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植物はオシッコやウンチをしないのですか。
あまり、いい質問ではないかも知れませんが、動物は、みんな、食べた物の消化の残りかすをウンチとして排出しますよね。 ただ、食べ物の残りだけでなく、体細胞の代謝で出来たさまざまな物質も、尿として、排出していると思います。 植物も生きているわけなので、当然、何か、老廃物のようなものが出てしまい、それを体外に出す機構があると思うのですが、どうなっているのですか。 また、そういうものが、一年草が宿根草にならない理由ですか。 また、多くの宿根草が、数年で植え替える必要性がある理由でしょうか。 もし、そうなら、なぜ、木は、植え替えの必要がないのでしょうか。
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植物は老廃物を細胞内の液胞にためます。動物の場合は原則、死んだ細胞は分解され、新しい細胞が置き換わりますが、植物では組織が死んでも細胞はそのまま残りますので、老廃物は再吸収されません。例えば樹木では生きている細胞は周辺部だけで、真ん中のあたりは皆死んだ細胞です。そしてもちろん、葉や細根などは順番に枯れて、落ちていきます。これらがおしっこに相当するとお考え下さい。うんちは食べ物の残渣ですから植物ではできません。 マングローブを作るヒルギの仲間は古い葉に塩分を輸送(転流)して、落葉として外に排出します。潮水に適応した、積極的に排泄していると見なせる例です。 一年草は環境の激しい変化に適応する戦略です。寒い時期や他の植物が繁茂する時期には競争するだけ無駄なので枯れてしまって、大量に作った種で次のチャンスを待つのです。喩えるなら「海の家」的経営戦略です。 宿根草を植え替える必要があるのは鉢の容積が限られているためです。腐った根や生きた根が一杯に広がってしまい、成長の余地がなくなるのです。木との違いは、地植えする場合は根圏の制約が少ない(宿根草も原産地の環境では植え替えを必要としません、当然ながら)、ということと、宿根草の多くは株分かれして増えていく性質を持つ点でしょう。
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- japonicus
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> 植物のもっとも基本的な生命活動は光合成なので と、書かれていますが、そうでもありませんよ。 光合成だけじゃ成長できないわけですし、基本的な生命活動としては“呼吸”の方が重要じゃないでしょうか。植物は常に呼吸しています。光合成するのは光が当たっているときだけです。 ・光合成=光を使って糖と酸素を作る。 ・呼吸=酸素を使って糖からエネルギーを取り出す。 葉には気孔という穴があって、ここからガスを出し入れしていますね。 > そういうものが、一年草が宿根草にならない理由ですか。 そうとは言えません。植物もいろんな種類・生態のものがいますから。植物の本体を残して越冬するか、もしくは種子などの状態で越冬するか、その他、どういう方法を選ぶかは生き残り戦略上の違いだと思います。 > 多くの宿根草が、数年で植え替える必要性がある理由でしょうか。 > もし、そうなら、なぜ、木は、植え替えの必要がないのでしょうか。 この辺になってくると、ガーデニング的な問題でしょうか。 土中の栄養分に原因してるんじゃないですかね? 自然生態系の中では植え替えの必要が無い程度に生育環境が維持されているけれども、人工飼育下では生態系を再現することができないので定期的な植え替えが必要である、という事でしょうか。
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ありがとうございます。確かに、光合成だけでなく、呼吸と言う面がありました。 考えてみれば、動物は動くことにより、筋肉内でのエネルギー消費が激しく、その代謝系で老廃物が多く生み出されるのですね。 植物は、そう言ったことがないから、老廃物の性格が元々違うのかと思いました。
- 6dou_rinne
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動物のような排泄物はありませんが、廃棄物は出しています。大部分は気体として排出していますが、そのほかに、落葉のように要らなくなった部分を廃棄する場合もありますし、死んだ部分も抱え込んだままという場合もあります。
お礼
レスありがとうございます。 植物のもっとも基本的な生命活動は光合成なので、光合成が行われる葉の部分で、不要物も最も多く生み出され、もっとも排出に便利な気体として、やはり、葉から排出されていると言うことですか。
お礼
>植物は老廃物を細胞内の液胞にためます。動物の場合は原則、死んだ細胞は分解され、新しい細胞が置き換わりますが、植物では組織が死んでも細胞はそのまま残りますので、老廃物は再吸収されません。 よく分かりました。これが大きな違いだったのですね。