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石けんと、洗剤

最近、環境や残留性などの安全性などの問題から、石けんがみなおされていますね。 石けんは、「脂肪酸ナトリウム、脂肪酸カリウム」なのだということは、基礎知識として 知っています。 が、よくわからないことがあります。 食器洗い洗剤や、シャンプー、ボディーソープなどで、100%植物性洗剤、とあります。 これって、やはり石けんとは違うのでしょうが、よく言われる洗剤の問題点は、これでは 解決できていないのでしょうか。 というか、植物性だと、何がよいのでしょう。 気分だけ? できれば、わかりやすく教えていただきたいですが、多少の化学的知識は持っているので、 それを前提としても構いません。 よろしくお願いします。

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  • ベストアンサー
  • rakki
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回答No.3

植物性の洗剤が合成洗剤ではないと、いった間違った解釈をしないことがまず必要ではないでしょうか。 たとえ原料が植物性100%でも助剤に何が使われているかも問題です。 石鹸にも無添剤と添剤入りがあり、前者は助剤を用いませんが、後者にはケイ酸塩や炭酸塩が用いられます。 他に「複合石鹸」と「合成洗剤」があり、添剤として、炭酸塩・硫酸塩・ケイ酸塩・蛍光剤・金属封鎖剤・香料・酵素などが含まれます。 原料が植物性だから良いということにはなりません。 合成界面活性剤の原料が植物だということに過ぎないのですから。 石鹸も界面活性剤の一種ですが、石鹸の特徴として ・どんなに高濃度でも皮膚から侵入することはない ・濃度が薄くなれば界面活性剤の性質が消滅してしまう が上げられます。 一方合成洗剤の場合は、 ・皮膚から人体に侵入する ・侵入した合成洗剤は皮膚細胞を破壊 ・人体のあらゆる臓器を駆け巡る ・最後は毒物を無毒な物に処理する肝臓にいくが、ここでも分解されず油脂になじみやすい性質で肝臓に定着し、肝臓又は腎臓の細胞を破壊する 環境への害はご存知でしょうから割愛します。 安全な石鹸と有害な合成洗剤を見分けるためには品質表示を見れば解ります。 石鹸の場合は、「脂肪酸ナトリウム99%」などの単純な表示ですが、合成洗剤は他にもいろいろと書き込まれているでしょう。 わかりやすくというご注文ですので、組成や個々の成分の名称などは割愛しましたが、石鹸の価値を知る術として「自然流せっけん読本 森田光徳著 農文協」がわかりやすく解説しています。 参考にしてください。

dorambone
質問者

お礼

「合成界面活性剤の原料が植物だということに過ぎない」 つまりは、こういうことなんですよね。 ま、当たり前といえば、当たり前のことですが・・・。 情けない話、構造の面については、もう一度勉強し直さないと、ちゃんとは理解でき ないと思いますが、概念は、よくわかりました。 ただ、挙げられている有害性については、どうなのかなって気もしてきています。 環境面で見ても、『石けん信仰』も、必ずしも正しくないようですし。 (石鹸洗剤工業会とかのプロパガンダに踊らされてますかね) やはり、もう少し勉強したいと思います。 どうもありがとうございました。

その他の回答 (4)

noname#5746
noname#5746
回答No.5

こんにちは。 皆さんが詳しく答えていることですし、簡単に述べたいと思います。 植物性100%と表示されたり宣伝されますと容器内のすべての成分が植物から できているのか。と思わされますが、実際は洗浄成分だけが植物性であるのが ほとんどです。 でもまあ植物性とうたっている洗剤はいくらかはましだとは思うのですが。 洗浄力が劣ったりするのでいくつかの界面活性剤を配合してうまく造ってる ようです。 そして原料が植物性であろうとなんだろうと最終的にできた物質は何なのか? これが重要だと思うのです。 最終的にできた成分が合成界面活性剤であることには何の変りはないわけですから。 あと私ですが肌が弱く手あれもひどいことから数年前から体や髪の毛は無添加 石鹸で洗い、リンスは食酢を水で5~6倍に薄めてやってます。 台所用洗剤は生協の液体石鹸で、衣服の洗濯では洗濯用粉石けん使用しています。 肌や健康にいいのがわかりますし髪の毛が薄くならないのにも役立ってるよう です。

dorambone
質問者

お礼

お礼が遅くなって、申し訳ありません。 年明けから、いろいろ忙しくて、こちらにも殆ど立ち寄ってなかったので。 m(..)m 概念を大変わかりやすく解説してくださって、ありがとうございます。 気分的にかなり納得して、すっきりしました。 (論理的な理解をするには、知識が無くなってしまってたので。) 私も男性。 髪の毛が薄くならない、とは、かなり気になります。 やはり、しばらく試してみよう。 でも、酢でリンスってところが、ちょっと抵抗あるんですよね。 液体石けんも、容器の口がすぐに詰まるし・・・。 ただ、石けんで洗ったあとの方が、気分がいいですね。 油汚れなどの落ちも、とても良いですし。 ご回答いただき、どうもありがとうございました。 それにしても、回答していただいた方、みんなすごい方ばかりだ。 (お礼ポイントとの多さで)

