- ベストアンサー
電気主任技術者の実務?
電気系ではない会社に勤めていますが、社内で電気主任技術者試験を受けないかという話が出ています。 以前から多少興味があったので調べてみたことはあるのですが、実際に電気主任技術者として選任されている方にお聞きしたいと思います。 電気主任技術者の実務とはどのようなものなのでしょうか? 電気工作物の工事、維持及び運用に関する保安の監督とはなっていますが、実際に電気主任技術者に選任された場合、どんな仕事をしているのか教えていただけたらと思います。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>数箇所の工場等の電気主任技術者を一人で兼任することは出来るのでしょうか? 業務内容からすると仕事量的に難しそうですが、実際の所どうなんでしょう? *工場等の事業所では受電容量が2000KWを越えると、1名の選任が必要とされています。 参考:http://www.tohoku.meti.go.jp/denkihoan/jikayou/3syuningijutusya/page001.htm 私どもの事業部のある工場では、変電所(66kv受電)と工場の間が離れており、 且つ工場(6.6kv配電)は3000kw程度の設備(消費電力)の為、 変電所で2種の工場には3種の主任技術者を別々に選任して届け出ています (同一人でどうでしょうかとの申し入れは却下されました)。 *また、多数の事業所を兼任している場合は、2時間以内に到達できる距離の所に 常時勤務しているか居住している場所に居ることとなっています。 そのほか兼任できる事業所数(設備容量にも関係)が制限されています。 <A#3の方へ「異議あります」> >経験年数により上位の資格が得られます。 (この人たちは勉強せずになるので、実務能力はきわめて低いと言われていますが、 免状は同じです) 学歴が無ければ最低3種を実力で取り、後は時間が経てば2種が取れると言うことです。 *ご存知のことでしょうが、上位資格は「経験必要要件を満たしている」ことが必要です。 (2種の為には、1万V以上の設備の業務経験が必要)です。 **実務能力の点では、官庁申請・届け出等や設備の故障時の調査等で 試験勉強では学べぬ点があります、試験勉強で理論的な事を良く理解できても 実際の設備の保安管理(工事・維持・運転等)をするのには「経験」とそれに伴う学習が 必要で、且つ、一生に一度経験するかしないかの為に、先輩や同業技術者の経験を聞いたり 調べたりして研鑽を重ねている訳です。 (因みに、私は事業会社の中で、試験で2種を取得した技術者達にも、 私の経験や技術を継承すべく「(電気保安に関する)指導と助言」をしています。)
その他の回答 (3)
- GTAC
- ベストアンサー率69% (316/454)
主任技術者は受電点ごとに専任で必要です。小規模の事業所をまとめて見る事は物理的に可能ですが、業務委託無しに行うことは法的にかなり難しいです。 (指揮命令系統が同じであるとか、何分以内に駆けつけることが出来るとか、常に監視することが出来るか等の条件があります) たとえば道路1本をはさんで隣接した工場で2万ボルトと6千ボルトを別々に受電をしているような場合では別々に選任が必要です。 小規模の工場などでは、トイレの電灯の球替えなどの雑用もありますね。 会社として真に主任技術者が必要な場合は「実務経験による認定」で資格を取得する方法があります。学歴もしくは主任技術者の資格があれば、経験年数により上位の資格が得られます。(この人たちは勉強せずになるので、実務能力はきわめて低いと言われていますが、免状は同じです) 学歴が無ければ最低3種を実力で取り、後は時間が経てば2種が取れると言うことです。
お礼
再度回答ありがとうございます。 >主任技術者は受電点ごとに専任で必要 やはり兼任というのは簡単にできないのですね。 数箇所に工場が点在しているので、自分が選任されたとしても一箇所でいっぱいいっぱいになると思います。
- denkiya3
- ベストアンサー率52% (120/229)
