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科学技術という概念は?日本だけ?

日本だけなんでしょうか? サイエンス と テクノロジー を ひとまとめにして発展させてきた国は? なんとなく サイエンス は、 宗教から哲学が独立しはじめた頃にできた学問で テクノロジー は、またちょっと違う意味だと思う。 テクノは、産業革命とかコンピュータ? 科学と技術をひとまとめに発展させてきた、 日本の手法は、成功してると思いますが。 科学と技術には、具体的に どんな共通点と相違点があるんでしょうか? 他の国の学校とかでは、別々のカテゴリー? 日本の大学の工学部は、科学と技術、一緒に教えてる? 僕は文系人間なので、よくわかりません。 たくさん質問したが、部分的でもよいので お願いします。気になって仕方が無い

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  • GTAC
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回答No.5

難しい質問ですが、いくつかの側面から回答を試みます。 科学と技術 科学=サイエンス。 科学者=サイエンティスト。これは原理・概念の追求が主ではないかと思います。いわゆる理工学だけではなく、心理、行動科学なども入ると思います。欧米では科学の博士はPhD(哲学博士)、修士ならMSc(科学修士)になります。 技術=エンジニアリング(工学)またはテクノロジ(専門特化した応用技術・工芸)。技術者=エンジニア。科学的な原理・知見に基づいて応用展開する者。高度で専門的な応用能力を身につけるために大学以上の高等教育が必要になる。修士ならMEngになる。 技術者として、1)最新技術の知識と経験、2)最新技術を維持するための継続的な自己開発、3)高度な専門技術を扱う専門職としての倫理観の3点が求められる。 技能と技術 手順書に従い作業が出来る人、経験を通じて訓練を積んで高度な作業が出来る者が「技能者」「職人」といわれる。技能=スキル、テクニック(テクノロジーではない)。技能者=テクニシャン(技巧家)、エキスパート、クラフトマン、ワークマン(熟練工)です。 上級者になれば自分で手順を考え、工夫することも行う。高度な技術社会を支えるために、高等教育・専門教育により原理の理解が必要となる技能もある。(ソフトの開発、インターネットの設計など) 技術者になると、科学的な原理と知見から、実現方法を予想し、実験して確かめ、改善をして実用となる方法を作り出すことが出来る。 産業と研究 手に職をつけ、食事にありつくためには仕事をする必要があります。そのためには物やサービスを作り、売る必要があります。魅力的なものやサービスを作るには改善・改良・飛躍・革新が必要です。 産業の現場においては、1-2年先の目先の改善・改良は「開発」と呼ばれ、技術者が担当します。 5年先以上の革新的な方法の探究が「研究」になります。(「研究所」で「開発」をすることがほとんどですが) 真理の追究だけでは飯を食えません。産業界が将来への種まきと考えて科学者に経済的な支援をする構造が現在の社会です。 たとえば大学卒業者を採用することにより、教員を維持し研究の機会を生むとか、産学協同研究、大学発ベンチャーなどです。かつては国や王・貴族がアカデミーを支援する構造でした。 現在の日本の理工学部のほとんどの教授は工学+αのレベルの研究しか出来ていません。過去の蓄積を基にして3-5年先に実現する改良技術を扱うのがほとんどです。(欧米でも同様ですが、国として科学・研究を計画的に推進する仕組みが格段に優れています) 具体例 ・職人=技術屋ではありません。(原理を知らないで技術を扱う人を技術屋とも呼びますが) ・医師は外科手術をするという点から見れば「技能者」、治療方法の原理を知り、より良い方法を考案して実行できるという点からは「技術者」、抗がん剤や抗HIV薬といった世にない者を生み出すという点からは「科学者」になろうかと思います。 ・数学で未来を予測する方法を研究するなら「科学」、株の過去の履歴から将来を予測するなら「技術」「工学」、パソコンを使ってある結果を求めるなら「技能」になります。 ・2進数による演算を考えた人は科学者、その結果を使って計算機が出来るというアイデアを作ったのも科学者(数学者)、科学者と一緒にアイデアを実現する方法を考えたのは技術者(工学的な素養のある人、電子回路を設計した人)、回路をくみ上げたのは技能者です。 ・ただし、技術の黎明期・萌芽期では、科学者自身が設計したり組み立てることも行われます。 ・科学、技術、技能の方法論は基本的に共通です。数学・物理等の学習(過去の科学・技術の蓄積を知る)、定理・法則の使い方の演習・訓練をする、目標を設定し課題を解決する手順を知り実践するということです。(これは文系とも共通しますが) ・大学院=科学、学部=工学・技術、高専・短大・高校=技能という乱暴な分類法もあります。 ・青色のダイオードを考案した中村教授は生産現場の技術者で、半導体の創製のための技能を持っていました。論文で得た知識からある物質に可能性をかけて実験した結果今まで世にない物を作り出したという点で「技術者」です。なせその物質なら発光が可能かを追求したなら「科学者」です。 ・日本の工学部は科学も技術も一緒です。同じ教授が2つのテーマを行う例も多い。ロボットの実用化は技術、ロボットが知的な判断をする原理の探求は科学といったところでしょうか。

aluminizedman
質問者

お礼

長文ご助言ありがとう。 はあ、科学はやはり哲学と関連があるんですね。 テクノロジーは、専門性が高く、応用的なニーズのため、最新の情報が必要なんですね。 なんか科学が参謀で、技師は現場って感じですか。 >技能者=テクニシャン、エキスパート、クラフトマン、ワークマンです へえ技術系にも、いろいろ階層があるんすね。プログラマーとオペレータみたいな感じすか。 ああアイドル歌手が「技能者」、 作曲アレンジする人が「技術者」、 作詞・作曲できるアーチストが「科学者」という 感じですか。 職業的ユーザーが、技能者 バージョンアップさせるのが、技術者 発明・特許とる人が科学者 ・日本の工学部は科学も技術も一緒 ・科学、技術、技能の方法論は基本的に共通 これが共通点ですね。相違点はどうやら能力の差の様ですね。 丁寧な長文たいへん参考になりました。分かり易かったです。

