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マスコミをどう思いますか
皆さんは、マスコミというものをどう思っていますか。正直、自分はマスコミというものをほとんど信用していません。 以前の雪印の騒ぎのとき、必要以上に騒ぎ立て(人間なんだからミスぐらいあるはずである。マスコミだって誤報や誤植は山ほどあるだろう)正直、雪印の人が気の毒になりました。 また、警官の不祥事に対してもまるで警察全体が悪の巣のように報じます。あれだけ人数がいたら一人二人ぐらいの馬鹿は紛れるでしょう。もちろん許される問題ではありませんが、あのような報道は警察の士気を貶め、犯罪を助長する原因とも思われます。 さらにかつては、受験勉強のし過ぎはだめだとか言っておきながら、自社のCMで「わが社の新聞からは試験のうち70%が出題された」とかいうものを売り文句にした新聞もあります(朝日だったかと思うけど)。 マスコミはよほど重大でない限り、誤字や誤報でもただすみませんと謝るだけで責任をとって辞めたなどということは聞いたことはありません。ほかの組織のミスは些細なことであっても鬼の首でも取ったように喜んで報じ、自分のミスはただ頭を下げるだけで終わらせる。ただの正義の皮をかぶった俗物でしかないような気がします。 さらに海外のマスコミは、「国家にとって不都合なことは隠すことこそ愛国心」「国家に命をささげることこそ国を愛する証」などとたわけたことを思っている奴が牛耳ってるようだし……。 愛国心というものは死ぬことでも真実を隠すことでもなく、生きて技術や知識を祖国に役立てることと思うのですが(たとえ一万二万の人間が命を捨てても救えるほど、国家というものは軽くないでしょうし)。 皆さんは、いったいマスコミをどのように思ってますか。果たして信用できるのでしょうか。
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こんにちは。私は報道の仕事の経験者です。 以前なら、「マスコミ擁護論」を展開したところですが、現場を離れてみると、ikazutiさんのおっしゃることも、よーく分かるようになりました。 しかし、個々の取材者はすごく真面目に、それこそ身を削る思いで取材をしています(時々、その“真面目さ”の方向性が「ちょっと違うんじゃないの?と思うこともありましたが)。そこで、何が報道をおかしくしているのか、自分なりに考えてみました。 まず言えるのが、「他社との競争」です。取材現場では協力することもあるのですが、やはり報道の上層部(会社によっては営業サイドもかな?)は、他社との違い、独自性を求めます。スクープ至上主義が誤報を生むもととなり、独自の視点・切り口の重視が、過激な特定個人・団体への攻撃につながっていきます。だからといって、競争がないよう、メディアを一本化してしまうと、北朝鮮や旧ソ連のような体制になってしまいます。 あと、言えるのは、内部事情かもしれませんが、「取材者が世に出したいもの」と「プロデューサー(あるいは編集者)が世に出したいもの」が乖離していることでしょうか。テレビの場合、取材者が取材してきたものがそのまま世に出ることはありません。ストレートニュースの場合でも記者デスク、ニュース番組のディレクター、ニュース番組の編責(映像についても映像編集者→映像デスク→番組編責)というチェックを受けます。誤報の防止や人権上の問題をクリアするためには必要な手続きですが、こうした多重チェック体制が、ある一定の方向性を持ってしまった場合、表現が増幅されて「これでもか」という形で放送になってしまうのではないでしょうか。 また、企画ニュースの場合でも、実際に取材をしていないデスクやプロデューサーが、「こう表現すればもっと面白くなる」「こういうふうに言い換えてもウソではないだろう(大げさでも、まるっきりのウソでなければ許される)」「こういう風に(ちょっと大げさな)表現したいけれど、一応確認とっておいて」「ここまで言わないと視聴者は納得しないだろう」と、“自分の見たいものを作ってしまう”傾向があります。 余談ですが、私の、このサイトでの名前“depression(うつ病)”は、このような報道現場での矛盾に悩んだ末に、私が罹ってしまった病気であり、それが現場を去るきっかけにもなりました。 でも、ikazutiさん、それでも私は言いたい。「マスコミを信用して下さい」と。マスコミがなければ、世界は産業革命以前の状態になってしまいますし、インターネットの情報は、今のマスコミよりも、もっと信用できない情報ばかりです。 「信用できない」と嘆いているばかりでは、進歩はないと思いますよ。
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- madoushi
