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論理的文章の読解法・書き方

 20歳学生です。  元から国語が苦手なのですが、現状を打破しようと思っています。一言で苦手といっても漢字や四字熟語といった暗記ものは得意な方で、漢検2級を持っています。主に要約問題が苦手で評論の問題はお手上げに近い状態です。また、選択問題についても、引っ掛けに気づかずに間違えてばかりです。  受験時に小論文の練習をしていて(予備校で教わりました)書き方は分かるんですが、書いている途中から文章が矛盾しだして、結局よく分からない文章になってしまいます。  どうしたら、論理的な文章が解けるようになりますか?また、書けるようになりますか?

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回答No.2

ごきげんよう. お困りの件について正確に分析できるかはわかりませんが,思ったところを回答してみました.非常に長くなってしまいましたが,御容赦ください.お暇な時にでもお読みいただけたら嬉しいです. 上の文章を拝見しますと,質問者さんが国語の評論文や小論文で問題が解けなかったり文章がかけなかったりしているのは,どうやら「筆者の主張に到達するまでの文章の論理構造」というものが把握できていない,そしてそれがつかめていないので,御自身が書く小論文でも,だんだん矛盾した文章になってしまうのではないか,と推察されます. 受験の国語の評論文や小論文での題材にとりあげられる内容として,『科学技術と人間や社会との関係』があります. こういう題での論説文はいろいろ長くなりますが,骨子を抜き出してみれば,それほど複雑ではない場合もよくあります. (序)20世紀は科学技術が大きく発展した    しかし,科学技術の発展には人間や社会への正の側面と負の側面が         ↓ (例)科学技術の発展の正の側面と負の側面     ○正の側面:科学技術は人間に幸福や利益をもたらした         (対立意見)     ○負の側面:科学技術は人間や社会や環境を悪化/疲弊させた         ↓ (考察)この正の側面と負の側面について私は……だと考える         ↓ (結論)21世紀の科学技術は○○であるべきだ 骨子,つまり「文章論理構造の骨組み」はこんな感じです. 逆に,この骨子以外の文章というのは,肉付けする追加情報ということになります.ひとつのこと(例:科学技術が環境を悪化/疲弊させた例)をいくつもの例を出して分かりやすく説明する,あるいは難しい表現を別な言葉や言い回しで言い換えるという部分ですね.  「近年、地球規模で環境破壊が急速に進んでいる。たとえばブラジルでは…、日本では…」 たとえばこのような文章の場合,「たとえば」という言葉の後は,ブラジルや日本の環境破壊の例が詳しく数行にわたって説明されているでしょう.しかし,それは「地球規模での環境破壊の進行」という内容の具体例を説明し直しているだけで,その全内容を一言で言ってしまうと「地球規模での環境破壊の進行」という文でまとめられてしまうです. その「同じことを言っている部分」を見つけるための手がかりのひとつが,『接続語(詞)』になります.「たとえば」「つまり」「言い換えると」などが文章中に出て来ると,「あ,ここは今の内容の繰り返しだな」と推測ができるわけです. 逆に,「対立の論理構造」を見つけるための手がかりの『接続語(詞)』としては,「しかし」「逆に」「それにもかかわらず」などが,それに当たります. このように,文章を読んでいきながら,「ここは同じ内容のことを言っている部分だ」「ここはさっきの意見とは反対の立場からの話だ」「ここは前の文章の例に付け足しをしている」などと,その文章の論理構造が把握できるようになれば,問題も解けるようにかりますし,書けるようにもなります. 以下の過去質問は,要約問題へのアプローチについて私が書いた回答です. やっぱり長くて申し訳ないですが,よろしければどうぞ. No.1675532: 「論文等の本の要約の仕方を教えてください」 http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1675532 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1675532 以上をふまえたうえで国語の論説問題の解き方のアドバイス: たいていは,何を言っているのかいまいちわからない抽象的な文章に傍線が引いてあって,  「――の部分を説明せよ」  「――の部分を最も正しく説明している文章を以下から選べ」 と問題がありますよね. 文章の論理構造が把握できるようになり,「同じことを言っている部分」を見つけることができるようになれば,その内容を一番分かりやすく書いてある文章を参考に,回答を書いたり選択肢を選んだりすることができます.あるいは,その内容を一番分かりやすく書いてある文章から,何が言いたいのかを正しく理解することができる(はずな)ので,答えられるのです. ただし,文章中から表現を抜き出せば終了の問題ばかりではありません. 「『科学技術のもたらした功罪』とはどういうことが説明せよ」 という設問があったとして,文章を読んでも「功罪」という単語を簡単に言い表わしている,「同じことを言っている部分」が無い.そういう場合には,「功罪」という単語の意味を知っているかについても問われているのです.単語の正しい意味をちゃんと知ったうえで,他の「同じことを言っている部分」もふまえて説明しなければいけない,ということです. 小論文の書き方のアドバイス: 今度は御自分が論説文を書く番ですから,骨子を作るところから始めて,骨子が考えあがったら,その骨子に具体例を足したりしていけばよいのです.書きはじめるより先に,骨組みを最後までと,その肉付けのための例を揃えてしまえば,書いている最中の矛盾は起こらないと思います.まずは骨組み作りから. (例)科学技術の発展の正の側面と負の側面     ○正の側面:科学技術は人間に幸福や利益をもたらした         (対立意見)     ○負の側面:科学技術は人間や社会や環境を悪化/疲弊させた         ↓ (考察)この正の側面と負の側面について私は……だと考える         ↓ (結論)21世紀の科学技術は○○であるべきだ ただし,こういう骨子の場合に,「科学技術の発展の正の側面と負の側面」のような対立する例を挙げた後で,正反対の2つの意見をどう考察して自分の結論につなげるかは,テクニックの問題ではなく,質問者さんが日頃からその問題についてどれだけ考えているかにかかっていますので,御自身で日々頑張っていただかないといけないですよ. 他にも論説文が解ける/書けるようになるためのポイントはあるでしょうけど,私がアドバイスできるのは,こんなところで.

参考URL:
http://okwave.jp/kotaeru.php3?q=1675532
tomimune
質問者

お礼

お礼が遅くなりすみません。 回答ありがとうございます。とても丁寧に回答して下さって感謝いたします。

その他の回答 (2)

  • Trick--o--
  • ベストアンサー率20% (413/2034)
回答No.3

書いてる途中で矛盾してしまう、というのは、書きながら考えているからです。 書く段階では、すでに頭の中orメモ用紙に必要な事柄をまとめちゃってください。 四部構成でも三部構成でもいいです。自分が何を書こうとしているのか、をはっきりさせましょう。

tomimune
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 文構成をしっかり決めてから書いていこうと思います。皆さんありがとうございました!

noname#17702
noname#17702
回答No.1

『起承転結』で検索かけてみてください。 http://www.google.co.jp/

tomimune
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 参考にさせて頂きます。