その他の回答 (4)

  • sak_sak
  • ベストアンサー率20% (112/548)
回答No.4

No.2です > 職人など個人的だった技術を、工場のロボット工作機械とかで、 > システマチックな技術に変換させていったから。日本の半導体とかトヨタとかは伸びたのかなあ。 以前は微妙な感覚を体得によって教えてた(というより学び取らせた)わけですが、 近代工業では、未熟な労働者でも製品を作れることを目的としていますから、 ○○の成分○%,○分間○○処理して…、と数値化してるわけです。 適正な成分を見つけ出すのに半導体についてはだいぶ苦労したようです。 新しい技術だけでなく、日本に古来からある製鉄技術についても同様です。 トヨタについては「カンバン方式」という大量生産に関する独自の 方式を考案したから伸びたのだと思います。 「カンバン方式」については文系の方も学ぶ価値はあると思います。 >日本人と欧米人では、ロボット観がま逆らしい。フレンドリー・ドラえもん。 >正義のアトム。とモンスター・フランケン。 日本人は、人が命を作り出すことに抵抗感が無いからでしょう。 >でも理工学部や科学技術庁など、国家ぐるみで取り組んできたイメージもありますよね。 明治時代に、科学技術以外にも国の金で留学している人はたくさんいます。 また、欧米の優秀な技師を国の金で呼んでいます。その一部が外国人墓地で葬られているわけです。

aluminizedman
質問者

お礼

ふただび回答ありがとう。丁寧に疑問ひろってくれて助かります。 かんばん方式は、経済の本とかでも良く出てきますね。面白そうです。

  • Chicago243
  • ベストアンサー率38% (401/1043)
回答No.3

科学は純粋に物の真理を追及する学問です。なんか哲学的、宗教的に聞こえるかもしれません。 いい例かどうか分かりませんが、ニュートンは万有引力の法則を見いだしました。これは科学の範疇でしょう。この万有引力の法則のお陰で、ロケットを飛ばすのにどの位のエネルギーが必要で、どのように動力を与えると月に行けるかとか、人口衛星を維持できるかとか計算できるようになったわけです。でも計算だけでは月に行けませんよね。それに必要なエンジンの開発とか必要になってきます。このような領域がテクノロジーだとおもいます。 上の例でロケットのエンジンを開発するためには、万有引力を理解していてその計算のもとにエンジンを作らなければいけません。つまりサイエンスの理解がなければテクノロジーを生み出すのは難しいわけです。したがってサイエンスとテクノロジーは関連した分野です。 しかし、テクノロジーの開発はたまにサイエンスで説明できない現象を見つけるきっかけになったりします。これはサイエンスの分野から見れば魅力的でなぜそのような現象が起きたのかとかの研究材料になったりして、ものの真理の理解がすすむことがあります。こういう理解はまたテクノロジーにフィードバックされ新しいテクノロジーに結びつくかもしれません。

aluminizedman
質問者

お礼

ご助言ありがとう。 科学が頭で、技術が手なんですね。ただ手が、おもわぬ動きをして、頭に刺激を与えることもあり。お互い双方向なんですね。ロケットの例は、分かりやすかったです。イメージひろがりました。

  • sak_sak
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回答No.2

「職人」と呼ばれている人が持っているのはtechnologyだと思いますが、 単に「技術」と呼ばれ「科学技術」と呼ばれることは少ないように思います。 そういった“科学技術でないテクノロジー”は明治時代の欧米化により衰退していったのだと思います。 また「技術」という言葉はtechnicの和訳に使われることもあるでしょう。 以上のように「技術」という言葉は色々な意味で使われるため「科学技術」という言葉ができたのであって、 決してひとまとめにしてきたというわけではないと思います。

aluminizedman
質問者

お礼

回答ありがとう。 あそうか。職人=技術屋ですよね。テクノロジーというと、なんか語感が最先端っぽいから、職人のイメージとは結びつかなかった。 職人など個人的だった技術を、工場のロボット工作機械とかで、システマチックな技術に変換させていったから。日本の半導体とかトヨタとかは伸びたのかなあ。 日本人と欧米人では、ロボット観がま逆らしい。フレンドリー・ドラえもん。正義のアトム。とモンスター・フランケン。 でも理工学部や科学技術庁など、国家ぐるみで取り組んできたイメージもありますよね。

回答No.1

そりゃ、両方セットで進むと思うけどなぁ。 ちょっと、例で思いついたのは、遺伝子の研究。あれは、理屈はずいぶん早くわかっていたけど、うまく採取する技術がなかった。その技術の開発には日本の科学者はたしかに貢献したね。でもこれがサイエンスなのかテクノロジーなのかは、あまり区別しないような。 科学でも基礎と応用でだいぶ違うとは思うけどね。 日本の大学でも理学部と工学部ってわかれてるところ、結構、あると思うけど。

aluminizedman
質問者

お礼

ご助言ありがとう。 へえ遺伝子ですかあ。理論を応用するのが、技術なんですね。 理学部と工学部ってどう違うんだろ。理学は、なんかいっつもフラスコとかアルコールとかいじってて。 工学は、スパナとか工場のロボット設計とかかなあ。 うーん、よくわかんないす。

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