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リスクマネージメントの発想とは

人間が、過去に起こった災害や事故を教訓にして、未来に起こりえる出来事について予測や推定し、それに対処(備える)するための行動をとるという発想は、そもそもどこから発しているのでしょうか。時間という観念を持ったことが根源なのでしょうか。例えば夕焼けを見て明日の晴天を予測するーこういうことは人間固有の発想でしょうか。それとも、知能の発達の中で動物としての生存本能として獲得してきたのでしょうか。今後のいわゆる危機管理の可能性と限界について考えさせられています。ヒントがあればお教えください。

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回答No.3

まあ、おっしゃるように「予見される未来」について恐怖を感じるのは人間だけでしょうね。  たとえば、人間はバンジージャンプの飛び込み板の先端にいる時にいちばん  恐怖を感じ、足がすくみます。  それに対して、たとえばひよこに次のような実験をしてみます。  机からはみ出すようなガラス板を用意して、机の外の空間側にはみ出すようにして  差し渡し、その机の上部分にひよこを置く。  それから、ひよこをガラスの空間部分に追いやる。  そうすると、ひよこはばたばたとあわてて、机の上部分に  戻ってきます。(机の端っこ部分にいた時はあわててないのにです。)  そのように、動物は、現在只今の危機しか理解しないもののようですね。  次にそれをどうリスクマネジメントに活かすか?  常に「予兆」の部分を把握するシステムを作ることです。  火のないところに煙は立たない、というようにすべてのものごとには  「予兆」があります。その「予兆」を日々把握するわけです。    たとえば、企業で「不良債権管理」をする場合を考えます。  そうすると  「得意先のxx社の経理担当が最近たてつづけに退職した」  「得意先のxx社から今月の支払いを1ヶ月だけ伸ばしてほしいと言われた」  などの「予兆」の段階で、すでにM事項(もんだい事項)として  毎日のミーティング時に把握しておくわけです。   X営業所の当日M事項16件、のように計数化してです。  そうしてそれを今度は定期的に専門の部署(この場合は経理あるいは審査)が定期チェックをするわけです。  もちろんこうした予兆管理は経理、人事などあらゆる分野に応用できます。  校内暴力が起きて  「寝耳に水だった。ふだんはいい子だったと聞いている。」  などと管理職である校長が言い逃れをする場面がたまに放映されますが  こんなことは、この「予兆管理」の立場に立てば、自分から  「先行管理」をしていないことを白状しているようなものです。  上農は草を見ずして草を取り、  中農は草を見て草を取り、  下農は草を見て草を取らず。  と言いますが。こうした「予兆管理」は言うまでもなく、上農への  第一歩なわけです。    参考になりましたでしょうか?

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noname#50219
noname#50219
回答No.4

熊や犬には、頭の中で地図を描く能力が備わっていると聞いたことがあります。 リスクマネージメントの発想は、 >知能の発達の中で動物としての生存本能として獲得してきたもの と、私も思います。    ただし人には、生存本能を超えた領域が備わっており、その未知なる能力を眠らせているような気がします。そうすると、リスクマネージメントと言う発想は、倫理、または道徳的省察、アイデアであるのかもしれません。

  • yama06
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回答No.2

生物の危険の回避とリスクマネジメントの間には大きな隔たりが あるので分けて考えるのが適切かと思います。 一番単純な生物の学習と危険の回避はアメフラシくらいだと思います。 それが脊椎動物では脊髄反射のようなものや、条件反射、本能、 学習による危険の回避のような発達した仕組みを持つに 至っているわけですが、学習はショウジョウバエやマウスにも 見られるもので、人間固有のものではありません。 (時間に関係なく連続して起こる事象を学習しているだけかもしれませんが) 一方で、「リスクマネジメント」は人間の作った組織の上での話です。 その場合、リスクは回避できそうであっても、それがマネジメント できていなければリスクマネジメントとは呼べません。 生物のような、回避できるかもしれないしできないかもしれないという 博打的なものはマネジメントとは呼べないのです。どのくらいの確率で どのくらいの被害があり、どのくらい回避可能で、被害を最小限に 抑えるには何がどれだけ必要なのかを分析・評価して定量的に 管理するのがリスクマネジメントじゃないでしょうか。 人間以外の社会性を持つ生物がマネジメントと呼べる作業を 行っているかどうかについては、ありそうな気がしますが リスクに対応するものがあるかどうかは分かりません。 ただ、あったとしても概念や論理を使ってマネジメントできるのは 人間だけだと思います。

  • reikasuzu
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回答No.1

うちのネコは以前長くて赤い紐にじゃれついていて、 それが絡まって窒息死しかけたので、 赤い紐をみたら逃げるようになりました。 彼なりの危機管理。 動物の生存本能として単純な危機管理はあると思います。 人間は言語を獲得したことによりより複雑な危機管理が出来るようになった。 でも世の中予測できないことも多いので危機管理には限界が。 って、こんなつまらない一般論じゃどうしようもないですね。 具体的にどんな危機管理を考えているのでしょう?

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