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日本株高なのに円安とは?
現在日本株は好調に推移していますね。 これは個人トレーダーの台頭が一員といわれますが ファンダメンタルズからみれば納得できます。 ところで海外投資家も積極的に参加しているようですが、 彼らが日本株を買うときに必要な円を調達すると 円高になりそうですが、逆に円安に推移しています。 これはなぜなんでしょうか? 一応そのような流れはあるものの、別の大きな要因で 円安に傾いているということなんでしょうか?
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下手な経済学部卒業の人より、よほど経済感覚のある質問だと思います。経済は刻々変わっていきますし、後で理由は付けられるものの、その時点で的確な判断をすることはかなり難しいといえます。(それが出来ていれば、バブルの崩壊など、起きていなかったでしょう。)ですから、以下のコメントは私の個人的現時点での判断です。 一言で言えば、一時的現象いっていいでしょう。長期に続く状況とは考えられません。株式が好調で海外からの投資が増えれば、円高基調になるというのが普通です。 ではなぜ?という理由ですが、次の4つが要因となっていると思われます。 1.日本の国債残高が膨大で、政府はインフレを容認している。(消費税をアップして国債を減らす正攻法を選挙で勝ちたい自民党はとらないと思われ、必然的にインフレとなる。)インフレは通貨の値打ちが下がるわけで、長期では金利を上げない限り、円安に向かう。 2.日本のゼロ金利と通貨供給過多。(デフレ対策で通価供給は異常なほど増えています。) 3.バブル経済とその後の株価不振の記憶が残ってい人は日本株式に投資しない。 株式市場の株価値上がりの主役は、 1、短期投資の外国資本。いつでも売りに転じて資金を撤収できる体制が出来ている。 2、バブルで大損を経験していない30~40歳台の個人投資家(小金持ち)。ネット取引の一般化で急増。 反対に50歳台以上の個人投資家(大金持ち)や企業は、バブル期の不要株式の売り払いが、この高値でやっと出来たわけで、長期で見ればインフレによって価値の下がる円で再投資するより、円・ドル・ユーロの3つの通貨でバランスよく持っている方が、リスクヘッジできるでしょう。 現在の日本のゼロ金利政策の下では、日本の大金持ちや優良企業の資金の投資先が、日本国内にはないといえます。 1.日本の土地・株式には投資したくない。(既に投資していて持っている。これ以上増やしたくない。やっとバブルの頃の過剰投資を減らして、正常になったところである、が本音。) 2.貸しても金利がつかない。 3.これから、人口の減る日本に投資するより、海外投資のほうがうまみがあるのではないか。 などの理由により、長期の国内資本が海外へ流失していると考えています。
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- sudacyu
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No4です。疑問にお答えして。 30年に渡って株式の個人投資をしている経験から個人的見解を述べます。 円高の意見の言うエコノミストも居ましたが、私は全く信じられませんでした。 ゼロ金利・巨額の国債は円安にはなっても、円高にはなりようがないと考えています。日銀が公定歩合を引き上げない限り、この基調は続くと思います。 私個人の資産・株式運用について。 このところの高値で、9.11以後に買った安い株式の売却利益で、バブル期の塩漬けになっていた株式の損失を埋め合わせできるため、持っている株数を大幅に減らし現金化しました。 ところが、今買える株がない(長く投資している者の目から見ると、どの株もみんな高値圏と思えます。) 個人的には、小泉政権による日本・アメリカの一体化が進んだため、ユーロに投資しようかと考えています。(もっとも、ユーロも最高値。どうしようか・・・^^;)
- tetlis-gm
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株高なのに円安なのは外国人が日本株を買う際に外貨両替をせずに日本の銀行からお金を借りているからです。 なぜなら、円に両替するより日本でお金を借りたほうが得だからです。 例えば今のアメリカの金利は4%あるので銀行に預けておくだけで、利息がつきますが円に両替してしまうと、金利が入ってこなくなってしまいます。 そして、日本の銀行からお金を借りた場合2%の金利の支払いですみますので 両替して4%の金利が入ってこなくなるより、借りて2%の金利を支払ったほうが 得ですので外人は両替をしません。 だから為替相場に影響がでないのです。 他の世界の主要国の金利を見てみても、日本の銀行から借りたときの金利より 利息のほうが高いのでほぼ世界中の人がこの方法を取っていると思います。 ユーロ :2.25% イギリス :4.50% オーストラリア:5.5% カナダ :3.25% ニュージー :7.25% 外国人にとっては円を買う=利息を支払うと同義ですので 円を買いたくない→円安 という流れになっています。 来春にアメリカの利上げがストップしたら円高に移行すると言われていますが 4.75%になるであろう金利を放棄して金利ゼロの日本円を買おうとは思わないと 私は考えています。日本がゼロ金利をやめない限り、円安は続くと思います。 また、円安になれば日本株も安くなるので株高も続くと思います。
