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苛性ソーダによる腐食
数%の硫酸ナトリウムを含む苛性ソーダの溶液を濃縮する場合、硫酸ナトリウムは容器(NiやSUS)の腐食に対して悪影響を及ぼすのでしょうか?チオ硫酸ナトリウムや硫化ソーダの場合はどうでしょうか?影響があるとすればどの程度なのでしょうか? 濃縮とは無水まで濃縮を想定しています。 ご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。
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ステンの特殊性を書いたほうが答えに近いでしょう。 ステンレスは.たしか.ニッケルかクロムかオスミニウムの酸化皮膜に表面が覆われたニッケルで粒子が結合している状態と記憶しています。記憶があいまいなので.金属の組織写真関係の元素分析に関する報告を探してください。 すると. 腐食に最も影響するのは「研磨」 次がニッケルの酸化。 306が熱ソーダでたしか穴があいたはずですが.記憶があいまいです。
>酸化剤として添加した硝酸Naは分解して窒素と苛性ソーダになるため廃液中には残りません。 こう断言できるのでしたら、チオ硫酸ナトリウムのような還元剤や「硫化ソーダ」が残っていると考える必要はないのではないでしょうか。 系は単純に「硫酸ナトリウム/水酸化ナトリウムの濃厚(飽和)溶液がニッケルやSUSと相互作用するか」だけ考えて、材料やさん、プラント屋さんとご相談になったら良いと思います。 ネット上には都合の良いデータは落ちては居ないと思います。
答え わからない。 アルカリよりも不純物としての塩素イオン(古い名称を使います)とか硫化物イオンとかの影響が大きく出ますから.「数%の硫酸ナトリウム」の供給源となっている酸の状態がわからないと答え様がありません。 不純物があるので試薬特急を使っているわけではないでしょうから。
お礼
ご返答ありがとうございます。 ご指摘の点についての補足というか質問の背景ですが、 ある少量のSを含む金属粉を苛性ソーダと酸化剤(硝酸Na)でアルカリ溶融し、それを水で浸出します。 その後、いくつかの処理を経て最終的に苛性ソーダ300g/l程度の廃液が発生します。これを濃縮し再使用したいと考えています。この際金属粉に含まれるSが硫酸ナトリウムになって廃液中に残ります。当然、一部はチオ硫酸Naや硫化Naのなっていると考えれれます。また、微量の金属イオンも含みます。酸化剤として添加した硝酸Naは分解して窒素と苛性ソーダになるため廃液中には残りません。 アルカリ浴中の硫化物がNiの腐食にかなり影響するという記述は見たことがあるのですが、硫酸Naで銅なのか?ということが知りたいのです。 ほかの塩類が存在しないとして、純粋に苛性ソーダと硫酸ナトリウムと溶液としてみた場合、硫酸ナトリウムが腐食に影響を及ぼすのかどうかという知見がございましたらご教授ください。
補足
ご返答ありがとうございます。 ご指摘はごもっともです。以前はまじめに検討していましたので、苛性濃縮のプラントメーカーと打ち合わせをしたことがありますが、塩素は問題だが硫酸イオンが腐食に聞いてくるかどうかは知らない。通常の苛性ソーダメーカー濃縮している苛性ソーダには塩素イオンは入ってくるが硫酸イオンは入ってこないから。 とのことでした。 今となっては単なる個人的興味として知りたいだけですが。 酸化剤の添加量によっては(添加しないケースもあるので)チオや硫化も存在します。還元性のものも腐食にはあまりよい影響は与えないのでしょうね。