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ヘッドフォンの値段の違いは音と素材ですか?
Sonyの3000円位のヘッドフォンを使っています。 普通にテレビの番組を見るには全然問題ないのですが、 大手量販店に行けば3万円(実に10倍!)もする ヘッドフォンが売られています。 確かに、ヘッドフォンの耳に当てる部分は高級に 見えます。しかし、音についてはそんなに違いが 有るように思いません。 この価格の差は具体的になんなのかオーディオに 詳しい方のご意見をお聞かせ下さい。
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3万円のヘッドフォンだと高級機種には入りますがまだ安い方です。 10倍どころか100倍近い価格のものもあります。 販売完了品ですが、SONYはこういう製品もありました。 http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200404/04-0421/ (15年以上前のMDR-R10は定価36万円でしたけども) 最近、高級ヘッドフォンが相次いで発表または発売されていますが、価格帯は5万円~12万円の範囲に集中しています。 音の好みは人それぞれなので好みが分かれますが、1万円以下とそれ以上の価格帯では確実に違いがあります。 特に、音のバランスや音暴れの少なさはかなり違います。 テレビの音声程度なら差は出にくいと思いますが、CDラジカセ程度でもCDの音声を聴けば違いが出ると思います。安物は人間の声が籠もって聴こえますし、低音も芯が無く締まりがないです。 音の良さには素材云々もありますが、個別に調整すると人件費がかかりますので、同じ製品でもばらつきの多い製品とそうでない製品に分かれます。 (通常、高級機は1つ1つ測定して選別されたものが使われます) 高級機は1台毎にきちんと調整されて出荷されていますから、単なる大量生産品とは次元が違います。 手持ちのイヤフォンの場合、音の出る発音体にシリアルナンバーが刻印されており、左右で特性の合ったものを選別されています。 (以前、片方が壊れて修理に出したときは特性を合わせるということで両方のユニットが交換されて戻ってきました。まぁ、保証期間内なので無料だったわけですけど) 手元のヘッドフォンは3万円ほどしたものですが、同一設計の上位機種があり、こちらは外装が少し豪華になりユニットも選別品になっています。 価格的には1万5千円近く違いますが、あまり違いは感じませんでした。 こういうのは所有する喜びを味わうものなので価格がすべてではありません。 でもやはり1万円以下に比べれば実売2万円前後までは確実に音質が向上していきます。これ以上は相応のアンプや再生機器が必要になるので、あとは好みの世界になると思います(ちなみに、ヘッドフォン専用アンプも売っています)。 P.S. ヘッドフォンはオーディオでも「アクセサリ」に分類されるだけあって決して高いものではないです。 スピーカーなんて1セット200万円以上するものがザラにあるわけです。 以前、某オーディオショップで出会ったある大学の教授はスピーカーに400万円使ったという話をしていましたから・・・・・・ (こういう人は車を1台買う感覚ですのでわたくしのようなビンボー人には判らない世界の人です。ちなみに、この教授は元NTTの人らしいので、音響学は専門のようでした) なお、個人的にはSONYの安いヘッドフォンはドンシャリ(低音と高音を強調した音)傾向が強いのであまり好きではありません。 (手元に10年前で2万円ほどしたSONYのヘッドフォンが使わずに放置したままだったりします。もう好きじゃなくなったので使うことはないです。ちなみに、お気に入りはそこそこの価格のイヤフォンです)
お礼
非常に詳しいご回答ありがとうございました。 ヘッドフォンはスピーカに比べればまだ安いとのこと 本当に趣味の世界で私には別世界ですが、自分の身の丈に 合ったものを探そうと思います。