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生物の驚くべき戦略はどうやって可能になったのか?
生物は驚くべき生態を示します。 体の模様がまったく背景と一体化したり、被子植物が昆虫をおびき寄せるために花を咲かせたり、寄生生物が最終的な宿主に到達するために、それに食べられる生物に仮宿を取ってみたり、人間には考えられないような、ものすごい戦略を考え出してますよね(考えてるわけじゃないからますます凄い) なんで、こんな神業が可能なのでしょうか。
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これは回答ではないですが、といってもこの質問に回答はないでしょう、私も質問者さんと同じように考えたことがあります。 擬態のように、ある生物の敵の目をごまかすなんて、第3者の介在がなくて、遺伝子の揺らぎ(突然変異)だけで、あのように見事なことが本当に可能なのか、と考えています。 私はまったくの門外漢なのですが、遺伝子の揺らぎ(突然変異)だけで生物の進化を説明しようとすると、多用な生物がもっと「連続的」、つまり種の境があいまい、になっているべきではないか、と考えます。ところが実際に生物の種は明確に分かれていますよね。 よく言われる例で、キリンがありますが、確かに首の長いキリンは有利で、気候変化等で淘汰されてきた可能性はあると思います。一方、それほど厳しい環境にない現在には、首の短いキリンが生まれてもいいはずですよね? 名前を忘れてしまったのですが、アメリカには上記のような考え、つまり生物の進化に「神」が関与しているのではないか、という考え方を持つ人々がいて、キリスト教的に問題になっているというような話を聞いたことがあります。
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- 24blackbirds
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突然変異は無作為に起こります。そこには向上する意志は全く認められません。多くの突然変異は胚の発育の過程で致死的なダメージを受けます。 自然選択は適者生存という形で、その時の環境における適者をセレクトします。子孫を残す確率が高いものが、勝ち組。 恣意的に突然変異が起こるのではなく、適したものしか生き残れないのです。この説明はまだダーウィニズムの範囲内ですが、今の進化説はもっと様々な例を想定して論じられています。 すべての時代、すべての場所で同じように進化が起こったとは今の進化説は断じていません。 進化説を否定する論の多くは、進化説が生物は常に向上を目指して進化をしているのだ、と主張していると断じ、それを否定して見せますが、ナンセンスです。多くの無駄な過程の末に進化が起こると考えられているのです、実際は。むしろ、大きな進化は主流派からはぐれた小さな群の中でおこるという意見もあります。 たとえば、被子植物が昆虫をおびき寄せるために花を咲かせる、というはなしにしても、進化説を支持する人で、合目的的にそのように進化したと論ずる人はいません。花粉を運ぶものと運ばせるものの共進化、というかたちで、徐々に相互の依存度が増していき、今のスタイルが確立されたと説明されます。 そして、創造論の最大の弱点は、今も生物が進化を続けているという歴然とした事実を説明できないことです。ウイルスや細菌、昆虫なども凄まじいスピードで進化を続けています。
お礼
無作為無目的だという説明は、とても溜飲が降りるものです。ですが、ダーウィニズムの限界もあるのでしょうかね。それともそれで納得させられるものが現在あるのか。どうもよくわかりません。
- kobarero
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#6です。 >しかし、両生類から哺乳類への変化なんてどうなんでしょうね。より、生存に有利なという方向のような気もしてしまいます。 逆に、興味がわいて質問してしまいますが、哺乳類の方が両生類より生存に有利と判断される根拠は何でしょうか? 結局、「生き残っているかどうか」という事実によって判断するしかないように私は思うのですが。また、将来の過酷な環境変化まで見込んで、その過酷な環境で、どちらが有利かを判断するという考え方もあるかも知れません。この場合は、一例として、将来、地球温暖化で海水が増加し、陸地がほとんどなくなってしまうような事態を想定すると、少なくとも、哺乳類よりは、両生類の方が有利なように思います。いづれにしても、どちらが有利かは、そのとき、そのときの、「環境」に依存するもので、「生物の種」だけで決まる問題ではないように思います。
