パスポート偽造について

質問

よくブラジルのサッカー選手がパスポート偽造問題で裁判になってたりします。

最初から犯罪を犯そうと思って、パスポートを偽造するのは分かるのですが、
なぜサッカー選手など、犯罪とは関係なさそうな人までパスポートを偽造するのでしょうか。

ブラジルだけでなく、パスポート偽造はあまり豊かでない国ではありふれている、ときいたことがあるのですが、普通の人がなんでパスポートを偽造するのでしょうか。

詳しい方いらしたら、教えていただけると助かります。

回答No.3

mii-japan

日本でも４０年前は、帰りの航空券まで提示しないとパスポートを発行してもらえなかったことをご存知ですか
（一般人は、行き先の国での身元引受人、行き帰りの航空券まで提示し滞在と帰国までまでの保証ができないとパスポートの発行がされませんでした）
今のようにほぼ無条件でパスポートが発行されるようになったのは昭和５０年代の半ば以降です

お礼

知らなかったです。

まあ、確かによく考えれば、貧乏なのに外国に行こうと思うのは、不法労働か国際犯罪くらいですよね。

たしかにそれは制限をもうけざるを得ない、すると偽造も出てくるわけですか。

ありがとうございました。

回答No.2

noname#39684

日本人の感覚からしますと「なぜ」と思うかもしれませんが、世間知らずの日本だからこその疑問です。

日本では誰でも簡単にパスポートをもらえますが、貧しい国ではパスポートをもらう（国から出国してよい、というお墨付きをもらう）ことさえとても大変でお金のかかることなのです。そもそもパスポートがもらえない人たちのほうが多い国のほうが世界的には多いのです。

ブラジルも同様です。軽犯罪歴があったりするとパスポートの発行をしてもらえないので、ヤミで偽造パスポートを手に入れざるをえません。ブラジルや南米のサッカー選手には極貧層出身やスラム出身がけっこういるので、昔の犯罪歴からこのようなことになってしまうことがあるのです。

「普通の人がなんでパスポートを偽造するのでしょうか」ではなくて、貧しい国では「普通の人はパスポートがもらえない」のです。貧しい国で裕福な人は大なり小なり悪どいことをしている人たちですから、そのような国では「何が正義か何が悪なのか」さえはっきりしていません。パスポートを偽造することは国際的には「悪いこと」ですが、「普通の人にパスポートをくれない国」がどうして「悪い国」として処罰されないのか、ということになります。

極端な例で言えば、北朝鮮から脱出するために北朝鮮の「普通の人」がパスポートを偽造したとします。もちろん北朝鮮では普通の人にはパスポートなんて発行してくれません。権力側で私腹を肥やしているいる連中だけがパスポートを持っています。このように北朝鮮の普通の人がパスポートを偽造した場合「ほんとうに悪いことで犯罪」だと言い切れますか？

貧しい国ではそれと同じことが起きているのです。

お礼

丁寧な回答ありがとうございました。

パスポート偽造は悪いとは、全く思っていないのですが、私の拙い文面からちょっと誤解が生じてしまったようなので、少し補足を。

パスポート偽造の方がリスクを伴い、かつお金もかかりそうなのだけれど、なぜ犯罪歴もない市民がわざわざ偽造するのか、その方がコストが少ないのかな、との推測からした質問です。私自身の正義感とは無縁の質問です。

私自身の世間知らずも並大抵ではありませんが、ふと疑問に思うのは
「何が正義で何が悪なのか」はっきりしていないのは貧しい国だけではないのではないか、ということです。むしろ国が豊かになればなるほど、金で解決がつくようになり、ますます何が正義で何が悪かわからないでしょう。法律で決まっている正義など抜け穴だらけです。

ちなみに「国際的な正義」なんてことは私は口が裂けてもいえません。
軍事産業に国を乗っ取られ予算の半分を死の商人に持っていかれている国が、次から次へと無意味な戦争を起こすのを傍観し、ましてやそこにお金を出しているのは、ほとんど罪ですが、実際傍観しているし、私の税金もちょっとだけそこに流れているので。

豊かな国ではこうした罪が日々積み重ねられているのです。

回答No.1

chukenkenkou

>よくブラジルのサッカー選手がパスポート偽造問題で裁判になってたりします
>サッカー選手など、犯罪とは関係なさそうな人までパスポートを偽造するのでしょうか

サッカー選手のパスポート偽造問題を、そんなに頻繁に耳にしますか？
サッカー選手の場合は、年齢を誤魔化す（若く見せる）ために、結果的に偽造していたという話は聞くことがありますね。
サッカー選手の場合、一定の範囲内の年齢での移籍の場合、優秀な選手の場合、何億円～何十億円という移籍金が発生します。
年齢を若く誤魔化すことで、南米から欧州への移籍をしやすくするといったことをやっている選手は、実際にいるようです。
一旦、そういったパスポートを作ってしまうと、後で訂正するのを忘れたり、手続が大変だったりするのでしょうかね。
後々、有名になった選手が、後になって年齢を誤魔化していた（＝パスポートを偽造していた）といったニュースが流れることがありますね。

お礼

ありがとうございました。

そうですね。サッカー選手の場合だとそういう理由がありますよね。

参考になりました。