- ベストアンサー
海外の作家に明るい方、おすすめを教えてください
- 日本の作家に衝撃を受けた方におすすめの海外の作家や本をご紹介します。
- SFや推理、ミステリー小説、エッセイ、短編集以外のジャンルで、人生観を変えたり深く考えさせるような本を探しています。
- 役に立つ実用書や実話を基にした作品も大歓迎です。知らなかった世界を教えてくれる本もぜひ教えてください!
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
「悪童日記」アゴタ・クリストフ おばあちゃんに引き取られた双子の話ですが、ほのぼのしたところは全くありません。戦時中の(おそらく)ハンガリーが舞台です。双子の冷徹ぶりがすさまじく、衝撃的です。 「日の名残り」カズオ・イシグロ イギリスの貴族に仕えた執事(現在の主人はアメリカ人)の、かつてのメイド長を訪ねる旅をしながらの回想記(という小説)です。自分の仕事に誇りを持ち、何度も執事における品格とは・・という話が出てくるのが面白いです。映画化もされました。 「冷血」トルーマン・カポーティ 実際にあった殺人事件を元にしています。分厚いですが、読み応えがあり、小説とはまた違ったカポーティという感じです。 質問者様の傾向から、この3作ならいいのでは?というものをあげさせて貰いました。特に「悪童日記」がお勧めですね。これを読んで共産圏(の暮らし。特に密告を恐れる生活)について興味をもち、ミラン・クンデラなんかを読み進めたりしました。早川epi文庫に入ってます。
その他の回答 (1)
- sum41chuck
- ベストアンサー率36% (71/196)
こんにちは。私はどちらかというと海外文学をよく読みます。 ドストエフスキーはいいですね。私も衝撃を受けました。質問者様が何を読まれたか分からないのですが、ドストエフスキーを掘り下げて読むのもよいかと思います。『罪と罰』『カラマーゾフの兄弟』は定番ですが、それ以外の『地下室の手記』『悪霊』なども読む価値ありだと思います。 それ以外に私のおすすめの作家とその作品をあげると トルストイ『アンナ・カレーニナ』『戦争と平和』 ユゴー『レ・ミゼラブル』 ロマン・ロラン『ジャン・クリストフ』 デュマ・フィス『椿姫』 ゲーテ『ファウスト』『若きウェルテルの悩み』 ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』『デミアン』 トーマス・マン『魔の山』 アンドレ・ジッド『狭き門』 スタンダール『赤と黒』 といったところでしょうか。どれも奥深く、とても考えさせられる名著ばかりです。 上記以外で特に私に影響を与えた本は エッカーマン『ゲーテとの対話』 フランクル『夜と霧』 です。 前者は著者とゲーテとのやりとりをまとめたものなのですが、ゲーテの名言があふれんばかりにつまっており、何かモヤモヤした気分の時などに本書をパラパラとめくるとその時の自分にゲーテが語りかけてくれてるような言葉があったりして、私にとってはまさに座右の書です。名言集とは違って、もう少しくだけた感じのゲーテとのやりとりが面白く、とても読みやすいです。 後者は精神科医でもある著者が囚人としてナチスの強制収容所に収容された時の体験を克明に記録したものなのですが、精神科医という視点から描かれているので、他の戦争体験ものとは一味違います。極限状態での人間の心理状態が見事に描かれていて非常に貴重な読書体験ができると思います。 以上、私のおすすめをあげてみました。少しでも参考になれば幸いです。
お礼
説明がすごくわかりやすかったです。 どうもありがとうございました。
お礼
悪童日記、すごくきになります! ありがとうございました。