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良い文章を書きたいので読書をしていますが・・・・
小説を書いています。 なかなか文章が出てこず、つまらない表現しか書けません。 とにかく本をたくさん読もうと励んでいるところです。 上手な作家の本を読むと、私は文字を読んだはずなのに、頭に想像した風景がずっと残っていたりします。そのような文章を書きたいなーと思うのですが、なかなか私の文章能力は発達しません(泣) 作中で印象に残った表現は、ノートに書きとめたりしているのですが、これを引用して自作に応用しても、単なるパクリで独創性が無いように思えます。 1.読んだ本を、どのようにして生かすべきでしょうか? 2.また、自分が小説を書いていくうちに最も悩んでいるのが、人物の名前が頻繁に出すぎてしまうという事です。例えば・・・・ ●花子は太郎に言った。「あなたなんか嫌いよ」すると太郎は「僕は君が好きだ」 花子は俯き、溜息を吐いた。何故、わかってくれないのだろう。花子はどっと疲れる思いがしてその場にしゃがみこんで泣き出した。 その花子の肩にそっと手を置いて太郎は言う。「君は僕にとってすべてなんだ」 うざいほど名前が出てくるのです。どうも名前を繰り返し出してしまい、それは、誰が何をして誰に言ったかという”わかり易さ”で言えば間違いでは無いのでしょうが、どうも鼻につく?ようなしつこさがあるように思えてなりません; 以上、2点、どなたかアドバイス頂けないでしょうか。どちらかひとつでもかまいません。
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解りやすい文章を書くことは練習で可能だと思いますが、美しい文章となると、才能が関係する気がします。 >上手な作家の本を読むと、私は文字を読んだはずなのに、頭に想像した風景がずっと残っていたりします。そのような文章を書きたいなーと思うのですが、なかなか私の文章能力は発達しません(泣) これはとても難しいことでしょう。 一流作家と自分を比べてはいけないと思います・・・というか一流作家も、書いているうちに上手くなってるんだと思いますよ~。 仕事を重ねるうちに技術が進歩するらしいですから。 それと、推敲を重ねて作品を世に出している作家は多いのではないかと重います。 すんなり一発で書いて終わってるわけじゃないと思いますよ。 >うざいほど名前が出てくるのです。どうも名前を繰り返し出してしまい、 作家たちの作品ではそのへんがどう処理されているか、注意して見てみてはどうでしょうか? どこらへんをどうやって「抜いて」いるのか。とか。 でも分かっているだけ良いんじゃないかと思います。 思うとおり書けなくても、まずは自分の文章を客観的に見られないとダメでしょうから。
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- anapaultole
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はじめに、主題ありきです。 文章はそれを伝える為の道具に過ぎません。主題を確りと捕まえて、構想を練り上げてください。それを伝える手段として、文章(言葉)が白紙の上に置かれるのです。 画家は表現手段の色を探り自分で調合を経て発色させ、音楽家も一身に楽音を創ります。彼らは皆、訴えたいもの、伝えたいものが、既に萌芽し始めているのです。 それらがふつふつ醗酵し、形を見せるとき、自然と言葉を紡ぐ事が出来るのです。 その紡ぎ方の学習で、今や古典と言われる大谷崎1934年、菊池寛1937年から発する幾多の『文章読本』を、紐解く人も多いでしょう。が、よくお考え下さい。それらの指針に沿った正確だが画一的になりがちな文章に人々が魅了を感じて読んでくれるとお思いですか。 貴方だけのテーマを見つけ、上記の自学自習を乗り越えて貴方のスタイルで、自信を持って手織りにして下さい。ご努力はきっと、結実しますから!!!