お礼
特に根拠はないですが、胎生とか恒温性でしょうか。より生存に有利なんではないかと。それに、やはり時代が下ったものの法がメリットがあるんじゃないかと、電気製品とかのアナロジーで考えてしまうんですよね。錯覚かもしれません。 地球温暖化で海面上昇は恐竜時代でもありましたし、大型陸上動物の王国でもありましたので、あまり関係ない気がします。 しかし、究極的にはより原始的なものほど生き残るのでしょう(昆虫など陸上進出して以来絶えてませんよね)
- chirubou
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No.4 です。 名前が分かりました「インテリジェント・デザイン (ID)」でした。 ひとつ訂正を。これ私の勘違いだったのですが、ID はキリスト教の神が生物を創造した、という主張のようです。No.4 で「キリスト教的に問題」と書いたのは誤りで「キリスト教がベースになっている」ようです。 ちなみにわたしはキリスト教信者ではありません。
お礼
参考読みました。やはり対進化論ですよね。 宇宙原理(人間中心論)みたいなのの生物版ですよね。
- kobarero
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>なんで、こんな神業が可能なのでしょうか 自然は、生命を生み出す力を持っていて、その生命は、創造力によって、新しい可能性を切り開く力を持っているからだと思います。 このことは、進化論では説明できません。何故なら、進化論は、「進化」という名前が誤解を招きますが、その意味するところは、「進歩論」ではなく「変化論」だからです。「進化論」は、生物がいかに「変化」するかの説明にはなりますが、生物がいかに「進歩する(より高度な機能を持つ)か」の説明にはなっていません。 何故なら、単純な生物が生き残るために不利であり、高度な機能を持つ生物が、生き残る上で有利であるという因果関係全くないからです。未だに、単細胞生物や頭の悪いサルが、大手をふるって生きていることを見れば、それは、明らかだと思います。 進化論が、進歩の説明をしておらず、変化の説明だけしているとすると、一体、何故、人間のような進歩した生物が出現したのかが問われます。その答えは、「突然変異」の方向性ということだと思います。現在の科学では、「突然変異」は、ランダムに起こるものと考えられているのだと思いますが、実際には、そうではなかったのだと思います。「突然変異」は、ランダムに発生してきたのではなく、一定の方向(高度化の方向)に向かって変化してきたと思われます。 従って、ご質問にある「体の模様がまったく背景と一体化したり、被子植物が昆虫をおびき寄せるために花を咲かせたり」などは、そのような機能が実現されるように「突然変異」が方向性を持って発生してきたためだと思います。 この「突然変異」の”方向性を持った変化”には、人間の「創造力」と同じ原理が働いていると思います。 人間が「創造力」を発揮して、何か新しい物を生み出すとき、最初から、頭の中に最終完成品の設計図があって、それに 従って、新しい物を生み出すわけではありません。何度も何度も試行錯誤をしながら、だんだん、より良いものに近づいていきます。飛行物体も、初めから、超音速旅客機のようなものを考え出したわけではなく、ライト兄弟が考えたような、今から見ると、かなりボロい飛行機から出発したわけです。 自然の突然変異も全く同じだと思います。最初から人間のような高度な生物が生まれるわけではなく、試行錯誤を経て、段々にできてきます。ただ、進化論が言っているように、全くでたらめに、突然変異が起きているのではなく、ライト兄弟が最初の飛行機を考えたように、一定の方向を持って突然変異が起きて来たのだと思います。 現在、まだ、「突然変異」の方向性についての実証的検証はなされていませんが、将来、必ず、解明されると思います。その根拠は、我々人間が現にもっている「創造力」です。人間も自然の一部です。人間が持つ「創造力」のメカニズムが解明されるとき、突然変異の方向性のメカニズムも解明されていると思います。
お礼
人間にある「創造力」が実は知性のないように見える、あらゆる生命体に流れているということは、なんとも興味深いです。生存に有利なように変化してきたのではない、ということは確かに「創造性」の査証のように思えます。 しかし、両生類から哺乳類への変化なんてどうなんでしょうね。より、生存に有利なという方向のような気もしてしまいます。