*私は、とある工場の電気主任技術者をしていました(部下はいませんでしたが)。 (今は、事業部全工場の主任技術者への指導・助言を職務としています) 1)自家用電気工作物の維持・管理 (保安規程を作成し、その遵守) ・電気設備の設計・工事・保守(業者指導・安全教育・設備工事検収・試験指揮、定期点検・運転日誌作成) (一人だと、多岐に渡って行います、設備が故障すれば駆けつけ調査、修理・・故障や停電範囲の確認、 埃まみれ、油まみれはしょっちゅう、安全確認は自身の命を守る為に絶対に必要、 地震で停電すれば、電気工作物の確認と受電操作等・・・) (電気に関する設備規準・法令の遵守が求められます) 2)官庁届け・電力会社との折衝 ・保安規程の作成・改訂時 ・電力会社への波及設備事故や感電事故(入院しての検査・治療を要するもの)発生時 ・年間電力消費量 ・(省エネ対象事業所でエネルギー管理士・管理員は)エネルギー定期報告の作成と報告 ・電力料金改定交渉 **受験して電気主任技術者免状を取得しても、 実務としての「電気管理技術者としての実務の色々」を知っていないと 一人のみの主任技術者では、保安確保が出来ない可能性があります、 私は、3種は試験、2種は経験での免状取得でしたので、 2種を取得する前に、先輩技術者から鍛えられました。 また、電気管理の実務ノウハウ書や技術基準や法令等の説明書籍を 独習しました。 参考:http://www.geocities.jp/toolbiru/ *電気保安上の問題(事故等)が起これば、 電気主任技術者は責任を問われます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 一言に保安の監督といっても多くの作業が発生するのですね。 私の会社だとおそらく電気主任技術者は少数になると思いますので、多岐に渡っての仕事になると思います。 経験者とのことでお聞きしたいのですが、数箇所の工場等の電気主任技術者を一人で兼任することは出来るのでしょうか? 業務内容からすると仕事量的に難しそうですが、実際の所どうなんでしょう?
- GTAC
- ベストアンサー率69% (316/454)
電気主任技術者は基本的に受電場所に1名を専任で選任する必要があります。 商店などでは保安協会等に委託して保安協会の主任技術者が代行することがあります。 お勤め先の業種や受電規模がわかりませんが、これにより仕事内容は大きく変わります。 この資格は電気の発生・輸送・使用に際して人命や財産に対する安全を確保するのが目的です。自由化により設備を設置したものの自己責任が問われるようになっていますので、常に勉強が求められます。 国は、主任技術者の地位として、社長もしくは工場長に直接助言できる立場を求めていますので、一般には部長級の管理職です。保守にはお金が掛かりますので専門家の立場から社長を動かせる能力が必要なためです。 工場であれば100%電気関連の仕事をしていて、部下があるはず。 ビル等であってもビル管理会社の管理職です。 仕事内容は、建設時の仕様確認、保守の要否判定、年次点検の計画(安全作業手順の計画と承認)、事故時の報告などです。保安規程を作成し、日常点検をおこなわせることも重要です http://www.city.gojo.nara.jp/reiki_int/reiki_honbun/k4080609001.html 電気屋としてエネルギーの節約、電気代の低減などの知恵を絞るのも仕事になります。 大企業なら現場の人が危険な作業をしてくれてその監督ですが、小さいところは自分自身が高圧盤にもぐりこんで作業をしますので現場の知識・経験は必須です。 試験では理論・知識しか出題されませんが、作業手順のミスで災害が起きたら責任を追及される立場です。 http://www.shiken.or.jp/shiken/shiken.html
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、知識だけではなく経験も必要なのですね。 私の会社(エネルギー関係です)でも工場がありますが、保安協会?に委託していると聞きました。 実務の現場を見ることが出来ればイメージもわくと思うのですがなかなか、、、 >専門家の立場から社長を動かせる能力が必要 責任重大ですね。 電気主任技術者免状を取得しても、肩書きだけになってしまわないよう勉強し続けることが大切ですね。
お礼
再度回答ありがとうございます。 兼任についてもいろいろ取り決めがあるんですね。 先にもお礼で書かせてもらったように、数箇所に工場が点在しているのでどうかと思ったのですが、簡単には行かないことが分かりました。 机上で学べないことがあるのは十分承知しております。 知識だけでなく、経験も積み重ねていかなければなりませんね。 ありがとうございました。