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私もあまり信用していない人間の一人です。ただ、世間では「マスコミで流れることは本当のこと」みたいな意見が多く、それがなくなれば逆に信用できる場合が増えるようにも思います。マスコミ一流の情報操作は行われていますし、以前ほどは権力者に対して正論をぶつける部分が減ってきているのは確かでしょう。一番悪いのは、マスコミに携わる人間でも、自分たちの仕事を文化事業だと認識していない人間が現実に存在することでしょう。昨今の女子アナブームなどその典型だと思います。それから、その女子アナを週刊誌などで実名報道しているケースがありますが、それに対し抗議する放送局は皆無です。他の企業のOLを実名報道することはまず考えられません。こうしたおかしなもたれあいをなくすことが、ひょっとしたら健全なマスコミを育てることになるのかも知れません。所詮はどのような媒体も経済社会の中で、生存競争を勝ち抜くという必要があるわけで、そう考えると、我々受け手側が賢くなって、マスコミ報道に踊らされることなく真実を見抜くように心がけることが最も大切なのかも知れないと思う今日この頃です。
お礼
>昨今の女子アナブームなどその典型だと思います。 そのとおりです。こういったことがあるから嫌になるんですよね。自分は余りにふざけていると思って関心は持たないようにしていますが。 ただ、競争社会に生きる以上、やむをえないところもあるのでしょうね。皆さんの意見を聞いていると、自分が一面しか物を見ずに質問していたことが浮き彫りになっています。 ご意見ありがとうございました。
- fu-raibo-
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私の割と身近なことが新聞に取り上げられたことがありました。 割と批判的な内容だったのですが、批判の内容が結構表面的なものでした。 それを見て、そんなもんだろうなと思いました。 その記者が取材できた時間は数時間だけです。 その時間で記事にしようとする対象の裏も表も全て分かるとは思えません。 本当でしたら、1年ぐらい密着取材して初めて本当のことがわかるような内容でしたから。 でも、その記者にしてみたら、限られた時間の中で一所懸命取材して得られた事実から、 その取材によって主張したかった内容を強調できるように記事にしたのだと思います。 確かに嘘は言っていません。でも事実を全て客観的に判断して書いているわけでも有りません。 結局一つの記事に対して記者は一人ないし数名のはずなので、その記者の理解できた範囲でしか書けない筈です。 ですから報道の内容は、個人の主観から完全に離れることはできないと思います。 私は、マスコミはその記者の信じることが間違っていたらともかく、嘘は言わないと信じています。 でも事実を全て余すところなく報道しているとも思いません。 ですから私の報道の接し方は おこった事実に対しては、そういうことがあったんだ。 良い、悪いという内容に対しては、そう言う考えもあるんだ。 と言うスタンスです。 特に、良い・悪いと言う判断は、情報の入手手段がテレビ新聞ラジオだけと言う昔とは違い インターネットと言うすばらしい情報収集手段も有ることですし 色々駆使して正しい情報を自分で集めれば良いと思います。 「マスコミは、物事の一つの見方を示す媒体」 そう思うと、マスコミが何を言ってても腹は立ちません。 むしろ、今みたいに、みんな似たようなことを言ってるんじゃなくて (正しいことは当然みんな同じことを言うとして、間違うときも各社同じ間違った見方をするから不思議です) どれがホントなんだってくらい各社言うことがばらばらってのも、 そう言うものだって納得した上でなら面白いと思いますが そうはならないですよね。
お礼
>でも、その記者にしてみたら、限られた時間の中で一所懸命取材して得られた事実から、 その取材によって主張したかった内容を強調できるように記事にしたのだと思います。 時間ですか。それも考えたこともありませんでしたね。よく考えれば、視聴者は早い情報を求めているわけですから、時間的な制限がどうしても発生するでしょう。 となると、十分な取材ができずに、多少の誇張が生じるのはどうしても仕方がないことなのかも知れません。 情報化社会がこれからもどんどん加速度的に進むであろう昨今、情報は与えられるものではなく、自分から得る時代に変わらなけらばならないのかもしれません。 ほかの方もそうですが、皆さん広い視野をお持ちですね。ありがとうございました。
- Yanchaboy
