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汎用系とオープン系の違いって?
ソフトウェア業界について勉強しています。 本によると、『業務システム開発は、汎用系システム開発とオープン系システム開発に分かれる』とあるのですが、違いがよく分かりません。 知り合いからは、「例えば人事給与システムはオープン系で、銀行などの基幹システムは汎用系だよ」と言われました。 それって、つまり規模の差ってことでしょうか? よろしくお願いします。
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こんにちは。 おおまかに言えば汎用系とオープン系は高速性、信頼性が違います。汎用系のほうがどちらも優れています。 データ量だけならオープン系をSAN環境で使用すればどちらもあまり変わりません。 汎用系は高速性を要求される為、そのプログラミングはハードウェアに特化(ハードウェアやシステムの特性を考慮した)ものになります。よってマシン語に近い言語を使用することも多く、システム専用に構築される場合が多いので、システム変更や他に応用することが容易には出来ません。(昔銀行の統合でこれに失敗して大事件になったことがありますよね。) オープン系は主にWindows等のアプリケーション(例えば会計ソフト)が動作する環境に用います。ハードウェアに特化しないので、その変更が汎用系に比べ容易です。 汎用系は集中処理型システムであるがゆえ、信頼性も高いものが要求されます。極端にいえば1台システムがダウンすると全滅してしまいます。ですからそのようなことがないように障害発生時の対処についてもオープン系よりもシビアなものとなります。 とはいえオープン系も信頼性が高くなってきており、さらにSAN環境等でリスク分散することでさらに信頼性を高めることができます。 汎用系とオープン系は互いに一長一短ですので使用するシステムの特性にて使い分けます。 極端な例でいえば銀行ATMなど大勢の人が同時に使用するようなシステムの場合は汎用系でないと対応できないでしょうし、質問者様自身が何かのアプリケーションを使用する為に自分のPCにディスクを増設されてもそれはオープン系システムと言えます。 つまり汎用系システムは、高速性などそれでないと対応できない場合に用い、オープン系はその名の通りオープンですのでいろいろな用途のシステムに用いるのが一般的です。
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- bbbug
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>つまり、パソコンで運用とは、”後者”の意味ですか? その通りです。オープン系でも大規模開発であればサーバ機を何台も用意して分散処理をさせますが、小規模であれば、例えばVBで開発してパソコン1台で動作させるなんていうこともあります。
- bbbug
- ベストアンサー率45% (9/20)
この違いは主にシステムが動作するコンピュータとプログラミング言語の違いです。 汎用系システム開発とは、汎用コンピュータ(ホストコンピュータ)を使用し、主にCOBOLなどの言語で開発するシステムです。開発されるシステムとしては企業の基幹システムが多いです。 オープン系システム開発とは、UNIX機やWINDOWS機を使用し、JAVAやC、VBなどの言語を使用して開発するシステムです。 「こういうシステムは汎用でないとダメ!」みたいなことはなく、業務の特性と汎用/オープンの長所等を考慮して開発を行います。 例えば人事給与システムでも、大企業で大量データを短時間で処理しなければならないのであれば汎用系で開発することもあるでしょうし、中小企業でそれほどデータ量がないのであればオープン系で開発してパソコンで運用を行うこともあるでしょう。 ということで結論としては、単純に規模ではなく、開発要件(どういうシステムをつくりたいのか)によってそのあたりは決まるということになります。
お礼
bbbugさん、早速のお返事ありがとうございました。 重ねての質問で恐縮ですが、文中、 >それほどデータ量がないのであれば、 オープン系で開発してパソコンで運用 とありますが、それはどういうことでしょうか。 本によると、 「汎用系システムは集中処理型システム。オープン系は分散処理型システム。機能を一台の大型コンピュータ(汎用機)でまかなうのが前者。さまざまな機能を複数の専用処理を行うマシン(サーバ)に分散させるのが後者。」とあります。 つまり、パソコンで運用とは、”後者”の意味ですか?