- Broner
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日本株高なのに円安とは?海外投資家も積極的に参加しているようですが、彼らが日本株を買うときに必要な円を調達すると、円高になりそうですが、逆に円安に推移しています。これはなぜなんでしょうか? 回 答 あなたの仰るとおりです。私も疑問に思って、知り合いの為替ディーラーに聞いてみました。その答えは、次のとおりです。 「外人買いは、日本の銀行から(金利年2%位で安いので)金を借りて、株を買っている。」と言っていました。 日本の政府の財政破綻に備えて、株買と日本円の債務とで相殺する心算でしょう。損はしないように行動しています。見習うべき点が多いと思います。
- accel1972
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株式市場と為替の関係について おっしゃるように海外投資家が日本株を買う場合当然円を調達する必要がありますから、円高の圧力があることは確かです。 しかし正確な数字は挙げられないですが、為替市場=債券市場と日本の株式市場とでは圧倒的に為替市場の方が大きいです。海外投資家が日本株を買うために円を買うぐらいのことでは為替相場にさほどの影響は与えないと考えられています。 円安に動く要因について 相場が動く原因は端的に参加者がそう動いているからです。この場合ドルを買う人が「今は」多いからです。 ではなぜ今ドルを買う人が多いのか。後付けの理由でよければということですが、アメリカは好景気で利上げ局面にあり日本との公定歩合の差が拡大傾向にあるからと一般には言われています。 公定歩合の差と言って、この10年間ずうっと日本は超低金利だったわけですから、ついこの前までの為替やなぜいまさらそんなことを言うかという疑問を説明することはできないですが。
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回答ありがとうございます。 私も為替水準を決める材料としては 両国の金利差とスタンス(上下の方向性)が最も要因として 多きいと思います。 ただ金利に対して敏感に為替に反映する場合と 鈍感な場合があります。 鈍感な場合、金利以上の為替材料としては何が一番大きいでしょうか?
日本株や日本から商品を買うために円が必要だ、といった「実需」は、「こっちの通貨が上がりそうだから買う」といった投資・投機目的の売買の数十分の1でしかないそうです。 つまり、為替レートは、実需よりも思惑で上下するということらしいです。 円安は、原油高・国際緊張・米金利の上昇などで説明がつきますよね。 いまの株高を演出しているのは、もっぱら国内の個人投資家で、外国人買いの影響は小さいのではないでしょうか? 最近は一般の日本人も、「これからは年金に頼れない。資産運用しなきゃー」と考え、株や外貨などリスク資産に目を向け始めたようです。 日本経済の先行きに不安を感じる人が、外貨投資を始めれば、円安を加速する。 インフレ到来に不安をもった人が株投資を始めれば、株高になる。 ・・・両方いっしょに起きることだってあると思います。 見当はずれだったらすいません。
お礼
回答ありがとうございます。 円安要因としては強弱あるものの、 強に対しての思惑がレバレッジとして 円安に傾いているのでしょうか? 材料としては当然必要ですが、投機で大きな流れを 作っていそうな気がします。自身はないですが・・。
- maho-maho
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かなりあいまいな記憶で申し訳ないです。 アメリカが行なっている経済政策で企業に対する優遇措置があるらしく、今年いっぱい有効なもののようなんです。 米ドルで売上を計上したら特典があるとかそういう感じです。(本当にあいまいで申し訳ないです) テレビに出ていたアナリスト(?)は来年始めはまだ高く推移し、次第にドル安になっていくのではと言っていました。 経済政策は今年いっぱいなのに来年も高く始まるということは他にも理由はあるんだとは思います。
お礼
回答ありがとうございます。 はい、本年限りの資金還流の優遇税制のことは知っています。 これはドル回帰でドル高要因で、結構エコノミストも 指摘していました。 ただ要因としては限定的との意見が多く。 もっと大きな力がはたらいているのでは?と考えた次第です。
円安だからこそ海外の株投資が日本に流れ込んでいるのではないでしょうか。 国内景気や国債発行残高などを考えると円は弱含みで推移しそうですが(外れたらごめんなさい)、今後の構造改革や景気回復を見込んで先行投資しているのだと思います。
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回答ありがとうございます。 安いときに仕込む!これが鉄則のようですね。
お礼
回答ありがとうございます。 要因としては円安の下地はあるのでしょうね。 一つ疑問なのは今年の初めまでは逆に円高の 予想が専門家では多かったと記憶しています。 理由はそれぞれですが、米国の双子の赤字なんかがピックアップ されていましたね。 ドテンとはいいすぎですが、今年後半から急激に円安に傾いています。 為替材料がこんな短期間に変化するものでしょうか?