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築20年以上の耐震基準適合証明
中古物件の購入を考えており、物件を探してます。 新耐震基準施行後(昭56年)築で、築20年以上の物件の場合、ローン控除を受けるには耐震基準適合証明を売主にとってもらう必要があります。もし、売主がこの証明を取得できていると、どの程度安心できる家であるといえるのでしょうか?耐震基準適合証明を取得するには、どのような審査が行われるのでしょうか? この証明の取得にあたっては、建築士による検査が必要とのことですが、目視検査等が含まれるのであれば、耐震基準に関わるような、シロアリや腐食等の被害についても検査が行われていると考えていいのでしょうか?若しくは図面のチェックだけなのでしょうか? 前者あれば、築19年の証明が必要ない物件より、築20年超の証明つきの物件のほうが、安心できると思われるのですが。 良い物件が見つかれば、一応建築士の方にも見てもらおうと思っておりますが、築20年以上のもので適合証書がある物件に関しては、基礎/構造部分は既に確認済みと思っても宜しいのでしょうか? また、この証明書はどの程度一般的になっているものなのでしょか?不動産屋との会話の中にもほとんどあがってきませんが・・・。
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詳細については、国土交通省のホームページをご覧下さい。税制改正についてのところです(PDFは直リンクしてはいけないことになっているので) http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/ http://www.njr.or.jp/m01/05/050418/index02.html または建築士会連合のホームページ http://www.njr.or.jp/m01/05/050418/index.html 1981年に耐震基準が改正されそれ以前の建物中には耐震性が劣るものが数多く含まれています。 以前はそのようなものに対して税制措置をしないことになっていたのですが、それを廃止して、築20年以上の物件については耐震基準適合証明を取得することで、税制措置を受けられるようにしたものです。 1981年ですと25年以上の前ですが、これは確認申請を取った時期で実際に工事が完了したものはもう少し後になるので、20年としているのでしょう。 >耐震基準に関わるような、シロアリや腐食等の被害についても検査が行われていると考えていいのでしょうか?若しくは図面のチェックだけなのでしょうか? 内容的には新耐震基準を満たすような設計になっているかどうかを中心に検討しますので、多少の劣化調査などを行うこともありますが、基本的には設計上の検討でしょう。鉄筋コンクリートの耐震診断には劣化状況を考慮するパラメータがあったけど、木造はどうなっている専門外なので知りません。 >建築士の方にも見てもらおうと思っておりますが、築20年以上のもので適合証書がある物件に関しては、基礎/構造部分は既に確認済みと思っても宜しいのでしょうか? 適合証明も基本的には建築士が行います。個々の能力による差は出るかもしれませんが、基本的には同じような耐震診断検討を行いますので、設計上の問題については確認済みと思ってもよいと思いますが、劣化や構造に直接関係ない部分(雨漏りなどその代表)は直接建築士に見てもらった方がよいでしょう。 >前者あれば、築19年の証明が必要ない物件より、築20年超の証明つきの物件のほうが、安心できると思われるのですが。 基本的に築19年のものは新耐震で設計していると考えられていますので、築20年の証明付きと比べて、精神的な面ではあっても、実際の性能はそれほどないのではないかと思います。 劣化の分を考えると。。。 むしろ手入れが行き届いているかどうか、メンテナンスの状況のほうが重要な情報だと思います。 >この証明書はどの程度一般的になっているものなのでしょか?不動産屋との会話の中にもほとんどあがってきませんが・・・。 政府は旧耐震基準で設計された建物(マンションでは全国の3割が該当)の耐震化を進めるために、他にもいろいろな工夫を凝らしていますが、その効果はあまり現れていません。 すなわちこの税制措置もそれほど利用されていないということです。 そこで、政府は現在宅建業法の改正が検討しており、宅建業者による仲介の際には、古い物件については、耐震診断の実施の有無やその結果を告知義務に付け加えることにしています。同様にアスベストについても告知義務に付け加える予定です。 約2年後にはこれが実施されそうですので、その後はもう少し普及するのではないかと思います。
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- 10pph
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耐震基準適合証明という制度自体が歴史的に1年程度しかないため、一般的ではないですね。 ましてや、売主が費用を負担しなくてはなりません。 耐震基準適合証明書の取得は図面や計算書がきちんと残っている場合でも5万円~10万円かかりますし、それらが無い場合は耐震診断調査をを必要としますので、その費用が10万円~15万円位かかります。 そうなると耐震基準適合証明の手間として5~25万円以上かかり、それが売値に転嫁されます。 お幾らぐらいの物件をお探しなのか判りませんが、それでは減税分が吹っ飛んでしまうように思います。 売り手も早く現金化したいでしょうから、必然的にそういう要求をしない人のほうが有利になって、また他の人に買われてしまうかもしれません。
お礼
素人にとって、中古住宅の価格は不透明感が否めなく、少しでも価格の妥当性の判断材料が欲しい所です。 売主としても、建物の価値が築年数だけで判断されるようだと、残念に思う方がたくさんいらっしゃると思います。 一般化されると、双方にとって良い制度だと思うのですが。
- walkingdic
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>売主がこの証明を取得できていると、どの程度安心できる家であるといえるのでしょうか? まあとんでもない建物ではないことはわかるでしょう。その程度です。 >耐震基準適合証明を取得するには、どのような審査が行われるのでしょうか? 面倒すぎで説明もしにくいです。 >シロアリや腐食等の被害についても検査が行われていると考えていいのでしょうか? 行われません。 >若しくは図面のチェックだけなのでしょうか? そんなものです。 >築20年以上のもので適合証書がある物件に関しては、基礎/構造部分は既に確認済みと思っても宜しいのでしょうか? いえ、別に確認した方がよいです。 >また、この証明書はどの程度一般的になっているものなのでしょか? ものすごく一般的でありません。 >不動産屋との会話の中にもほとんどあがってきませんが・・・。 大抵はいやだといわれます。
お礼
やはり、未だ一般的ではないのですね。築20年以上の物件検討の絶対条件として、適合証明取得済みを掲げようと思っていたのですが、無理みたいですね。また劣化状況の判断材料としても、あまり役に立たなさそうですね。
お礼
>告知義務に付け加えることにしています。 おぉ。買い手にとっては、非常に良いことですね。診断実施の有無が売買時の差別化として売主に積極的に利用されるようになると良いですね。 有難うございました。