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25歳から臨床検査技師を目指せますか?
25歳の塾講師です。 現在の仕事に不安を感じ、将来のために手に職をつけておかなければと考えています。 仕事で医療系の資格について調べる機会があり、たくさんある資格の中で、 大学で学んだ生物学の知識を生かし、自分が興味を持って取り組めそうなもの として、臨床検査技師の資格に注目しています。 しかし、資格についての文献や「教えて!goo」を見ると、臨床検査技師の業界は 機械化によって人件の削減が進んでおり、就職は厳しいと書かれています。 また、臨床検査技師として働いている友人から、結婚後も仕事を続ける技師は 少ないという話も聞きます。 もちろん、採用されるかどうかや、結婚後の仕事の仕方が個人の努力によるもの であることはわかっていますが、年齢や、医療の世界の現状を考えると、 今から臨床検査技師を目指す事は、リスクが大きいのでしょうか。 臨床検査技師の資格をお持ちの方、医療現場で働いていらっしゃる方、 どのようにお考えか、教えて下さい。
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私は第1回臨床検査技師国家試験に合格して依頼、約30年病院に勤務しています。 初めは血清学を専門の分野で4年間、次はその経験を生かして癌の専門病院で、7年 輸血部に勤務しました。(経験年数は反映しました) 出産のため退職し、子供が1才になった時、国立病院の臨時職員になりました。 ここでは、心電図検査、基礎代謝などの勉強ができました。 二人目出産直前、退職しました。 その後約2年のブランクがありましたが、その間は進研ゼミの理科の赤ペン先生に採用され、自宅でアルバイトをしました。 また、近くの畜産試験場でもアルバイトをしました。 ここでは、土壌分析やニワトリの血液成分の分析の手伝いをしました。 末の子供が3才近くになってから、近くの総合病院に就職しました。 そこで、超音波の仕事をすることになり、かって勤務していた癌の専門病院で 超音波の実習見学をする事が出来ました。(顔パス) 3年後、超音波検査士の資格をとり、翌年も違う分野の検査士の資格を取りました。 7年の超音波の経験をもって、近くの小さなクリニックに就職しました。 1年後、慶應大学の通信大学に入学し、5年後卒業しました。 卒業したことで、院長からの評価が上がって、最近は検査全般にかかわるようになりました。現在では脳波や24時間心電図の解析、超音波検査、生化学検査など、 いろいろ手がけています。 パソコンでデータの管理もします。 このように、検査技師の資格は幅広く生かすことができますが、就職は確かに大変です。でも、自分から病院に直接アプローチすれば、私の場合は5箇所の病院に勤務 できましたし、その度に実力がついていきました。 ただ、お給料は、だんだん期待できなくなっていきました。 つまり、大病院でなければ、レントゲン技師より安いと思います。 私は転職するたびに興味のもてる仕事につけましたので、年令より、個人の魅力が 就職に影響すると思っています。 本当に検査技師の仕事に興味があれば、就職も切り開けるとしんじています。
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- kyonn
- ベストアンサー率29% (80/272)
以前検査会社で働いたことがあります。 正直いってリスクは大きいと言わざるをえません。 検査技師として就職するとなると病院か検査会社が主になります。 病院は系列の学校からの推薦などコネの要素が強くなります。 仕事は肉体的には楽なので結婚しても辞める人は少なく狭き門です。 今はどの業界もそうですが検査会社も厳しい状況です。 正社員を極力少なくしてあとは契約社員やパートでまかなっています。 検査会社では必ずしも資格が必要ではありません。 薬剤師や化学・生物系を出た人もいます。 検査会社の合併の話もよく聞きます。リストラも会社によってはあるでしょう。 正社員で入れないのでまずは準社員で入って能力が認められれば正社員に格上げされることもありますが、これも相当難しいでしょう。 資格の有無に関わらず最後は個人の能力が問われます。 仕事の出来ない人は閑職に追いやられるなどという大手の話も耳にします。 大手の会社では多数の検体を最短時間で検査することが求められるため、馬車馬のように働かされるなんてことも聞きました。 キツイ話ばかりですいません。 無理に資格を取ることはないんじゃないかと私は思ってしまいます。 検査会社でしたら資格は必須ではありませんし。 病院で人への検査(採血や心電図など)をするなら必要ですが。 あとはあなたのやる気次第だと思います。
お礼
kyonnさん、お返事ありがとうございます。 現場でしか分からない情報を教えていただけて嬉しいです。 臨床検査技師の多くが検査会社に勤務しているというのは本で読みました。 いくつかの就職・求人サイトを調べた時に、医療系国家資格を条件とする求人では、 看護婦・理学療法士の次に臨床検査技師の件数が多かったので、病院では充足していても、 検査会社では有資格者は引く手数多なのだと思っていました。 資格を取らずに働くとしたら?という線についても、調べてみようと思います。
- gost
- ベストアンサー率31% (68/214)
医療系国家試験の受験資格は年齢制限が特にありませんので、臨床検査技師の免許は、これからでも取得出来ます。 ただし、ご存知であるとは思いますが、臨床検査技師の就職が厳しいのは事実のようです。 医療系国家資格の中では、臨床検査技師が最も飽和状態であると感じています。 私自身は、看護婦&臨床工学技士です。 臨床工学技士の免許は、看護婦として働きながら、臨床工学技士の専攻科で学びました。 臨床工学技士専攻科には、臨床検査技師免許取得者も非常に多かったです。 臨床検査技師の就職難は切実なものがあるようです。 臨床検査技師は就職難であるから、臨床工学技士の免許を取得し、臨床工学技士として働こうという想いで、臨床検査技師養成校を卒業したてであるにも関わらず、臨床工学技士養成校に入学した者もいました。 病院が倒産し、臨床検査技師として再就職がないので、入学した者もいました。 臨床検査技師として働けている者でも、万が一、現在の就職先が倒産した場合に臨床検査技師では再就職が難しいので、臨床工学技師の免許を取得したいという考えの者もいました。 私の働いている病院でも、年配者で臨床検査技師免許をもっているにもかかわらず、看護助手で入職した人もいました。 臨床検査技師は、看護婦に比べたら愕然と結婚してからも働き続ける人の方が多いです。 臨床検査技師は、夜勤が少なかったりなかったりすることがほとんどです。 職員不足で忙しい看護婦に比べ、臨床検査技師は職員数も充足していますし、労働自体が重労働ではありません。 臨床検査技師は、年配の再就職も厳しいですが、若い新卒者たちでも、就職難であると言われています。 臨床検査技師の場合は、専門学校卒では就職が難しく、せめて大学を卒業してないと就職できないという話も聞いたことがあります。 この為、臨床検査技師になるには就職難というリスクを覚悟しなければならないと思われます。
お礼
大変参考になるお返事、ありがとうございます。 臨床検査技師が最も飽和状態であるという現状は、想像していたよりも厳しいものでした。 医療系国家資格を取得=手に職とは限らないのですね。 gostさんはじめ、複数の資格を取得される方がたくさんいらっしゃることも意外でした。 それだけ厳しく、かつ深い知識が必要な世界だということが分かりました。
お礼
お返事ありがとうございます。 仕事に就けるかどうか、どのように続けていくかは、自分自身の興味と努力によるものだ ということが、とても良くわかりました。資格取得がゴールではなく、OCLさんのように、 常に新しい事を学び、それをアプローチしていく事が必要なのですね。 本当に検査技師の仕事に興味があれば、就職も切り開けるというお言葉を胸に刻むと同時に、 資格を取れば安心という甘い考えを払拭して、もう一度考えてみようと思います。