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キャッシュフロー計算書の営業活動CFの利息調整について
CF計算書の営業活動によるCFのなかで、 受取利息及び受取配当金をマイナスし、 支払利息を足し戻しているとおもいますが、いくつかの説明のなかで、これは営業活動に関係していないから削除しているという説明をみたことがあります。しかし、同じ営業活動CFのなかで(小計の下で)、利息及び配当金の受取額を加算し、 利息の支払額を減算 していることから、これらの一連の調整は、単純に発生主義から現金主義への調整と考えた方がいいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。 つまり、たとえば期間の経過にしたがって受取利息をP/Lで計上しても未回収のものがあった場合、現金としての利息受取額と一致しないため、このような調整をしていると理解してよろしいのでしょうか。 私の理解の正誤および、なぜ他の方が「受取利息配当金は営業活動に関係していないから削除する」説明されている方がいらっしゃるのでしょうか。 (参考) http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=565513 ここ以外にも散見されます
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NO.1です。先の回答の補足です。 キャッシュフロー計算書(一部) ────────────────────── 営業活動によるCF (間接法・第1法の場合) 税引前当期純利益 ××××× ○○○○ (**)×××× ○○○○ (**)×××× 支払利息 (加算)×××× 受取利息 (減算)×××× 受取配当金 (減算)×××× 小計 【A】×××× 利息の支払額 (減算)×××× 利息の受取額 (加算)×××× 配当金の受取額 (加算)×××× ○○○○ (**)×××× ○○○○ (**)×××× 法人税の支払額 (減算)×××× 営業活動によるキャッシュフロー【B】×××× ────────────────────── 投資活動によるCF ・・・・・ (略) ────────────────────── 財務活動によるCF ・・・・・ (略) ────────────────────── (略) ────────────────────── 【A】の金額は、あくまでも本来の営業損益に係るキャッシュフローを表す金額になる。 【B】の金額は、【A】の金額プラス(またはマイナス)他の表示区分(投資活動によるCF、財務活動によるCF)に表示できない項目に係るキャッシュフローを表す金額になる。
CF計算書での利息および配当金の表示区分については次の2つ(第1法と第2法)の表示方法があります。 第1法:利息の受取額・支払額、配当金の受取額を営業活動によるCF区分に表示し、配当金の支払額を財務活動によるCFに表示する。 第2法:利息の受取額、配当金の受取額を投資活動によるCF区分に表示し、利息の支払額、配当金の支払額を財務活動によるCF区分に表示しる。 営業活動によるCFの小計までは、本来の営業活動(PLでの営業損益までに関わる部分)によるCFを表しますので、本来営業外損益である利息の受取額・支払額、配当金の受取額は第1法を使っても小計以下に表示されることになります。 >>つまり、たとえば期間の経過にしたがって受取利息をP/Lで計上しても未回収のものがあった場合、現金としての利息受取額と一致しないため、このような調整をしていると理解してよろしいのでしょうか。<< ですから、例えばPLに計上した受取利息と実際の利息の現金受取額が一致したとしても小計欄以前で受取利息を一旦減算調整し、(第1法の場合)小計欄以後で利息の受取額として加算することになります。 これ(上記の例)を第2法で行うなら、小計欄以前で受取利息を減算調整し、投資活動によるCFで利息の受取額を加算することになります。 私もまだ学習中のため、この位の説明が精一杯です。いかがでしょうか。
お礼
詳細なご説明ありがとうございました。 しかし、なぜ小計(A)と営業活動によるCF(B)というようにまわりくどいことをするのか、よくわかりませんね。というのも、その名のとおり、(B)は営業活動によるCFにもかかわらず、営業活動にかかるものいがいのものを含んでいるということになるわけですよね。。。