。怪我は主に歯で前歯一本が3分の2ほど欠け、もう一本にはヒビが入り、脱臼してぐらぐらしていました。3か月ほど通院を続け、ようやく欠けた歯にセラミックの被せ物をするところにきました。 治療がすべて終わったら、示談をすると思うのですが、安易にしてはダメと聞きます。歯は骨と違って元に戻らないし、被せた歯も一生は持たないとのことです。事故に遭わなければ脆くなっていなくて、治療を要する事態にならなかいかも知れないのに、この先、これら2本の歯に重大な治療が必要になった時の治療費は全部自分で持たなければいけないのでしょうか?前歯の治療は高額と聞くし・・・ 役所の交通事故相談にも聞きましたが「歯は3本治療しないと後遺症にならないからだめ。どうしてもというなら慰謝料の請求の時に上乗せを要求してみては?まあ、断られると思うけど」と言われています。
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事故に遭うといろいろなことを勝手に吹き込む人がいます。 自分や知り合いはこんなに賠償してもらった、 というような話を誠しやかにされる方がいます。 しかし、車の事故は年間数万件起きていて、全てデータ化 されて保険会社の賠償根拠として蓄積されていきます。 なので、安易に示談をしてはダメ、というよりも 保険会社から連絡がある度に、根気良く自分の理屈を 繰り返してみましょう。保険会社も事故相手も示談が 成立しないと行政処分が重くなるので、多少の融通を 検討してくれるケースもあります。 ただ、それでも期待するほどの幅は難しいと思います。 ただ、すんなりと全く相手の言い分通りで示談 してしまうよりは、結果的に上乗せがあろうとなかろうと 自分の主張を伝え続けてからであれば、最後は納得できると思います。 保険会社が裁判をちらつかせてくるようになったら、 そろそろ交渉の終わらせ頃だと思ったら良いでしょう。
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交通事故の慰謝料は、任意で示談すると保険会社はできる限り安く見積もろうとします。もっと言うと「自賠責基準」という、自賠責保険で支払われる保険金の金額(たとえば慰謝料で言えば通院日額4200円など)が「法律で決まっている賠償額だ」と保険会社の人は説明します。 何も考えずその言葉を信じて示談すると実は大損で、本当は「弁護士会基準」という損害賠償の算定方式があり、その方式で行くと賠償額は数倍に跳ね上がります。 http://home.att.ne.jp/kiwi/JHSC/isyaryou-kijun-01.htm この賠償額計算方式は裁判になった場合まず認められる、法的にみて限りなく正当な方式です。自賠責基準は「無保険などで補償を受けられない人のために、国が補償してくれる最小限度の補償額」なのですが、それが「法律で決まった賠償額だ」などという詐欺同然のことを損保会社は日々当然のように言っているのです。 これに対抗する方法は裁判するしかありません。ですので「安易に示談すべきではない」というコメントはある意味真実です。もうちょっと突っ込むと「本人訴訟をしてください」となります。今回の事例の場合、弁護士を依頼すると弁護士報酬が高くつくのでほとんど経済的メリットがなくなりますし、また引き受ける弁護士も見つかりにくいでしょう(たいした儲けにならないので)。損保会社も「弁護士報酬を考えると大して儲からないから裁判しないでおこう」と被害者を泣き寝入らせようというのが基本的なスタンスです。 まずは、日本弁護士会から「赤い本」を取り寄せてください。賠償金の算定基準が書いてあります。確かに、3歯以上でないと後遺障害の等級認定はされませんが、弁護士基準であれば「等級外の後遺障害に対する慰謝料」についても請求できます。等級外の後遺障害に対する慰謝料は、裁判しない限り保険会社は絶対に支払いません。 過失割合が10:0なら、あなたが負けることはなく、賠償額だけが争点となります。その賠償額も、原則として「赤い本」で計算したものからは大きく変わることはありません。提訴したときに多少のお金がかかりますが(数万円程度)、これは勝訴すれば敗訴した側(相手保険会社)の負担になりますから、実質負担はありません。裁判の手間だけです。 おそらく結審まで行くことはなく、裁判官が示談を進めてくるでしょう。そのときの賠償額は、保険会社から一方的に進められた示談の金額に比べるとまず数倍になっているはずです。 以下のブログはとても参考になります。目を通してください。 http://kaisyuu.seesaa.net/category/567668-1.html 妥協することなく、がんばってください。 ちなみに、裁判を起こすということを匂わせるだけで、多少は色をつけると損保会社は言い出すでしょうね。
お礼
自賠責は「最低限」=法律で決まった額ではないというのは大変心強いアドバイスでした。ブログも早速拝見したいです。ただ、傘を差していたので、過失割合は2:8ではないか、と交通事故相談で言われています。
- sn3373
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例えば、今回事故にあわなくても今後別の事故、あるいは歯周病にかかって前歯を失ったかもしれない。などなど、考え出せばキリがないです。そんなことまで考慮に入れて、今回の事故による損害を判定するというのは現実的ではない、というのが保険屋さんの考えのようです。軽微な(あなたにとっては軽微でないかもしれませんが、世間一般的に見れば軽微になってしまいます)事故の場合は、状況を大雑把に分類していて、過失割合によって機械的に賠償額が決まってしまうみたいです。裁判であらそうのはもちろんのこと、保険屋との交渉もつかれますよ(体験済み)。その間、加害者は保険屋に任せてゆっくりしてるかと思うと馬鹿らしくなります。交渉ごとがお好きなら止めませんが、嫌な思いをする割に得られるものは少ないと思います。
お礼
・・・はい。実はもう結構疲弊しています。休業補償の交渉でだぶいやりとりしたあげく、最終的には何かの資料集の複写が送られてきて「ここにこう書いてあるから、ダメ」といわれました。事故には遭うもんじゃないですね、本当に。
お礼
経験者のご教示、参考になります。ありがとうございます。「裁判」と「示談」の二つの方法が比べられて良かったです。