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有線の周波数帯域とは?
- 有線通信における周波数帯域について調査中です。ADSLやCATVインターネットについても知りたいです。
- 周波数や周波数帯域の意味は理解していますが、ケーブル内の信号がどの周波数帯域を使うかについてイメージが湧きません。
- ADSLやFTTHでは広い周波数帯域を利用していますが、なぜ広い帯域が必要なのか疑問です。光ファイバーやCATVインターネットの帯域幅も知りたいです。
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無線伝送と考え方は変わりません。 無線はある周波数の電波に、メタルケーブルはある周波数の電気信号に、 光ファイバはある光の波長(=周波数)に情報を載せているだけですから。 周波数=電波ではなく、 周波数=一秒間にどれくらい振動しているか、なので電波でも、光でも、電気でも、それこそ空気の振動としてでも伝えることができます。 ただ有線ですと、ほかの信号との干渉をあまり気にしなくてよいというだけです。 もうちょっとわかりやすく説明すると、 音声信号でもデジタル信号でもそれをフーリエ変換によって正弦波に分解してしまうことができます。 これがこの分解されたすべての正弦波の周波数を含む周波数帯域が、 この元の信号を送るのに必要な周波数帯域ということになります。 で、これをそのまま送るのは伝送路(無線や有線)の性質や用途によっては無駄が多いので、 いろいろと処理をしてやります。 変調や多重化という処理です。 有線の場合あまり制約が少ないので、そのまま送ることも可能なのですが、 無線の場合、これを利用する機器は同じ伝送路を使っているのと同じですので、 周波数をかぶらないようにしてやることで混信しないようにしています。 (周波数多重化。たとえば音を送るには20Khzの帯域があればいいので、 0~20KHz、20~40Khzというように20KHzごとで区切ってやれば、たくさんの音を同時に送ることができる) これがチャンネルとか、ラジオの周波数とかの意味です。 そして周波数帯域と伝送速度の関係ですが、 結果だけを言うと2倍の速度で伝送をしようと思うと、2倍の周波数帯域が必要になります。 (ほかにも高速化する手法はありますが) そしてケーブルはその種類によって、伝送可能な周波数帯域が違い、 対線ケーブル<ツイストペアケーブル<同軸ケーブル<<光ファイバ の順に広くなります。
お礼
大変丁寧な回答をいただき、ありがとうございます。 >そしてケーブルはその種類によって、伝送可能な周波数帯域が違い、 ケーブルによって速度が変わることはわかっていましたが、周波数帯域が違うという考え方はできませんでした。 速度が周波数帯域の広さに比例するということなので、そういう意味になるんですね。 まだ完全に理解していませんが、なんとなくわかったような気がします。 感謝いたします。ありがとうございました。