わたくしも書くことが好きで下手くそながらいろいろ書き殴っています。 たしかに本を読むということは、書こうとしている人にとっては大変な「力」になります。お好きな作家の作風に親しんでいれば、自然その表現の仕方に近い書き方になるものです。 それと、書くうえで大切なことは、まずできるだけ文章をシンプルにすること、つまり不要なものは全部棄ててしまうこと。そして、その中に必要な事柄とか心情だとか情景を色彩的にはめ込んでいくということ、これが一番の基本だと思っています。わたくしの場合、趣味として絵も描きますから、情景の描写にはかなり役立っているのかも知れません。 また、作品のひとつに、すべて登場人物の「」だけのセリフだけで書いたものもありますが、セリフの中に情景を織り込ませるのもひとつの書き方だとかなり評判は良かったものでした。こうした書き方ができるのもパソコンがあってのこと、フレーズを削除したり書き足したり、入れ替えたり、邪道と言われようと、文章を何度も読み返して推敲することはとても大切なことだと思います。 「あなたなんか嫌いよ」 青い新芽が目立ちはじめた柿の木にひとつがいのメジロがやってきてなにかを熱心についばんでいる。その姿をじっと見つめていた花子だったが、同じ言葉をまた繰り返した。 「僕は君が好きだよ」 背後の、思っていたよりもずっと近いところで太郎がすかさず答えた。 さっきから二人して同じ言葉を繰り返しているだけである。どうして分ってくれないのだろう。ほんとうは私だって別れたいわけじゃないのだし、こんなことをわさわざ言いにここまでやってきたわけでもない。思わず深い溜息が漏れて、花子は力なくその場にしゃがみこんでしまった。 声を殺しながらも肩を震わせている、そんな花子をじっと見下ろしていた太郎だったが、さすがに今度ばかりはその先をどう続けていいか分らなくなってしまった。一歩だけ前に進んで花子の華奢な肩にそっと手を置きながら太郎は言葉を探していた。 君は僕にとってすべてなんだ・・・・、言うのはやさしい、だが、なんという浮薄なセリフなんだろう。もっと心のうちをさらけ出せるような、そして相手の心に滲みこむような言葉が欲しい、太郎は・・・・・・なんちゃってアドリヴで、おかしければ後で直せばいいことですし。。。。。。
1の点について 読んで、忘れてしまえばいいんです。 ただ、読んでいるときに自分がなにを感じているのか、そのことはちゃんと考える必要はあるでしょう。 2の点について 問題は、名前が出て来ることではなく、句読点と、改行の問題です。 特に改行は目に見えないので、このセンスを鍛えれば、自然と必要な人物の名前は限定されてきます。 3の点について 考え、悩み、自分で答えを見つけることが一番大事。 他人の意見は聞かないほうがいいです。
- Ganymede
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率直に申し上げて、文章が下手すぎます。 ●の例文についてですが、 「花子は太郎に言った」……要らない。男言葉と女言葉の違いで、読者には察せられる。 「すると」……無駄な接続詞は要らない。 「溜息を吐いた」……溜息は吐くものでしょうか? 男ならともかく、女は溜息を「つく」のでは? 「どっと疲れる」……口語そのものであり、文章語に適しません。 「その場に」……要らない。 私ならこう書きます。 ● 「あなたなんか嫌いよ」 「僕は君が好きだ」 花子は俯いて溜息をついた。何故わかってくれないのだろう。激しい疲労を覚えてしゃがみこむ。そのまま泣き出した花子の肩に、そっと手を置いて太郎は言うのだった。 「君は僕にとってすべてなんだ」 (例文終わり) 小説をたくさんお読みになるのももちろんですが、「文章読本」を参考になさってみてはいかがでしょうか。谷崎、中村真一郎、丸谷才一など、名うての文章家たちが出していますね。私が読んだのはその三つだけですが、ずいぶん学ぶところがありました。
- w31s
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文章単品ではなく、全体の流れをとらえてみるのはいかがでしょう?ノートに書きとめている文章が、1つにつき何文字程からわかりかねますが、こと小説という点では、文章を読むのではなく作品を読むので、断片だけを取り上げてもままならないことがあります。 例文も、あらかじめ「太郎と花子しかいない」状況を事前においておけば、かなり割愛できると思います。また、主体を1つに絞ってもいいかもしれません。以下は拙い文章ですが、後者の1つの答えとしてお読みください。 ●「君が好きだ」という太郎に、花子は言った「あなたなんか嫌いだわ」なぜわかってもらえないのか。どっと疲れる思いがして、その場にしゃがみこんだ。涙が出た。そんな彼女の肩にそっと手を置き、彼は「君がすべてなんだ」と、言った。
お礼
ありがとうございます。 >全体の流れをとらえてみるのはいかがでしょう? これは、起承転結を捉えるということでしょうか?実はそうやって文章を組み立てていくのも苦手なんですよね・・・・ 書いていくうちに勝手に話が進んでいくというかそんな書き方をしてしまいます。だからすぐに行き詰るんでしょうが(^^;) 例文もありがとうございます。名前を彼・彼女に置き換えるのは試みたことがあるのですが、それだと今度は第三者的視点(神の目線というやつでしょうか)が強すぎるように感じられてしまい、キャラクターに深みが出ないような・・・・私の能力が足りないせいなのですが。 >なぜわかってもらえないのか。どっと疲れる思いがして、その場にしゃがみこんだ。涙が出た。 こうして、単純にわかりやすい書き方をするのも大切ですね。状況を矢継ぎ早に、有無も言わさず説明している強さがあって好きだなと思いました。
お礼
ご意見ありがとうございます。 溜息を吐くは、そのように入力すると変換されたので正しいと思ってましたが、パソコンに依存して本当の言葉の意味を知っていない悪い例ですね;恥を晒してしまいました・・・・ >「花子は太郎に言った」……要らない。男言葉と女言葉の違いで、読者には察せられる。 これがとても参考になりました。自分の書いたものを見ると、状況説明にこだわりすぎて詳しすぎて、まわりくどい印象があります。いちいち親切に書きすぎなんだと思います。 台詞や言い方などで、読者に判らせればある程度の部分は省けてきますね。 最近の流行作家よりも、古い作家の作品から学ぶことが多いので「文章読本」、気になります。