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ikazukiさんのおっしゃってるのは、マスメディアの問題ですよね? マスコミュニケーションというのとは若干言葉の意味の範囲とかニュアンスが変わってきますので、一応確認して....(^^ゞ えっと一言でいうと、単なる報道機関、と思ってます。 で、単なる会社、とも思ってます。 彼らは「報道のプロ」ではあるのですが「報道される内容のプロ」では無いので、どうあがいたって正しい事だけを報道する、なんてのは無理だと思ってますから、ニュースなどを見てもそういうスタンスで見てます。 逆にいうと、その「プロ」の部分は信用してます。 だから「誰々が何時々々何とかという発言をした」とか「XXの発表では○○だった」とかは信用してます。 #そういう発表があったからどうだ、というのは専門家じゃないと正誤は判断できないから、ここから先は話半分ね。 あと、多少の特殊性はあるにしろ「会社」ですから、そりゃ、自分の会社に不利になるようなことは極力避けるでしょう。自然な事だと思いますよ。 時として「明らかに不利になる事を報道」する場合でも、それを報道する事で、不利な部分を最小限に抑えられる、と踏んだからでしょうし。 さらには、会社同士の「競争」がありますから、より視聴者を引きつけるような演出(「ヤラセ」というより「見せ方の工夫」とか)は当然だと思ってます。 別に彼らは「我々は正義の味方だ!」なんて事を掲げて居るわけでもないので、正義の皮をかぶってるわけでもないと思いますよ。 別にマスメディアだけでなく、なんでも「無条件に信用」というのはよくないと思うわけで、自分も含めて、報道を見る側がそれをちゃんと心得て居るとは必ずしも言えないのにも問題がある気もしますね。
お礼
なるほど、会社ですか。そういってみると彼らの報道の仕方もそれほど不当ではないような気もします。そういった見方はあまり考えなかったですね。 報道される内容のプロではないと言う言葉には目から鱗が落ちました。 >自分も含めて、報道を見る側がそれをちゃんと心得て居るとは必ずしも言えないのにも問題がある気もしますね。 確かにそうですね。考えてみると、彼らも競争がありますからやはり利益こそを最優先する姿勢は間違ってはいませんね。 ただ、言った舌の根も乾かぬうちに矛盾した報道をすると言うのが気に入らないのですが、彼らも人間ですし、それ以上に違う人間が記事を書くのですから多少の矛盾はそんなものだと割り切ることも必要です。 新しい見方をいただきました。ありがとうございます。
- akizuki_dti
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>知らず知らずのうちにマスコミの考えに流されることが多いのも事実です。 確かにその通りですね。 例えば、太平洋戦争。 未だにアメリカ人は、「パールハーバーはだまし討ちだ」と言っていますが、その後の文書などから「ルーズベルトは攻撃があることを知っていた」事がわかった訳です。 国際法上、ルール違反になったことは事実ですが、「知っていて攻撃を受けた」ことが果たして「だまし討ち」と言えるのか、はなはだ疑問です。 今回のビン・ラディンとの戦闘行為だって、自国の利益を確保するために、タリバンと話し合っていたが、「それじゃ話しにならない」と言われて、アメリカお得意の恫喝をしたところ、相手が国家もどきだったために、「やられる前にやってしまえ」とあのような行為に及んだ可能性は有るわけです。 やった行為自体は、話にならないほどアホな行為ですが、そうさせてしまったアメリカにも責任の一端がある、と思います。 ただ、どうしても、0or1で考えないと、収拾がつかないのも事実で、よりアホな行為をいた方が、結果的に悪者になる、ということではないでしょうか。 流されないように生きていくのはとても大変ですよね・・・
お礼
パールハーバーの話題が出他の出思い出し他のですが、以前友人は、アメリカに行ったら一人のアメリカ人に、パールハーバーに対して土下座して謝れ、と言われたらしいです。(なぜか『土下座』の部分だけは日本語で言ったらしいです。そのアメリカ人は) それ以来、友人はあれだけ大好きだったアメリカが大嫌いになってしまいました。 その気持ちはわかるのですが、たった一人のアメリカ人に言われたことでアメリカ全部が嫌いになるのも流されるということなんでしょうか。 この間にも、新聞に『世界の潮流に乗れ』と言った記事が載りました。これも、用は世界の情勢に流されろといった意味なのでしょうね。 自分が間違っていても考えを曲げない頑固な人はいただけませんが、流されまくるという生き方もどうも…… そもそも集団で生きる人間は、他人に流されない生き方は無理なのかもしれませんね。それが悪い面だけではないでしょうが、本当に難しいですね。 ありがとうございました。
こんにちは。 笑われるかも知れませんが、私は子供の頃 「マスコミ関係(新聞社、TV関係)の仕事をしているのは 超エリートで、選ばれた人なんだ」と思っていました。 何しろ、全国民を相手にした仕事な訳ですから。 しかし、自分が大人になってみると、それが「幻想」であった事を知らされました。 最近では「自分より若いアナウンサー」を見て「コイツら、馬鹿だな」 なんて感じながらニュースを見てます。 マスコミって、どうでもイイような事に一生懸命になってますよね。 「生中継」とか「独占インタビュー」とか。 視聴者は、そんな事を重視していないという事に気付いてないんだと思います。
