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白夜と極昼
先日、テレビのクイズ番組で、「北極や南極で、夏に太陽が沈まない現象は?」というような問題の答えは、「白夜」でした。 しかし、私は以前、新聞の科学欄で、「太陽が沈んでも、空が白々している状態が白夜で、沈まないのは極昼という。」というのを読みました。そうでないと、知床旅情の歌詞がとんでもないことになってしまいますね。 それで、私の知識が間違っているのか教えてください。
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「極昼」という言葉は天文学の分野でもあまり使わないと思うのですが。私には初耳だし、手元の辞書にもないし、検索でも出てくるのはほんの僅かですね。「極夜」が一般的なのに比べ相当の差があると思います。 「白夜」は確かに「太陽が沈まない」と「日の入りから日の出まで薄明が続く」の両方の意味がありますね。しかし知床・国後あたりでは、夏至でさえも太陽は地平線下22度まで下がりますから夜中には真っ暗になり、到底白夜とはいえないと思います。ただ高緯度で東に位置するため夏至の頃の薄明開始は午前1時頃になるので、そんなに早く明るくなれば白夜のように感じられるかもしれません。 なお、知床旅情のおかげで「白夜」という言葉が一般化しましたが、本来の「はくや」という読みに代えて「びゃくや」が台頭してしまいました。少し前まで辞書の見出し語に「びゃくや」はなかったのですが今は両方ありますから。功罪相半ばする歌詞ですね。
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- Willyt
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極昼というのは気象学会などで使われる言葉で、学術用語や業界用語を一般の人達が使うのは一つの例外を除いて差控えるべきです。それは日本語を乱す素になるからです。ここでも極昼より白夜の方が趣があるというご意見がありますが、そういう感覚が日本語の美しさを保つ要件なのです。 ではその一つの例外ということですが、それはその術語を使用しないと意図する現象や概念を表現できないときという事で、学界や業界に所属する人達も外界に向かって話すときは極力専門用語を使わないようにする配慮が必要だと思います。 今の場合は白夜という素晴らしい言葉があるのですから何も無味乾燥な極昼などというゴツい言葉を使う必要はなく、またそれを広める努力は差控えるべきでしょう。 これは仲間内のスラングについても言えます。チョベリグ、チョベリバなんて品のない言葉は仲間内で面白がって使うのに止めるべきです。
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回答ありがとうございます。 日本語の美しさを保ちたいという意見は賛成です。知床旅情を出したことで、その点は納得していただけると思います。 白夜が極昼より美しい言葉かどうかでなく、白夜の定義が何かを確認したく、質問いたしました。ここは、Wllyt様がいう「学会や業界に所属する人達」がいらっしゃるであろうと思い質問しているのです。そういった方たちが、近年は、極昼と同義となったというのなら、それで納得します。少なくとも、森繁さんは、極昼の意味では使っておりません。極昼は日本では観られませんし、明けることもないでしょう。
- geyan
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失礼ですが、#1の方の判断は間違っているようです。 多くの資料では、「白夜」=「極昼」と扱っています。 一つだけ参考サイトを http://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1999/00862/contents/023.htm 「白夜」←→「極夜」 「極昼」←→「極夜」 どちらも正しく、どちらを採用したいかですね。 私は、極点に行ったことはありませんが、「〇夜」の表現の方が ロマンチックで好きですね。
お礼
回答ありがとうございます。 「白夜」=「極昼」では、日が沈んだ後も、ほのかに明るい夜が、白夜ではなくなってしまいます。 知床旅情に肩入れしたいわけではありませんが、私としては、「白夜」⊇「極昼」の方が、まだ、納得しやすいですね。
- bonyamk
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おもしろそうなので調べてみました^^; goo辞書によると 「白夜」 南極や北極に近い地方で、それぞれの夏に真夜中でも薄明か、または日が沈まない現象。 「極昼」 記載なし こう考えると白夜=極昼であるけど、極昼は正しい表現ではないのかもしれません ちなみに・・・ 「極夜」 極圏において、冬至をはさんで太陽が地平線上に出てこない期間。 こんな言葉はあるんですね ごめんなさい、全く回答になっていません^^;
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早速の回答ありがとうございました。 その説明通りだと、白夜は自然科学の用語としては、あいまいですね。極夜があるなら、その対称となる用語もありそうですがね。
お礼
回答ありがとうございます。 >「白夜」は確かに「太陽が沈まない」と「日の入りから日の出まで薄明が続く」の両方の意味がありますね そうであれば私も納得できます。以前読んだ新聞記事に、白夜と極昼の違いについて記してあったので、違うものと認識しておりました。