- leaflet
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もともとイギリスには木の幹にとまって擬態することによって鳥の捕食から逃れていた蛾がいるのですが、その蛾の話です。種名までは分かりませんが。産業革命以降、工場周辺の木の幹の色が煙などの影響で従来よりも黒っぽくなってしまったのです。しかし、その蛾は急に色が変わるわけもなく黒っぽくなる前の幹の色に見事に合っていたために、工場周辺の森の木の幹よりも白っぽく、目立つようになってしまいました。おかげで、鳥などの格好の餌食になってしまい、それが原因で一時期その個体数が減少したらしいのですが、しばらくすると、その黒っぽくなった幹に合わせて色が黒っぽくなったその蛾が多く発見されるようになったそうです。今ではその黒っぽくなった蛾がメインらしいです。この蛾が他にどのような突然変異をした固体がいたのかは不明ですが、決定的な要因は色だったので自然淘汰により、色について選択されたということなのでしょう。産業革命から今日まで約3世紀という短い時間(実際はもっと短時間だった気がします)でもこのような変化が起こるのですから、数万年単位で考えるとやはりそれだけの複雑さや巧妙さが備わるのもなんとなく分かるような気もしてきます。まあ、なかにはそれらだけで進化してきたとは思えないほど複雑で絶妙な生き方をしているものもありますが、突然変異と自然淘汰が毎日世界中でなされていると思うと身の回りにいる小さな虫ですら今までとは違って見えてきます。
お礼
進化のスピードって言うのは、何十万年もいらないのかもしれないですね。興味深い例ですね。
- sitaan
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専門的な回答はなされているで・・哲学的になりますが・・。 可能性の問題じゃないでしょうか? 例えば100kmをどう進むか?いろんな行き方があります。 常識の範囲内の行き方として交通手段を使う、歩く、走る。 でも驚く方法としてでんぐりがえりしながら進む、逆立ちして進む、ゴムを利用して反動で飛んでいく、自分を電磁磁石に変えて電磁誘導で進む、手をちぎって投げて残った体を引き寄せて進む。 驚く方法は不可能に近いが可能性のひとつですよね? その中で不可能だったもの滅び、生きて到達してしまえば今現存する生物となりうるわけです。 戦略を持ってして進化したわけではなくありとあらゆる可能性の中で到達できたものこそが生き残り現存し、またその中で淘汰、洗練されていき今に至ると考えております。 人はサイコロを振れば1~6の数字を出します。 でも進化というサイコロは無限大の目を持っていてその中から出た数字だからこそ1~6の私たちに理解できない、驚嘆するような数字が出るのではないでしょうか
お礼
進化論ですよね。それが一番納得できることなんですが、果たして可能なのかという議論がつねにありますよね。
- バグース(@bagus3)
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そうですね。 アメーバのような単細胞生物が 人間にまで進化したんだから すごい変化です。 でも時間さえかければ、かなりのことが 出来るんではないでしょうか。 例えば、耳掻き一杯の土を食べても 健康には影響ないでしょう。 それを気が遠くなるくらい長く続ければ 人間が富士山を食べてしまうことだって 計算上はできます。数億年かかかるでしょうが。
お礼
進化って人間の歴史でもそうですが、指数関数的なものですよね。だから20億30億年くらいまったく目に見えた変化がなく、しかしここ5億年で急激なという。
- 24blackbirds
- ベストアンサー率45% (196/428)
核酸とタンパク質が絶妙の役割分担をした細胞という基本ユニットを完成させた時点で、その後の進化は約束されていたと考えられるでしょう。ユニットの構造と機能が充実していれば、その組み合わせは無限ともいえる可能性を秘めています。あとは地球に太陽エネルギーが供給される時間が進化に必要なだけの長さを持っていたことが理由と言えるでしょう。人間の一生と比較すると無限倍と思えるほど長い時間です。
お礼
進化論ですよね。無限の時間があればやはりあらゆる形態の出現は可能なのですかね。
お礼
進化論に対する疑問なんですよね。つねにありますよね。反論が。生物種が不連続であるということは、それは絶滅が激しいということなんじゃないでしょうかね。人間がいい例です。かつていた複数の人種が今は一種類です。