  • buran
  • ベストアンサー率33% (259/782)
回答No.4

回答の主旨から外れるかとも思いましたので、「回答」ではなく「アドバイス」にさせてもらいます。 私は長年アトピーで悩まされているのですが、皮膚科の先生から市販のシャンプーを止めて普通の石鹸で洗いなさいとアドバイスを受けました。 「植物性」うんぬんではなくです。 敏感な皮膚には刺激が強すぎるとのことでした。 で、石鹸シャンプーに切り替えたところ、最初はごわごわしたりシャキシャキになったりしたのですが、1週間ほどでかゆみも炎症も止まりました。 すごいもんです。 それ以来、食事の後片付けも洗濯も基本的には石鹸系の洗剤を使っています。 この話とは別に最近知ったサイトをご紹介します。判断は任せます。

参考URL:
http://www.asyura.com/kaminoke.htm
dorambone
質問者

お礼

なかなか過激な(失礼、積極的な)HPですね。 (^_^;) 興味から、このようなHPや記事も見ていましたが、やはり、石鹸を使おうかな、 と思ってしまいますね。 最近、お試しキットを買ってきて、使用中です。 さて、私には合うでしょうか。 例えば、コンタクトもそうですが、『良くはない』と思っても、その利便性、 快適性から、その危険性を知っても使ってしまうんですよね。 まあ、冷静に判断したいと思います。 ただ、『石鹸信仰』の批判も気にしてみていますが、私の中では、まだまだ石 けんの方が、ずっと優位なのですが。 ご回答、どうもありがとうございました。 私も、子供のことは、アトピーがひどかったですが、石けんを使うなどすれば、改善していたのかしらん。

noname#21649
noname#21649
回答No.2

合成洗剤の構造式を御存知として.答えます。 「植物性洗剤」ですが.疎水きの長さ炭化水素の供給源を植物がせいごうせいしたかるぼんさんから取ったという意味です。 石鹸はかるぼんさんアルカリ金属塩ですが.合成洗剤はべんぜんするほんきとかホリエーテルきとかを親水性きとして導入しています。 かって.合成炭化水素を使った頃が有りまして.この炭化水素はハード型とも呼ばれ.ターシャルき(名称疑問.分岐炭化水素さの分岐炭素部位)の位置で生分解が停止し.自然界で分解されないという特徴を持っていました。その結果.下水は先見の泡だらけになり環境汚染として騒がれました。 生分解は末端炭素から2炭素づづ分解されますので.直さ炭素をもつもっとも低価格な原料が植物油脂であったのです。(動物油脂はふほうわきの存在の関係で使いにくい)。その結果が.宣伝文句になっているのです。 ただ.末端炭素からの分解は行われますが.ベンゼンするほんき等の親水性部分の生分解があまり行われない(分解速度が遅く.下水処理場で泡を吹く)等の問題が有り.石鹸を使おうと宣伝しているわけです。これはたしか.琵琶湖周辺での実験で.BOD負荷の低下かが起こるとの報告が有ったと思います。

dorambone
質問者

お礼

時折、ひらがなが出てくるのがかわいいです。 正直、ちょっと読みにくいですが・・・。 (^_^;) 別の回答へのお礼にも何度も書いてますが、勉強不足で、多くを忘れてしまい、 後半部分は、難しいです。 もうちょっと勉強してみます。 どうもありがとうございました。

  • kenchin
  • ベストアンサー率56% (398/700)
回答No.1

植物系に対比されて考えられるのは合成洗剤等なので しょうが、結局は「合成洗剤は危ない」ってことから 植物系にシフトされてきているって事でしょうか。 □ 代表的な界面活性剤(要は洗剤の原料ですな)には  ○ABS    アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム  ○AES   アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム  ○LAS    直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム  ○POE・R    ポリオキシエチレンアルキルエーテル  ○POE・P    ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル  ○SAS    アルキルスルホン酸ナトリウム なんて物がありまして、こいつらは、人体に対しては 「発ガン性、溶血性皮膚障害、催奇性」なんて問題点が 排水として自然界に放出されてからは「魚毒、植物生育 阻害」等の問題点が指摘されていると.....。 で、これに対して植物性の洗剤類は、植物油をけん化し た物で、合成系は一切入っていないと...。   ※下手したら過剰アルカリの残留はあるでしょう    し、香料の問題は?ってところもありますが。 それだけに、使用中の問題がない(確認されていない) 自然界での分解も合成系に比べて問題が少ない(確認 されていない)or早いとされているようで。 そのような所から、「まぁ使っていてもOKでしょう」 って考えですね。   ※:他方では、植物油採取工業等での少年     少女の過酷な労働形態とか、排水問題とか     そういう物もあるようですし、植物系とは     言え、過ぎたるは何とやらが無いっていう     のは、未確認なだけじゃないのかな?っと       も思いますが....。

dorambone
質問者

お礼

ご回答いただき、どうもありがとうございました。 お礼が大変遅くなって申し訳ありません。 「植物性の洗剤類は、植物油をけん化した物で、合成系は一切入っていない」 とありますが、この部分は、ちょっと? 植物油をけん化すると、それはすなわち石けんではないのかなぁ? 私も自信がないので、久しぶりに化学の本を出してきて、調べてしまいました。 基礎知識があるなどと偉そう書きましたが、殆ど忘れてしまっており、難しい・・・。 もうちょっと、勉強し直してみます。 「過酷な労働形態」のあたりまで言及いただき、なるほど、そんな見方もあるんだ、と、ちょっとびっくりしました。

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