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オブジェクト指向の「object」を「物」以外の言葉に訳した書籍
日本語のオブジェクト指向の解説書では、ほとんどの場合、「object」を「物」と訳しています。 例えば、 ・データやその集合を現実世界の「モノ」になぞらえた考え方である 「object」は「物」よりも、「対象物」、「目的語」などと訳した方が適切ではないかとの見方もあります。 その点にふれられている書籍、または「物」以外の言葉にに訳された書籍をご存じでしたら、教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
昔々、Object oriented なるものが考えだされた当時、object をどう日本語に訳すかでかなり混乱がありました。当時は、「物」というよりも、質問者さんのおっしゃる通り「目的指向」と訳す場合が多かったように(かすかに)記憶しています。対象指向とかいう訳もあったような。 ただ object を「目的」とか「対象」とか訳してしまうと、Smalltalk のように「object という(全知全能の?)クラスがあって、全てのオブジェクトはそれからから派生する」という考え方(ここには物的な概念がありますよね?)にはうまくそぐわないような気がします。つまり、英語の object が持つ目的と物という2つの概念を局面の応じて巧みに使い分けています。そう考えると、日本語の「目的」でも「物」でも結局のところ座りは悪いのではないでしょうか。 そういう議論があったかどうかまでは知りませんが、今ではすっかり「オブジェクト指向」になってしまいました。なんでも適当な私としては、あまり物だとか目的だとかこだわってもどうかな、とつい思ってしまいます。いくら「オブジェクト=物」と言ったところで、あくまである側面を表現しているだけで、実世界の物になり得ませんから。
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- osamuy
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訳語としては「算体」ってのが有名だと思います。 bitとか丸善のsmalltalk本で使ってたような。 衒学的すぎたのか定着しなかったですが。計算を進める主体としてのobjectの訳としては、今でも納得できるものと思ってるのだけど。 > 「オブジェクト」の意味を日本人にわかりやすく説明する場合に、あえてその訳を示すとき、どのような言葉を使っているか ということなら、「モノ」で十分では。「Ojbectとはモノである。すなわち……」みたいなツカミの言葉としてなら、必要十分かと。 ただし実際の理解としては、「モノ」という日常的な言葉に引っ張られることがないように注意する必要がありますが。
お礼
回答ありがとうございます。 Objectは「モノ」よりも、「対象物」という意味に近いのではないかと思ったのです。つまり、手続ではなく、その対象を強調したかったのではないかと。 参考URL等拝見させてもらいましたが、 確かに、「Object Oriented」を「オブジェクト指向」と訳すよりも、「算体主導型」の方がわかりやすいような気がします。しかし、指向という言葉がなじみがないため、わかりにくいだけであって、「オブジェクト指向」も間違いではないような気がします。
- notnot
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読んだ本が悪かったんじゃないでしょうか? >日本語のオブジェクト指向の解説書では、ほとんどの場合、「object」を「物」と訳しています。 >「物」以外の言葉にに訳された書籍をご存じでしたら、教えてください。 普通は、「オブジェクト」と片仮名書きだと思います。 >・データやその集合を現実世界の「モノ」になぞらえた考え方である オブジェクトの例として「現実世界のモノ」が出てくるケースはありますが(実用プログラムになった段階では何らかの現実世界のモノを表すわけだし)、「オブジェクト」の概念自体が現実世界のモノに立脚しているわけではないです。 >「object」は「物」よりも、「対象物」、「目的語」などと訳した方が適切ではないかとの見方もあります。 どうしても片仮名がいやなら、「(対象)物」くらいでしょうか。「(目的)物」でもいいと思います。
お礼
回答ありがとうございます。 この質問を書いた後に、表現が悪かったと思ったのですが、 > 普通は、「オブジェクト」と片仮名書きだと思います。 専門用語としては「オブジェクト」と表現しているのは知っています。私が知りたかったのは、オブジェクト指向の概要を説明するときに、どの言葉を使うかです。 つまり、「オブジェクト」の意味を日本人にわかりやすく説明する場合に、あえてその訳を示すとき、どのような言葉を使っているかを問題にしています。
お礼
回答ありがとうございます。 > あまり物だとか目的だとかこだわってもどうかな 確かにそうですが、「モノ」では、あまりに漠然として、わかりにくいと思うのです。「オブジェクト」という言葉をそのまま使った方がいいような気もします。