お礼
確かに、生中継や独占インタビューを重視しているかのような報道が多いような気がします。 他社との競争があるから、仕方がないのかも知れませんが。生中継に関しては報道がいち早く伝わると言うことで重視してもよいですが、独占と言うところを強調するように言うのはちょっと首を傾げるところがありますね。 ありがとうございました。
- tweetie
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本当に、松本サリン事件の時の衝撃以来、何事も報道されていることには猜疑心を持って接するようになってしまいました。万が一違っていても、娯楽としてスマされるような情報ならともかく、深刻な社会問題などに関しては、何を手がかりにして良いのか分からなくなっています。 最近のテロ事件の報道に関しても、原文(といってもテロリストと断定されている人たちの言語を英語に直したものですが)では、決して彼等の所行と断定しない、可能性だけを孕んだ表現になっている言葉を、日本語では平気で「彼等がやった」としか取れない表現の報道になっていたりしました。英語も、言語に忠実かどうかが分からないため、何が真実なのか・・・・。これが世界的な情報操作だとしたら、恐ろしいことですよね。少なくとも、誘導的なことは行われていたような気がしてなりません。たとえ、今の報道内容が真実だとしても、私たちの判断材料の多くが彼等の情報であることを考えると・・・恐ろしいですね。 マスコミは、判断材料の一つであり、道具のようなものだと思います。道具が悪かろうと、優れていようと、使い手(私たち)によってはその優劣も入れ代わろうという物。全ての事件を実際に目の当たりにすることは不可能。せめてできることは、頭から過信することは避け、慎重に使いこなす術を身につけなければと心しております。
お礼
No1のakizuki_dtiさんと同じく、お早い回答です。 マスコミは材料のひとつですか。わかってはいるんですが、しかしマスコミの流す情報量は半端ではないため、知らず知らずのうちにマスコミの考えに流されることが多いのも事実です。 個人で気をつけて判断するしかないんでしょうね。ありがとうございました。
- akizuki_dti
- ベストアンサー率29% (21/72)
私は、話半分で聞いています。 理由は、自分で、その情報が正しいか、間違っているか等の判断をするための材料を集めきれないからです。 ただ、雪印の様に、大量に他人を傷つけておいて、「俺は寝てない」などと失言してしまった社長は、気の毒にはおもいません。 雪印本体がバカをやったおかげで、末端組織が被った被害には同情しますが。 一人一人は良い人でも、外務省を見ていればわかるように、「組織の一員」となれば、枠にはめられ、悪いことでも平気でやってしまう訳です。 何が正しくて、何が悪いのか、0or1で世の中は渡っていけない・・・ということです。 国民が、「サッチーとミッチーの熟女バトル」などという低俗な争い毎を楽しんでしまうようでは、マスコミが真っ当な姿になることはないでしょう。 望まれもしないことをやっていたんでは、潰れてしまいますから。
お礼
凄まじく早い回答で驚きました。 確かに、自分でそれが正しいかの判断材料を集めることは大変ですね。 雪印の件に関しては、書き込みが足りませんでした。自分も社長には同情していません。 >何が正しくて、何が悪いのか、0or1で世の中は渡っていけない そのとおりですね。ただ、どうしても人間は二者択一で物事を見がちですから。 ありがとうございました。
お礼
他社との競争がなければ北朝鮮や旧ソ連のようになってしまう。 その通りですね。ほかの方も仰っていますが、競争がなければつまらない報道になってしまうでしょう。 >「取材者が世に出したいもの」と「プロデューサー(あるいは編集者)が世に出したいもの」が乖離していることでしょうか そういえば、韓国の新聞がやたら反日的なのは、日本に友好的な四十以下の若い記者が親日的な記事を書いても、上司がそれを蹴るので結果的に韓国の新聞は総じて反日色が濃い、ということらしいです。世代のギャップというものもあるんでしょうね。 >ikazutiさん、それでも私は言いたい。「マスコミを信用して下さい」と。 >インターネットの情報は、今のマスコミよりも、もっと信用できない情報ばかりです。 >「信用できない」と嘆いているばかりでは、進歩はないと思いますよ。 自分も事実まで疑っているわけではなく、報道の矛盾や大げささに嫌気がさしているだけで報道内容はちゃんと信じてます。 というか、それを信じなければ生きていけないですし。 インターネット上の記事はあまり信じてません。そういう考えの人もいると言った観点から見ているので安心してください。 報道の経験者殻のご意見ですので、真摯に受け止めたいと思います。 貴重なご意見、ありがとうございました。