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反抗期について
質問なんですが、中学生ぐらいのときの思春期に、反抗期ってありますよね。あれはどのような原因で、反抗期が起こるのでしょうか?また、もしもある子どもが反抗期が起こらなかったとしたら、どうなるんでしょうか?反抗期のなかった子どもってけっこういるのでしょうか?
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反抗期についてですが、普通は2回あるというのはご存じでしょうか。 一回目は2~3歳頃から始まります。これは人間の発達(成長)の過程の中で知能が進んできて、さまざまなことに興味を持つようになることから起こります。子供が自分でいろいろとやってみたくなることが、親などから見ると「反抗」に見えるわけです。 次に、中学生頃のものは「第2反抗期」と呼ばれます。これも心身の発達に伴って起こるものです。具体的には、まず身体が子供から大人に変わっていくこと(この場合の「大人」とは自分の子孫を残せるようになるということです)でホルモンバランスなどが変化します。いわゆる「思春期」でもあって、身体が安定するようになるまでの間は、心身両面に大きな影響が生じ、精神面でも動揺することが多くなります。(男の場合は特に顕著ですが)意識するとしないとにかかわらず、性欲が生じてきて「恋」という言葉の意味が判るようになります。 そして、同時に知能・認識能力も進み、自分自身の中にある第2の自分すなわち「自我」が芽生えてきます。「自分」を見る「自我」ができてきます。これを自覚していくのが成長の過程なのですがこの時に生じるのが「第2反抗期」です。 つまり、「自分」というものを意識し始め、「自分は大人である」と思い始める部分から、大人、特に身近な大人である親に対して批判的な目を向けるようになります。批判の対象は自分の視野が広がると共に親だけではなく社会などにも向けられるようになりますが、それも成長の一過程です。なお、決して「反抗」とは暴力的な反抗を意味しないことにご注意下さい。自我が形成されていく中で生じるものですから回答#1のloanwolfさんも#2のminosa2001さんも、特別ではなくごく普通の反抗期を迎えて過ごしています。「自分のおもうようにやる」「親に期待しない」というような考え方・感情が生じる時期が第2反抗期です。 さて、第2反抗期がおこらない、あるいは遅れてくるというのは人間の成長にとっては大問題です。身体の発達に対して心の発達がおいついていないという意味だからです。この原因については(私は専門家ではないので実例を調べ上げたわけではありませんから)私見ですが ・親(保護者)の抑圧によって正常な発達が押さえつけられる ・過保護などで外界との接触が少ないために成長のための適切な刺激が乏しい ・知能面に比べて感情面の発達が遅れている(バランスがとれていない) ・早く(10歳前後ぐらい)から大人として扱われすぎて自我の発達がかえって抑圧される などのことが考えられます。 そしてその結果は(それこそ専門家ではありませんから決定的なこと・断定的なことは言えませんが)いわゆる「17歳の反抗」などとして社会に生じてきているのではないでしょうか。また、このサイトにも関係する方が沢山おられるようですがいわゆる「ひきこもり」などもその結果では無いかと私は疑っております。 個々のケースについて調べたわけでもなく、研究しているわけでもありませんから、第2反抗期が来ない理由やその結果について私に誤解がしている可能性はあると思いますし、その人数については調べようがありません。しかし、前半の反抗期とその原因については自信あり、です。
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何が原因なのかはよく、分からないですが子供のときの反抗期が自我の目覚めであることから考えると、やはり思春期の反抗も同じ流れなのかもしれませんね。 子供の場合は、親から身体的な援助を拒みますよね(というかうちの娘が今その真っ盛りです)。何でも「自分で」やらないと気がすまない。自分も大人の仲間入りをしたいお年頃なのでしょう。 逆に思春期は、身体的な面(着替え、排泄などの基本的習慣)は出来ており、今度は精神的に自立したい気持ちが出てくるのでは?反抗期がおこらない・・・と言う背景には、やはり親のほうに何かしら原因があるように思われます。 例えば子供のときの反抗期のとき、「自分のことは自分でやる」と言う気持ちがあるのに、先回りして全部手助けしてしまう親。一見やさしい親のように見えますが、実は子供の自立を妨げてるだけのような気がします。子供に好きにさせて(でも見守って)、どうしても出来なくてヘルプを出したときにだけ手助けすればいいこと。全部先回りすると、「全部自分がしなくてもやってくれるんだ」と言う考えも身についてしまいますし、出来ないときにヘルプを出すことすら覚えません。 思春期の場合もそうなんでしょうね。精神的に「自分で考えること」を行いたい年頃なのに、親はそれを押さえつけてしまう。その結果、人に寄っては「こう思うことは自分が悪いんだ」と自虐的になることもあるかもしれません。 ちなみに私は思春期の頃反抗期がありませんでした。打ちの場合は「先回り型」の親で、何を決めるにも親、私の意見は聞くものの、最後に判断するのは親です。親の意見こそがすべて正しかったのです。 ・・・しかし、そのつけはやっぱり来ましたよ。自分で考え行動することの出来なかった私は、社会に出てものすごく苦労しました。社会に出るとなんでもかんでも親が口出しするわけにはいかないですもんね。そして今、心の病気を患っています。 やはり反抗期があることは、本来人間として自然な姿なのでしょうが、育てる「親」の側が、本来の人間的子育てから逸しているので、反抗期がないまま大人になる子供も多いのでしょう。「いつまでも子供」と言う感じがしますけどね。今はそういう人は多いのでは?ちょっと怖い気もしますね。
お礼
なるほど、どうもありがとうどざいました。
- mimosa2001
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こんにちは。私見です。 体の大きさが親と同じくらいになってみて、これまで「大人」としてとらえて いた親の不完全さが目に付きはじめ、その失望を表しているのだと思っています。 反抗期がおきない場合、理由はいろいろあって、それによってその後も 違うと思います。 ・「大きくなってもやはり親はりっぱだと思う」 とりあえず別に問題なし。 ですが、もっと後で、成人してから反抗期が来るのかも。 ・「反抗などしたらイケナイ」 何かの理由で、反抗してもよい、にスイッチが切り替わったときに、 それまで抑圧していたものが一気に噴出して大事になる恐れも。 ・「別に、最初から親に期待してない」 一見クールでしっかりした子のようですが、大きくなってから 複雑な方法で駄々をこねたりすることがあります。 もっとありそうですが…今思いつくのはこのくらいです。 わたしは3つめのパターンでした。いやー、あとになってごねたごねた。 親がいちばん楽なのは、やっぱり正統派の反抗パターンみたいな気がしてます。
お礼
なるほど、どうもありがとうございました。
反抗=自己の確立 でしょうか。 反抗期が起こらない子供については よくわかりません。 僕は、反抗するほどのエネルギーを 作り出すバイタリティーがなかったので 思い返してみると、目立って反抗しなかったような。 何を言われても、自分の思うようにしか やっていなかったので それが、反抗と受け取られていたようですが。 親にはね。
お礼
ありがとうございました
お礼
詳しい回答、ありがとうございました。